メンズシャツは、ビジネスシーンでもプライベートでも着ることができる定番アイテムの一つです。
メンズシャツと言ってもさまざまな種類があり、1枚で着る以外にもいろいろな着こなし方ができるため、何枚かそろえておくとコーディネートの幅を広げることができるでしょう。
この記事では、そんなメンズシャツをテーマに、種類や選び方、おすすめのブランドを紹介します。
メンズシャツの種類
まずは、メンズシャツにはどのような種類があるのか、定番のメンズシャツについてそれぞれの特徴を紹介していきます。
Tシャツ
Tシャツとは、襟が付いていないシャツのことを指し、服を平らに広げた際にシルエットが「T」の形になることからTシャツと呼ばれています。
メンズTシャツは、夏は1枚で着て冬はインナーとして着るなど、年間を通して活躍するアイテムです。
クルーネックやラウンドネックのほか、Vネックやボートネックなど首まわりのデザインで種類があり、綿(コットン)や麻、ポリエステルなどの素材が使われることが多いです。
ポロシャツ
ポロシャツとは、表面に凹凸ができるように編み上げられた鹿の子編み素材でできた生地のシャツを指します。
元々はスポーツウェアとして作られたシャツのため、通気性が良く、汗をかいても蒸れにくくサラッとした肌触りが続きやすいものもあります。
ポロシャツには襟が付いているのが特徴で、テニスやゴルフなどのスポーツウェアとして着用されるほか、タウンユースやビジネスシーンでも活躍します。
ワイシャツ
ワイシャツとは、スーツのジャケットの下にインナーとして着るシャツのことを指します。メンズワイシャツは襟付きの長袖が基本ですが、最近ではクールビズに伴って半袖ワイシャツも増えてきています。
長袖のワイシャツはネクタイ着用がスタンダードであるのに対し、半袖ワイシャツはノーネクタイがスタンダードです。
また、ワイシャツは適度に光沢のあるブロード素材が使われているものが多く、ビジネスシーンでの着用が一般的なシャツです。
ノーカラーシャツ
ノーカラーシャツは、文字通り襟(カラー)の付いていないシャツのことを指します。
襟が付いていないと言ってもTシャツとは種類が異なり、ノーカラーシャツは前開きになった野球のユニフォームのようなデザインをしているのが特徴です。
メンズのノーカラーシャツは首元がすっきりとしたデザインとなっており、1枚で着るだけではなく羽織りものとして着たり、インナーとしてコーディネートに取り入れるのもおすすめです。
ビジネスシーンやフォーマルファッションよりも、タウンユースやアウトドアコーデに活躍します。
ワークシャツ
ワークシャツは、元々は作業用に使われていたシャツや作業服をモチーフとしたシャツのことで、左右に大きなポケットのあるデザインと丈夫な作りが特徴です。
メンズのワークシャツはシルエットが少しルーズなためラフな印象になりやすく、襟付きであってもビジネスシーンやフォーマルファッションには適さない場合もあります。
タウンユースやアウトドアコーデに取り入れましょう。
メンズシャツの選び方
メンズシャツは種類もデザインも豊富に展開されているため、どんなシャツを選べば良いか迷ってしまうという人も多いでしょう。
そこで続いては、メンズシャツの選び方について紹介します。
袖丈の違いで選ぶ
メンズシャツには長袖や半袖、7分丈などさまざまな袖丈がありますが、袖丈の長さは着るシーンや季節に合わせて選ぶことが大切です。
例えば、ビジネスシーンでメンズシャツを着る場合は長袖のワイシャツが基本となりますが、最近はクールビズで半袖シャツの着用が認められている職場も多いため、職場によっては半袖シャツを選ぶのも良いでしょう。
また、スポーツやアウトドアでメンズシャツを着るときは、季節や気温に合わせて過ごしやすい袖丈を選ぶのがおすすめです。
素材の違いで選ぶ
メンズシャツは、素材の違いでコーディネートの雰囲気を変えることができます。
例えば、麻や綿(コットン)といった自然素材は柔らかい雰囲気のコーディネートになり、爽やかな印象を与えることができるでしょう。
ワイシャツに使われるブロード素材は光沢感があり、きちんとした印象のコーディネートを作りたいときにおすすめです。
また、メンズシャツは同じようなデザインであっても、素材によって着心地やお手入れのしやすさが大きく異なります。
例えば、汗を吸収しにくく肌にまとわり付きやすいものや、シワになりやすいものもあるため、日常的に着るメンズシャツはお手入れしやすく着心地の良い素材を選ぶのがおすすめです。
織り方の違いで選ぶ
メンズシャツは生地の織り方によっても、コーディネートの雰囲気や着心地に違いが出る場合があります。
