夏のランニングは、暑さや汗、紫外線、まぶしさなど気になることも多く、何も対策しないと体調不良や思わぬトラブルにつながりかねません。
夏でも気持ち良く走るためには、夏ならではの悩みを対策できる機能的なランニングウェアや小物を準備しておきましょう。
この記事では、夏のランニングウェア選びで注目したい機能性、あるとうれしい小物やメンズにおすすめの商品を紹介します。
夏のランニングには機能的なウェアと小物の用意が必須!
気温が高く日差しも強い夏のランニングは体調不良を引き起こす可能性があるため、きちんと対策をすることが重要です。
日本の過去最高気温は41.1℃(2023年4月時点)で、2022年7月には観測史上初めて全国の6地点で最高気温40.0℃以上の猛暑日を記録するなど、地球温暖化の影響もあり近年日本の夏の暑さは深刻化しています。
また、気温以外に地面からの照り返しや湿度も体調不良の原因とされており、それらをもとに算出されるのが暑さ指数(WBGT)です。
暑さ指数が28以上になると熱中症の発症率が増加するうえ、各都道府県内のどこかで33以上を観測すると、熱中症の危険性が極めて高いと判断され、国民へ予防行動を促す熱中症警戒アラートが発表されます。
夏にランニングを行う際は、暑さ指数を確認し猛暑日を避けたり、熱中症警戒アラートが発表されている場合は走るのを控えたりするほか、機能的なウェアや小物を用意しておくことが大切です。
夏に適したランニングウェアや小物は、暑さや紫外線、湿度などが対策できるような機能性が備わっており、着用することでより快適に走ることができるでしょう。
夏のランニングウェア・小物選びで注視したい機能性
夏のランニングは、ウェアや小物の機能性にこだわることで、暑さや紫外線といった夏ならではの悩みを軽減しながら快適に行うことができます。
まずは、夏のランニングウェア選びの際に注目したい機能性をいくつか紹介します。
吸汗速乾性
ほかの季節と比べて多く汗をかく夏には、吸汗速乾性のある素材を使ったウェアが適しています。例えば、乾きやすさに加え、軽量でシワになりにくいポリエステル素材がおすすめです。
汗が乾きにくいものだと、濡れた衣服が体に張り付いて動きにくくなるうえ、長く着用していると体が冷える原因にもなります。
吸汗速乾性があるものを選ぶことで、汗をかいてもサラサラとした肌触りが期待でき、気持ち良く走ることができるでしょう。
通気性
少しでも涼しくランニングを楽しむには、通気性の高さも注目したいポイントの一つです。
網目状に編まれているメッシュ生地は、風通しが良いだけでなくストレッチ性に優れているものも多く、夏のスポーツシーンに活躍します。
また、長時間走るときは、衣服内に外気を取り込み換気を促すベンチレーション機能が備わっているかもチェックしてみましょう。
UVケア機能
夏は特に紫外線が強く、対策せずに長時間浴びると皮膚が炎症を起こしたり、長年浴び続けていればシミやシワ、たるみなどにつながる可能性もあるので、UVケア機能にはこだわりたいところです。
繊維製品におけるUVケア効果の高さは、紫外線を遮断できる割合を指す「紫外線遮蔽率」と、衣類が紫外線をどのくらい防ぐかを示す「UPF(紫外線保護指数)」の数値によって判断できます。
紫外線遮蔽率はパーセンテージ、UPFは15~50、50+の数値で表記され、どちらも数値が大きいほど効果を期待できます。
抗菌防臭機能
汗の臭いが気になる人は、抗菌防臭機能のある素材を使用しているかどうかも確認しておきましょう。
例えば、ポリエステル素材には吸汗速乾性に加えて抗菌防臭機能が備わっているものもあるので、より繊維上の臭いの発生を抑えることが期待できます。
接触冷感機能
蒸し暑い夏にぴったりな機能性が、接触冷感機能です。
接触冷感機能は、汗によるベタつきや不快感を抑えるため、熱伝導率の高い繊維を使って熱を奪い、涼しさや冷たさを感じさせる特徴があります。
特にレーヨンやキュプラ、ナイロンといった素材が接触冷感に優れています。さらにメッシュ生地であれば通気性も良く、より涼しい状態で走ることができるでしょう。
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夏のランニングで使用したいメンズにおすすめの小物
暑い中でランニングを楽しむためには、ウェア以外にも夏に適した便利な小物を活用してみましょう。続いては、夏のランニングで使用したい小物を紹介します。
キャップ
特に日差しが強い夏に屋外でランニングをするなら、頭や顔まわりをカバーしてくれるキャップをかぶるようにしましょう。
日光が当たる暑さやまぶしさを軽減してくれるのはもちろん、汗止めバンドが付いたキャップであれば顔に汗が流れ落ちにくくなります。
また、ランニング中にかぶるキャップは、蒸れにくいようメッシュ素材が使われていて通気性が高いものや接触冷感機能が備わったものがおすすめです。
そのほか、高機能かつデザイン性にも優れたおしゃれなものもあるので、ランニングウェアとのコーディネートを考えて選ぶのも良いでしょう。
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サングラス
日差しが強い時期は、サングラスを装着することも大切です。
まぶしさを軽減する目的もありますが、紫外線は目からも吸収され、紫外線角膜炎や翼状片、白内障の原因にもなり得るので、目へのダメージを抑えるためにもサングラスを活用しましょう。
また、一般的なファッションサングラスではなく、UVケア機能付きのものや曇りにくいもの、スポーツ用の目元を覆う形のものなどが望ましいです。
曇り止めサングラス
ネッククーラー
首元には多くの血管が通っており、ネッククーラーを活用して首元を冷やせば、冷やされた血液が循環して全身を効率良くクールダウンすることができます。
なかには水に濡らせばその場ですぐに使えるタイプもあり、ランニング時に持ち運んでおくと便利です。
また、ストッパーやボタン、マグネットホックなどで留められるものなら、走っている最中もずり落ちたり外れたりしにくく走りに集中できるでしょう。
コアクーラー
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ランニングバッグ(ランニングポーチ)
ランニングバッグは、走りやすいようにハンドベルト付きで手に着用するタイプや腰に巻くウエストポーチタイプ、小型のバックパックタイプなど豊富に販売されています。
スマートフォンやタオル、飲み物、行動食などを持ち運ぶことができますが、1つにすべて入れると重くなったり揺れてしまったりするため、いくつか用意して使い分けるのもおすすめです。
また、生地に防水素材を使用したものや簡易止水ファスナーを搭載したものであれば、急に雨が降ってきた場合でも中が濡れにくく便利でしょう。
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塩分補給サプリ・塩飴
汗は体内の水分だけでなく塩分も排出するため、水分に加えて塩分も補給するように意識しましょう。
塩飴や塩分補給サプリは、ドラッグストアやコンビニで気軽に購入できます。常時、いくつか備えておくと良いでしょう。
夏のランニングはウェアや小物で暑さ対策をして快適に走ろう
今回は、夏に便利なランニングアイテムの機能性やおすすめの小物を紹介しました。
暑い中何も対策せずランニングをすると体調不良を引き起こす可能性があるため、水分や塩分補給はもちろん、夏に適した機能性が備わったウェアや小物を身に着けることが大切です。
今回紹介したおすすめの商品を参考に、夏のランニングにぴったりのウェアや小物をそろえて暑さ対策をしながら快適に走りましょう。