バレーボールのユニフォームやウェアには、プレー中の動きやすさや体への負担軽減など、さまざまな役割があります。
そこで今回は、メンズ用のバレーボールユニフォームやウェアの種類、試合用ユニフォームの規程、選び方の基本などを紹介します。
メンズ用のバレーボールユニフォーム・ウェアやシューズの種類は?
まずはバレーボールを始めるときに、そろえておくべきユニフォームやウェアの種類について、具体的に紹介します。
シャツ
腕を大きく伸ばす動きが多いバレーボールにおいて、シャツはパフォーマンスに大きく影響します。シャツは、動きやすさやプレーのしやすさを重視して選びましょう。
バレーボールシャツには、ノースリーブ・フレンチスリーブ・半袖・長袖の4種類があります。腕のカバーを目的として、季節や気温を問わず常に長袖のウェアを着用する人もいます。
パンツ
メンズ用バレーボールパンツはショートやハーフ、ロングなどの丈がありますが、膝の曲げ伸ばしがしやすいため、膝よりも上の丈のパンツが選ばれることが多いです。
また、バレーボールはフライングレシーブや腕を上げて大きくジャンプするなど激しい動きが多いため、自分のサイズに合ったパンツを選びましょう。
裾が大きく広がったパンツの場合、プレー中に倒れ込んだときなどに下着が見えてしまうこともあるため、太ももに少し余裕があるくらいのものを選ぶか、インナーパンツをはくのがおすすめです。
アンダーウェア
アンダーウェアは、汗を吸って素早く乾かしてくれる吸汗速乾性のあるものがおすすめです。また、筋肉のブレを抑えて体の負担を軽減してくれるコンプレッション機能のあるアンダーウェアも良いでしょう。
ソックス
ソックスは、脚をカバーするためにハイソックスを使用している人が多いです。シューズ内の不快感を軽減するためにも、吸汗速乾性の高いものを選びましょう。また、5本指ソックスを選ぶと踏ん張りが効きやすくなるとも言われています。
シューズ
試合や練習の際に履くバレーボールシューズは、ミドルカットとローカットの2種類に分けられます。バレーボールはポジションによって動きが変わるため、ポジションに合わせてシューズを選ぶと良いでしょう。
ミドルカットタイプ
ミドルカットタイプのバレーボールシューズは、足首をしっかり安定させてくれるのが特徴的です。
ローカットタイプ
ローカットタイプのバレーボールシューズは、足首まわりに制限が比較的ないため動きやすいのが特徴です。リベロプレーヤーやセッターなど、俊敏な動きが求められるポジションを務める人に向いています。
メンズ用バレーボールユニフォーム・ウェアの選び方
続いては、メンズ用バレーボールウェアを選ぶポイントを紹介します。
機能性で選ぶ
バレーボールは膝の曲げ伸ばしや腕を大きく伸ばす動作が多いため、体の動きに合わせて伸び縮みするストレッチ性のあるウェアがおすすめです。
また、汗がコートに落ちると滑りやすくなってしまうため、汗を吸って素早く乾かしてくれる吸汗速乾性はとても重要です。
サイズ感や動きやすさで選ぶ
ウェアは自分の体格やサイズに合ったものを選ぶことが重要です。
肩部分のサイズが大きすぎるとウェアが肩からずり落ちたり、ウエスト部分のサイズが大きすぎると動くたびにパンツが下がったりして動きにくくなってしまいます。サイズが小さすぎると圧迫感を感じ、質の高いパフォーマンスが発揮できないでしょう。
ウェアを購入する際には、一度試着をするか、自分のサイズを測っておきましょう。
袖の長さで選ぶ
メンズ用バレーボールユニフォームのシャツには、ノースリーブ・半袖・長袖があります。
半袖のなかでも、セカンダリーとしても着用できるような袖がゆったりしているものや、袖が短めのフレンチスリーブのものもあります。
ユニフォームやトレーニングウェアを選定する際は、チームで決められている袖の長さを確認しておきましょう。
練習用のウェアであれば、季節や気温によって半袖と長袖を使い分けても良いですし、腕をカバーするために1年を通じて長袖を選ぶ人も珍しくありません。
人気ブランドから選ぶ
人気ブランドのウェアを着ると気分が上がり、練習に積極的に取り組めるようになるという人もいるのではないでしょうか。
