メンズ半袖シャツは、夏のファッションに限らず、春や秋にも活躍するアイテムです。1枚だけで着るのはもちろん重ね着をするなど、コーディネートの幅を広げることができます。
この記事では、そんなメンズ半袖シャツの種類や素材、選び方やコーディネート例、人気のブランドを紹介します。
メンズ半袖シャツの種類や素材
まずは、メンズ半袖シャツの種類や素材について紹介します。
半袖シャツは種類や素材によってコーディネートの雰囲気が変わるため、それぞれの特徴を知って、自分の好みのシャツを選びましょう。
ワイシャツ
スーツのジャケットの下に着るようなシャツをワイシャツと呼びます。半袖のワイシャツはノーネクタイで第一ボタンを外して着用することが多く、ジャケットは着用しないのが一般的です。
また、半袖ワイシャツの多くは、縦横に同じ大きさの糸を使ったブロード素材が使われているため、ブロードシャツと呼ばれることもあります。
適度な光沢があるのが特徴で、糸が細くなるほど肌触りが柔らかくなる傾向にあります。
ポロシャツ
ポロシャツは、ニット素材でできた、襟付きで2~3個前立てボタンがある、プルオーバー式のシャツを指します。
半袖ポロシャツは汗をかいても蒸れにくく、サラサラとした肌触りが続きやすいものもあります。普段着だけではなく、スポーツウェアとしても活用されるほど機能性に優れています。
オープンカラーシャツ
オープンカラーシャツは、襟(カラー)が開いたシャツのことを指します。
半袖のオープンカラーシャツは首元がV字に開いているため、首元までボタンのあるシャツよりもカジュアルな印象となり、普段着使いしやすいシャツです。
ラウンドカラーシャツ
ラウンドカラーシャツは、襟先が丸い形に加工されたシャツです。
半袖ラウンドカラーシャツは、ワイシャツと比べてカジュアルに着こなしやすく、遊び心のあるファッションに取り入れやすいシャツです。
丸い襟はクラシカルでありながらもかわいらしく、柔らかい印象のコーディネートに仕上がります。
ノーカラーシャツ
ノーカラーシャツは、襟なしのシャツのことです。半袖ノーカラーシャツは、襟がない分首元がすっきりするため、爽やかな印象になります。
また、1枚で着るだけではなく、羽織りとしてもコーディネートに取り入れることができ、幅広く活躍します。
ボタンダウンシャツ
ボタンダウンシャツは、襟の先端がボタンで留められたタイプのシャツです。
半袖ボタンダウンシャツは比較的太い糸を使うため、厚みや硬さがあり、シワが付きにくいという特徴があります。第1ボタンを外して着ても襟立ちが良いため、ビジネスシーンで活躍します。
ワークシャツ
ワークシャツは、作業用に使われていたシャツや作業服をモチーフとしたシャツのことで、汚れが目立ちにくく、デニムや綿(コットン)などの素材が使用された丈夫な作りをしています。
半袖ワークシャツは、左右に胸ポケットがある機能性の高いデザインと、シルエットも少しルーズなため、ラフなコーディネートに役立ちます。
ロングシャツ
ロングシャツは、通常のシャツとは違い、丈が長めに作られたシャツのことを指します。
半袖ロングシャツは、羽織りとして使えるだけではなく、トレーナーやカーディガンの下にインナーとして着用するなど、重ね着がしやすいタイプです。
ブロッキングシャツ
ブロッキングシャツは、1つのシャツに複数の色の生地が組み合わされたシャツを指します。
半袖ブロッキングシャツは無作為なデザインから左右対称に色が組み合わされたものまで、さまざまなデザインが展開されており、1枚でおしゃれコーデを引き立てることができます。
ミリタリーシャツ
ミリタリーシャツは、軍服として着用されていたシャツのことです。
ワークシャツ同様に丈夫な生地と両胸のポケットがあり、刺繍やワッペンが付いていることが多いです。個性的なコーディネートにしたいという人におすすめです。
アロハシャツ
アロハシャツはハワイ生まれのシャツで、柔らかくサラッとした肌触りの半袖シャツに、カラフルな色と柄が入っているのが特徴的です。
リゾート地で着る機会の多いポップな印象のアロハシャツですが、アロハシャツにもシックな色合いのものがあり、タウンユース使いもしやすいものも増えてきています。
柄シャツ
柄シャツにはドット柄や花柄、ストライプやボーダー、チェック柄、ペイズリー柄、民族柄、動物柄などさまざまなものがあります。
個性的な印象の強い半袖柄シャツは、ファッションに取り入れるのが少し難しいですが、モノトーン調のものを取り入れたりすることでコーディネートに取り入れやすくなるでしょう。