例えば、オックスフォード織りのメンズシャツは、縦糸と横糸を平行にそろえて織ることから組織が粗く、厚めの丈夫な仕様となっています。
やや見た目がスポーティーな織り方となるため、カジュアルなコーディネートに役立ち、さらには通気性にも優れているので夏でも快適に過ごしやすいでしょう。
対して、ワイシャツに使われるブロード織りは、糸が細く滑らかで柔らかく、艶のある仕上がりとなります。見た目もシンプルですっきりとしているので、フォーマルな場面に適しているでしょう。
機能性で選ぶ
メンズシャツを選ぶときは、通気性や吸汗速乾性、ストレッチ性などの機能性にも注目しましょう。
機能性に優れたメンズシャツは快適な着心地を保てるだけではなく、お手入れしやすいため、汚れが付きやすいスポーツやアウトドアシーンにも適しています。
また、吸汗速乾性やクーリング機能の備わったメンズシャツは、汗をかきやすい夏場におすすめです。
サイズ感で選ぶ
メンズシャツを選ぶときは、サイズ感も大切です。
サイズ感の合わないメンズシャツを選んでしまうと、コーディネートによってはルーズな印象を与えたり、スタイルのバランスが悪く見えてしまったりすることがあります。
メンズシャツのサイズ感は、コーディネートの仕方によって変えていきましょう。
例えば、きちんと感のある印象を与えたいときはジャストサイズのシャツを選ぶときれいめコーデが作りやすく、羽織りものとしてメンズシャツを取り入れる場合は、ゆとりのあるシャツを選ぶと動きやすいためおすすめです。
季節感で選ぶ
メンズシャツは、季節に合わせて選ぶことも忘れてはいけません。
なかには1年を通じて着用できるメンズシャツもありますが、同じシャツを着る場合も季節に合わせてコーディネートを変えていくことでおしゃれな着こなしになるでしょう。
デザイン性で選ぶ
メンズシャツを選ぶときは、デザイン性も重視しましょう。
特にメンズシャツは、襟の有無や形によってコーディネートの雰囲気が変わるため、カジュアルシーンとビジネスシーンで使い分けるなど、襟のデザイン性にはこだわっていきたいところです。
また、柄もののメンズシャツは個性的な印象を与えることができるので、ほかの人とは被らないコーディネートを楽しむことができるでしょう。
ただし、派手な柄ものシャツは着回ししにくい傾向にあるので、着回しを重視する場合はシックな印象のあるモノトーンのシャツを選ぶのもおすすめです。
ブランドから選ぶ
メンズシャツは、好きなブランドから選ぶのもおすすめです。メンズシャツは定番アイテムのため、さまざまなブランドから販売されていますが、ブランドによって特徴は異なります。
例えば、スポーツブランドやアウトドアブランドの場合では、機能性が高くスポーティーなデザインのもの、アパレルブランドでは麻や綿(コットン)などの自然素材を使ったナチュラルテイストのものや柄ものなどを多く取り扱う傾向があります。
そのため、特に好みのブランドがないという人は、着用シーンに合わせて選ぶブランドを変えてみたり、好きなブランドがあるという人は、シャツ以外のパンツやアウターも同じブランドでそろえると、統一感のあるコーディネートができておすすめです。
メンズシャツを展開するおすすめのブランド
最近のスポーツブランドやアウトドアブランドで展開されているメンズシャツは、スポーツ時やアウトドア時でも快適に着用できるよう機能性に優れているだけではなく、タウンユースを意識したものが増えてきています。
そこで続いては、メンズシャツを展開するおすすめのブランドを紹介します。
どのブランドのメンズシャツを選べば良いか分からないという人は、ぜひ参考にしてください。
DESCENTE(デサント)
デサントは日本のスポーツブランドで、高い商品開発力から多くのスポーツ選手の支持を得ています。
そんなデサントのメンズシャツは、高機能で洗練されたスタイリッシュなデザインが特徴です。
機能性に優れたメンズシャツは、シンプルに着こなすことができるミニマルさが人気で、スポーツだけではなく、普段使いとしても着回ししやすいでしょう。
le coq sportif(ルコックスポルティフ)
ルコックスポルティフはフランス発祥のスポーツブランドで、トリコロールカラーをはじめとした華やかな色合いの商品が多く展開されています。
カラフルで個性的なメンズシャツはもちろん、クラシカルで落ち着いた印象のメンズシャツも販売されているため、幅広い人々から愛されています。
ほかの人とは違ったシャツコーデを楽しみたい人におすすめです。
umbro(アンブロ)
アンブロはモダンなアパレルファッションをアイテムに取り入れた、人気のスポーツブランドです。