人気ブランドのバレーボールウェアは機能性が高く着心地も良いため、プレーに集中しやすくなるでしょう。機能性だけでなく洗練されたデザインのウェアが多いのも特徴です。
メンズに人気のバレーボールのユニフォーム・ウェアを展開するブランド
ここからは、バレーボールのユニフォームやウェア選びにおすすめのブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)
日本のスポーツブランドであるデサントは、バレーボール Vリーグのチームユニフォームとしても採用されるブランドです。
男性に人気のある、スタイリッシュでかっこいいバレーボールユニフォームが多いため、チームのユニフォームとして着用するのもおすすめです。
さらに、練習用のウェアもおしゃれで機能性が高いものが多いため、バレーボールウェア選びに迷ったらデサントのメンズ用バレーボールウェアをチェックしてみると良いでしょう。
メンズ用バレーボールユニフォーム・ウェアに合わせてそろえたいアイテム
バレーボールウェア以外にも、パフォーマンスを高めたり、体の負担を軽減するためにそろえておきたいアイテムがあります。
基本的なメンズ用バレーボールウェアがそろったら、ほかのアイテムもぜひチェックしてみてください。
サポーター・パット
バレーボールはフライングレシーブをしたときに床に体がこすれたり、倒れ込んだときに膝や肘などを強く打ったりすることがあります。
そのため、膝や肘などをカバーするサポーターを着けると、着用した部位への衝撃や摩擦を軽減してくれます。
また、ジャンプすることが多いバレーボールでは、着地時に膝へ負担がかかるため、膝用のサポーターを着けることで、衝撃を吸収して膝への負担を軽くしてくれるという役割もあります。
サポーターにはパットがあるものとないものがあり、パットがあるものは、衝撃を抑えたい場合などにおすすめですが、関節が動かしづらいというデメリットもあります。パットがないものを選ぶ場合は、生地が厚いものを選ぶと良いでしょう。
リストウォーマー
バレーボールではボールを腕で受けるため、腕に負担がかかります。サポーターの役割があるリストウォーマーを着けることで、腕への負担を減らすことができます。
また、リストウォーマーを半袖やノースリーブシャツと合わせて着用することで、防寒対策にも役立ちます。
リストウォーマーは、自分の腕にぴったりフィットしているサイズを選ぶのがおすすめです。
自分の腕よりもサイズが大きく、緩みのあるリストウォーマーは、プレー中に激しい動きをすると乱れてしまい、プレーに集中できなくなるなどの支障をきたすことがあるので注意しましょう。
ピステ
バレーボール中の防寒対策として、ピステもそろえておくと良いでしょう。
ピステは、体が温まるまでのウォーミングアップ中に着たり、着用したまま練習したり、クールダウン中に着たりと、温度調節に役立ちます。
上着というとジャージのイメージがありますが、ジャージは硬い素材のものが多いため動きを妨げてしまう可能性があります。また、前面にファスナーが付いたものだと、スライディングしたときなどに硬いファスナーが体に当たってしまいます。
しかしピステであれば、軽量で動きやすく、また前面にファスナーがないものが多いため、快適にプレーできるでしょう。
タイツ
コンプレッション機能のあるタイツをはくことで、体の負担軽減や筋肉のブレを抑えることができたり、床と肌がこすれたときの摩擦から肌を守ったりすることができます。
試合用のバレーボールユニフォームの下にタイツをはくと、ユニフォームから下にはみ出てしまいます。試合ではアンダーウェアがユニフォームからはみ出てはいけないため、着用できるのは練習時のみです。
スポーツタオル
バレーボールのプレー中は汗をよくかくため、スポーツタオルも用意しておきましょう。
手に汗をかいたままだと、ボールが滑ってプレーに支障をきたすだけでなく、汗が床に落ちるとシューズが滑って危険です。
そのため、バレーボールで汗をかいたらこまめにタオルで拭くことが大切です。
スポーツタオルには、吸汗速乾性が高い化学繊維を使用したものもあれば、柔らかい綿(コットン)素材のものもあります。目的や使用感の好みに合わせてスポーツタオルを選びましょう。
バレーボールの大会に出場するならユニフォームの規程をチェック!