リネンシャツ
リネンシャツは、天然繊維である麻を使ったシャツのことを指します。
半袖リネンシャツは吸水性が高く、丈夫で汚れが付いても落ちやすいうえにナチュラルな風合いを持ち合わせています。サラッとした肌触りで、リラックス感のあるカジュアルなコーディネートに活用することができます。
デニムシャツ
デニムシャツには、厚手で耐久性の高い綾織生地が使われています。半袖デニムシャツには、定番のインディゴブルーだけではなく、ウォッシュ加工によってさまざまな濃さのデニムシャツが展開されています。
サテンシャツ
サテンシャツは強い光沢感を持った、表面が滑らかな生地のシャツのことを言います。
半袖サテンシャツはデリケートな生地が使われているものが多く、洗濯の摩擦やアイロンの熱に弱いですが、上品さや高級感のあるシャツのためモード系のコーディネートに活用しやすいです。
メンズ半袖シャツの選び方
メンズ半袖シャツは種類や素材が豊富なため、何を基準に選べば良いか迷うこともあるでしょう。
そこで続いては、メンズ半袖シャツの選び方を素材や機能、サイズなどポイント別に紹介します。
素材選びのポイント
メンズ半袖シャツは、素材や生地の種類によって着心地や印象が変わります。
普段ワイシャツやボタンダウンシャツなどのきちんと感のあるコーディネートをすることが多い人は、綿(コットン)や麻などの自然素材で柔らかい雰囲気に変えてみるなど、素材にこだわってみましょう。
また、素材を選ぶときは、季節や気温に合わせて生地を選ぶことも大切です。例えば、特に暑い季節はリネン素材を選ぶと、涼しく快適で見た目も爽やかな印象になります。
機能性選びのポイント
メンズ半袖シャツを選ぶときは、機能性にも注目しましょう。ストレッチ性や吸汗速乾性、形状記憶など半袖シャツによって備わっている機能は異なります。
例えば、ストレッチ性や吸汗速乾性のあるものは着心地が良いものが多く、形状記憶のあるシャツはアイロンの手間を軽減できるというメリットがあります。
サイズ選びのポイント
半袖シャツを選ぶときは、サイズ選びも重要です。羽織りで着る場合や半袖シャツの下に重ね着をする場合は、ぴったりめではなくやや余裕のあるサイズを選ぶ必要があります。
また、シャツを1枚で着こなす場合は、ジャストサイズの半袖シャツのボタンを留めてタイトな着こなしをしたり、オーバーサイズのシャツにタイトめなボトムスで今っぽさを演出したりするなど、理想のスタイルに応じてサイズを選びましょう。
ただし、裾は長すぎるとボトムスとのバランスが取りにくいので、タックインやタックアウトしてもボトムスと相性の良い丈感を選ぶことをおすすめします。
カラー選びのポイント
メンズ半袖シャツを選ぶときは、シャツの色にも注目しましょう。特に重ね着や羽織りで半袖シャツを利用する場合は、原色のようなはっきりとした色は合わせにくい傾向にあります。
対してモノトーンやパステルカラー、くすみカラーなどのほかの服にも合わせやすい色を選ぶと、重ね着などのコーディネートに取り入れやすくなります。
襟を選ぶときのポイント
メンズ半袖シャツは種類によって襟の形が変わります。
カジュアルなシーンではオープンカラーシャツやノーカラーシャツ、ラウンドカラーシャツを選ぶことで、きっちりとした印象の半袖シャツをラフに着こなすことができます。
また、ビジネスシーンでは襟の整ったワイシャツを選ぶなど、着用シーンに合わせた襟の形を選ぶのがおすすめです。
柄ものを選ぶ際のポイント
メンズの半袖柄シャツは個性的な印象を与えますが、派手な色合いのものはコーディネートに合わせにくい傾向にあります。
そこで、柄シャツをコーディネートに取り入れるなら、モノトーンのような落ち着いた色合いのシャツを選ぶのがおすすめです。シックな印象の柄シャツはパンツやインナー、アウターとも合わせやすくなるため、コーディネートしやすくなります。
ブランド選びのポイント
メンズ半袖シャツは、スポーツテイストのものやビジネスシーンにも活躍するきれいめのシャツ、リネン素材などの自然素材を使ったナチュラルテイストのシャツなど、幅広いラインナップが魅力です。
メンズ半袖シャツを購入するブランドを選ぶときは、各ブランドのテイストが自分に合っているかをチェックしてみましょう。
メンズ半袖シャツが人気のおすすめブランド
メンズ半袖シャツを選ぶなら、機能性・デザイン性の高い半袖シャツを豊富に展開するスポーツブランドやアウトドアブランドから選ぶのがおすすめです。