スポーティーな要素を残したシャツでありながらも、普段使いしやすいシャツも多いため、カジュアルシーンで活躍します。
また、アンブロのメンズシャツはトレンドを積極的に取り入れて作られているため、流行を押さえたデザイン性の高いシャツがきっと見つかるでしょう。
Munsingwear(マンシングウェア)
マンシングウェアは、ペンギンマークのロゴが印象的なアメリカ発祥のゴルフウェアブランドで、スポーツウェアとしてだけではなく、リゾートウェアとしても親しまれています。
マンシングウェアの商品は、機能美を追求しているだけではなくデザイン性にも優れています。
特にマンシングウェアで人気のポロシャツは、ゴルフなどのスポーツシーンをはじめ、タウンユースとしても着回ししやすく、幅広いシーンで活躍するでしょう。
メンズシャツを使ったおすすめのコーディネート例を紹介
ここからは、メンズシャツを使ったおすすめのコーディネート例を紹介します。
コーディネートに自信がないという人は、ぜひ参考にしてみてください。
白シャツは腕まくりでこなれ感を
メンズシャツのなかでも、白シャツはさまざまなコーディネートができるアイテムですが、白シャツとパンツの組み合わせはシンプルなコーディネートになりがちです。
そのため、白シャツコーデは腕まくりをして少し印象を変えてみましょう。
肘が隠れる程度の腕まくりをすることでこなれ感のあるコーディネートとなり、また腕をたくましく見せる効果も期待できます。
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黒シャツは前開きで羽織り風に
メンズシャツの黒シャツは、合わせるアイテムを選ばずさまざまなコーディネートにも合わせやすいですが、季節によっては重く暗い印象を与えてしまうことがあります。
そのため、特に春夏の季節に黒シャツを着る場合は、黒シャツ1枚で着るのではなく、前開きにして羽織り風に着てみてはいかがでしょうか。
例えば、黒のオーバーサイズシャツと白のTシャツ、ベージュのパンツを合わせると、落ち着きのある大人な印象のコーディネートにすることができるでしょう。
グレーシャツはきれいめに
グレーのメンズシャツは、シャツの主張を抑えた落ち着いた雰囲気のコーディネートに仕上がるため、きれいめコーデがしたいときに役立ちます。
例えば、グレーシャツの上に黒のアウターを羽織り、ベージュパンツを合わせることで、きちんと感のあるコーディネートになるでしょう。
また、パンツを黒に変えると雰囲気が変わり、スタイリッシュな印象のコーディネートになるため、ぜひ試してみてください。
ベージュシャツはデニムと合わせてカジュアルに
ベージュシャツは柔らかみのある印象のアイテムで、ベージュの反対色にあたるデニムとの相性が良いです。
足元には差し色として原色のスニーカーを取り入れて、流行りのスポーツミックスコーデにもするのもおすすめです。
チェック柄のシャツを主役に
デザイン性のあるチェック柄のメンズシャツを着るときは、コーディネートの主役にしてみましょう。
1枚で着るときは、チェック柄に使われている色とパンツの色を合わせるようにすると、チェック柄が浮きにくく、まとまりのあるコーディネートに仕上がります。
また、インナーに無地のTシャツを合わせて羽織りで着ることで、チェック柄を引き立たせるのもおすすめです。
半袖シャツはTシャツと重ね着でアウター風に
メンズの半袖シャツを着るときは、少し大きめのサイズの半袖シャツを選んでアウター風にコーディネートするのもおすすめです。
黒のセミワイドパンツと白Tシャツにオーバーサイズの半袖シャツを合わせることで、流行を押さえた重ね着コーデを簡単に作ることができます。
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メンズシャツは人気ブランドから選んでおしゃれに着こなそう
メンズシャツにはたくさんの種類があり、選び方によってビジネスやフォーマル、スポーツやアウトドアなど、さまざまなシーンで活躍します。
デザインや素材、サイズ感によってもコーディネートの印象が変わってくるため、複数そろえておくとおしゃれの幅が広がるでしょう。
最近では、スポーツブランドのシャツを使って、スポーツミックスコーデをする人も増えています。
スポーツブランドのメンズシャツは機能性だけではなく、デザイン性にも優れているので、ぜひこの機会に人気ブランドでお気に入りのメンズシャツを探して、コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。