バレーボールの公式大会など試合で着用するバレーボールユニフォームは、JVA(公益財団法人日本バレーボール協会)により定められた規程に沿ったものを着用する必要があります。
大会に出場する場合は、JVAの規程を把握したうえで、試合で着用できるバレーボールユニフォームを準備しましょう。
ユニフォームのデザイン規程
まず、バレーボールユニフォームのデザインについての規程を紹介します。
デザインはチームで統一
バレーボールの大会に出場する場合、基本的にリベロプレーヤー以外の選手は配色やデザインが統一されたバレーボールユニフォーム(シャツとショーツ)を着用する必要があります。
カラー
バレーボールのユニフォームは、複数の色が入ったデザインでも問題ありませんが、メインカラーが65%以上を占める必要があります。また、リベロプレーヤーのユニフォームは、ほかのチームメンバーとはっきりと区別ができる対照的なカラーのユニフォームでなくてはいけません。
さらに、対戦相手とユニフォームのカラーが被ったときのために、カラーの異なる2種類のユニフォームを用意することが望ましいとされています。
競技者番号の表示
競技者番号の色は、ユニフォームと対照的な色で記載されていなければいけません。
競技者番号は、シャツの胸部と背部の中央に2ヶ所付ける必要があり、字幅は2cm以上で小中学生と高校生以上で番号を表示する高さが異なります。
小中学生の競技者番号のサイズは、胸部10cm以上、背部15cm以上、高校生以上の競技者番号のサイズは、胸部15cm以上、背部20cm以上です。
競技者番号はシャツだけではなく、パンツの前面右下にも付けることができ、高さ4~6cm、字幅1cm以上に決まっています。必ず付ける必要はありませんが、付けるか付けないかはチームでそろえる必要があります。
その他の表示
競技者番号以外にも、チームキャプテンはユニフォームシャツの胸部にあるナンバーの下に長さ8cm、幅2cmで、シャツと違うカラーのマークを付けなくてはいけません。
さらに、チームネームは胸部か背部に正式なチームネームかニックネームを付ける必要があります。
また、選手名やJVAが公認している企業のマニファクチャーロゴ、スポンサーロゴやユニフォーム広告なども入れることができますが、それぞれサイズなどの規程に沿って入れなくてはいけません。これ以外の表示はユニフォームに付けることはできないため注意しましょう。
シャツ・ショーツの規程
ユニフォームのシャツとショーツは、色やデザインの規程に沿って選ぶ必要があります。シャツには半袖と長袖がありますが、色とデザインが統一されていれば、個人で好きな袖の長さを選んでも問題ありません。
ソックスの規程
6人制の場合はユニフォームの定義にソックスも含むため、ソックスも色やデザインが統一されたものを着用しなくてはいけません。
トレーニングウェアの規程
トレーニングウェアのデザインもチームメンバーで統一しましょう。トレーニングウェアにはチーム名や選手の名前、選手番号、ロゴなどを付けることができます。
アンダーウェアの規程
試合で着用するアンダーウェアはユニフォームの袖や裾、首元からアンダーウェアがはみ出してはいけません。プレー中に止むを得ずユニフォームの下から見えてしまう場合は問題ありません。
バレーボールのメンズ用ユニフォーム・ウェアは人気ブランドから選ぼう!
メンズ用のバレーボールユニフォームやウェアをそろえるなら、機能性とデザイン性を兼ね備えた人気ブランドのものがおすすめです。
今回紹介した、トップアスリートも着用しているデサントのウェアは、コーディネートしやすいスタイリッシュなデザインが多いため、バレーボールウェア選びに迷ったときは、ぜひデサントのウェアをチェックしてみてください。
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