ここからは、メンズ半袖シャツ選びにおすすめのブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)
デサントは、スタイリッシュなデザインと機能性の高い洗練されたウェア展開が特徴的な日本のスポーツブランドです。
シンプルでありながらも機能性に優れたメンズ半袖シャツは、スポーツだけではなく、タウンユースにも活躍するでしょう。
le coq sportif(ルコックスポルティフ)
ルコックスポルティフはフランス発祥の人気スポーツブランドで、トリコロールカラーをはじめとした色鮮やかなデザインのメンズ半袖シャツを展開しています。
個性的なデザインの半袖シャツはも販売されているため、シャツを主役にしたコーディネートをしたい人におすすめです。
umbro(アンブロ)
アンブロは、モダンなアパレルファッションをサッカーアイテムに取り入れている人気のスポーツブランドです。
モノトーンを基調にシンプルで大人っぽいメンズ半袖シャツが展開されているため、スポーツだけでなく普段使いにもおすすめです。
また、汗をかいても肌にまとわりつきにくい機能性の高いウェアが特徴的で、夏でも快適に過ごしやすいでしょう。
Munsingwear(マンシングウェア)
マンシングウェアは、ペンギンマークが印象的なアメリカ発祥のゴルフウェアブランドです。
スポーツだけではなくリゾートウェアとしても親しまれているマンシングウェアでは、普段使いしやすいものから柄ものまで、さまざまなシーンで活躍しそうな半袖シャツが展開されています。
メンズ半袖シャツのコーディネート例
続いては、メンズ半袖シャツのコーディネート例を紹介します。
半袖シャツの着こなしに不安のある人は、ぜひ参考にしてみてください。
膝丈ショートパンツと合わせて夏らしく
メンズ半袖シャツは膝丈ショートパンツとの相性が良く、夏らしい軽やかな装いに仕上げることができます。ただし、選ぶ半袖シャツによっては、子どもっぽくなってしまう可能性もあるため注意しましょう。
例えば、ベージュの膝上丈のショートパンツに、黒のハーフスリープシャツを取り入れることで、カジュアルすぎないおしゃれな印象のコーディネートに仕上げることができます。
オーバーサイズの半袖シャツで今っぽさを
オーバーサイズの半袖シャツは、今っぽさを演出するアイテムの一つです。例えば、カーキのオーバーサイズの半袖シャツと黒の細身のパンツを合わせることで、バランス良くスタイリッシュに見せられます。
また、オーバーサイズのリネン生地のカーキシャツは、デニムパンツと合わせることでこなれ感を演出できます。
襟付きシャツとネイビーパンツで爽やかな印象に
ビジネスシーンでメンズ半袖シャツを着る場合は、白や青の半袖ワイシャツが基本です。白や青の半袖ワイシャツは、ネイビーのパンツとの相性が良く、清涼感のあるコーディネートに仕上げることができます。
また、グレーなどモノトーンカラーのワイシャツや淡い色合いのシャツを取り入れ、シックな印象に仕上げるのも良いでしょう。
ワークシャツとショートパンツで動きやすさを
アウトドアシーンでは、ポケットの多いワークシャツを取り入れるのがおすすめです。動きやすく、耐久性の高い生地が使われているので、汚れを気にせず着こなすことができます。
例えば、カーキのワークシャツの下に白のインナー、ベージュの膝丈パンツを合わせて動きやすいコーディネートにしてみてはいかがでしょうか。
オーバーサイズの半袖シャツとロングスリープで重ね着コーデ
オーバーサイズの半袖シャツは長袖のTシャツとの相性が良く、パンツもオーバーサイズにすることで、今どきの重ね着コーデが完成します。
例えば、ベージュのオーバーシルエットのノーカラーシャツと黒の長袖Tシャツを合わせ、カーキのワイドパンツを組み合わせることで、ゆったりとしたラフなコーディネートでありながらも、こなれ感を演出することができます。
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メンズ半袖シャツはおすすめブランドで選ぼう!
メンズ半袖シャツは、着こなし方によっては1年を通して着ることができるアイテムです。
素材や機能性、デザイン性に優れた半袖シャツを選ぶのであれば、スポーツブランドやアウトドアブランドの半袖シャツがおすすめです。
ぜひこの機会に、今回おすすめしたブランドでメンズ半袖シャツを選んでみてはいかがでしょうか。