バレーボールの試合で着用するユニフォームやウェアは、大会規程に沿ったものを選ぶ必要があります。
そこで今回は、レディース用のバレーボールユニフォームの種類や規程、練習用のウェアの選び方などについて紹介します。ユニフォームやウェアの購入を予定している人は、ぜひ参考にしてください。
バレーボールでそろえるべきレディース用のウェアやシューズは?
まずは、バレーボールをする際の基本的な服装について紹介します。
シャツ
バレーボールシャツにはノースリーブ・フレンチスリーブ・半袖・長袖があり、季節や気温に合わせて選ぶほか、レシーブ時の痛みや摩擦を和らげるために夏でも長袖シャツを着用するという人もいます。
パンツ
バレーボールユニフォームのボトムスは、パンツが基本で、ショートパンツやハーフパンツ、ロングパンツなど丈の長さによって種類があります。
練習ではハーフパンツを着用する人が多いですが、バレーボール初心者には脚がカバーできるロングパンツもおすすめです。
アンダーウェア
バレーボールユニフォームの下に着用するアンダーウェアは、吸汗速乾性が高く、汗に濡れてウェアが透けても目立たない色のアンダーウェアを選ぶのがおすすめです。
ソックス
バレーボール用ソックスには、吸汗速乾性のあるものや、ジャンプなどで踏ん張りが効きやすい5本指ソックス、抗菌・防臭機能付きのソックスなどがあります。
長さはショートやハイソックスなどがありますが、滑り込んだときの摩擦を軽減する目的でハイソックスを選ぶ人が多いです。
シューズ
バレーボールは瞬発的な動きやジャンプが多いスポーツのため、足の負担を軽減できる専用のシューズを選ぶことが大切です。バレーボール専用シューズの種類にはローカット、ミドルカットがあります。
くるぶしが出るローカットのシューズは、足首が固定されにくく安定感が出にくいというデメリットがありますが、比較的重量が軽く動きやすいというメリットもあるため、セッターなど動きまわるポジションの人に向いています。
くるぶしが隠れるミドルカットのシューズは、ローカットよりも重量が重くなるというデメリットはありますが、安定感が出るため足首をカバーしやすく、アタッカーなどジャンプをする頻度が高い人におすすめです。
バレーボールの大会で着用するユニフォームには規程がある!
バレーボールの試合に出場する場合は、ユニフォーム規程を守る必要があります。大会の主催団体により規程が異なるため、試合に出場するときには事前に確認しましょう。
ここでは、公益財団法人日本バレーボール協会(以下、JVA)が国内競技大会を主催する場合のユニフォーム規程を紹介します。
ユニフォームのデザイン規程
リベロプレイヤー(守備を専門とするプレイヤー)以外は、ユニフォームの配色やデザインを統一しなければなりません。
また、ユニフォームの配色やデザインが相手のチームと重なった場合に対応できるように、2種類のユニフォームを準備することが望ましいとされています。
JVAの規程では、シャツとショーツ(パンツ)のことをユニフォームと定義しています。また、6人制の場合は、ソックスもユニフォームに含まれます。
シャツ・ショーツの規程
続いては、シャツとショーツの規程について細かく見ていきましょう。
配色
ユニフォームの配色は、メインカラーが65%以上を占めることが条件です。
また、リベロプレイヤーのユニフォームは、リベロプレイヤー以外のプレイヤーと対照的な配色にする必要があります。
例えば、リベロプレイヤー以外のプレイヤーのメインカラーが青の場合は、リベロプレイヤーのメインカラーを黄色にすれば対照的な配色になります。
一方で、リベロプレイヤーを紫など青に近い同系色にすることは望ましくありません。規程では「対照的な色のユニフォーム(少なくともシャツだけは)を着用しなければならない」とあり、シャツの色のみ注意すれば規程には反しませんが、可能であればショーツの色も対照的な配色にしましょう。
袖の長さ
ユニフォームのシャツは、色やデザインが統一されていれば、半袖と長袖をチーム内で統一する必要はなく、プレイヤーごとに選ぶことも可能です。
競技者番号
ユニフォームには、配色だけでなく競技者番号にも規程があります。
JVAの規程によるとユニフォームシャツは、シャツの胸部と背部の2ヶ所に競技者番号を付ける必要があり、競技者番号とはっきりと区別できる対照的な色にしなくてはいけません。競技者番号の大きさも規程があるため、印字の際には規程をしっかり確認しましょう。
その他の表示
バレーボールのユニフォームは、シャツの胸部か背部に正式なチーム名を入れることが必須で、校章などのマークや袖に所属する都道府県名を入れることも可能です。
選手名はシャツの背部の上部中央に表示することができますが、チーム全員で選手名を入れるかどうかを統一する必要があります。
選手名を入れる場合は、文字の高さは6〜8cm、アルファベットの横書き、表記は直線状かゆるやかな曲線という規程に沿うようにしましょう。
ほかにも、チームキャプテンのシャツには幅8cm、高さ2cmのマークを入れることなどが規程で必須とされています。
また、JVAが公認している企業であれば、最大5×4cmの企業ロゴをシャツとショーツには1ヶ所ずつ入れることが可能です。
JVAの「ユニフォーム広告に関する規程」に従うものであれば、チームスポンサー名などを入れることもできます。
ソックスの規程
ソックスの色や長さには特に指定がありません。ただし、チームメンバーのソックスは統一する必要があります。チームで1人だけ色が違うソックスや長さが違うソックスを履いたりせず、チームで統一しましょう。
企業ロゴはシャツとショーツ同様に、JVAが公認している企業に限りますが、左右各々の内側と外側に付けることが可能です。
トレーニングウェアの規程
トレーニングウェアはチーム全員が統一されていることが望ましいとされています。
また、必須ではありませんがチーム名や選手名、選手番号、シャツやショーツと同様の規程で企業ロゴをトレーニングウェアに付けることも可能です。
アンダーウェアの規程
アンダーウェアの色は特に指定がありませんが、ユニフォームの裾や袖、首まわりからアンダーウェアが見えてはいけないという条件があります。
もちろん、プレー中の動作などによって、ユニフォームの下からアンダーウェアが見えてしまうのは問題ないため、あまり神経質にならずに、普段の状態でアンダーウェアが隠れるものを選びましょう。
レディース用バレーボールウェアの選び方
公式試合ではユニフォームに規程がありますが、練習用ウェアなら基本的に自由に選ぶことができます。
続いては、バレーボールの練習時に着用するレディース用のウェアを選ぶ方法について紹介します。
機能性に注目して選ぶ
バレーボールウェアを選ぶ際、特に重要なのは吸汗速乾性とストレッチ性です。
バレーボールは基本的に室内で行うため、汗をかくとコートに汗が落ちて滑ったり、手汗をかいてボールが滑ったりなど、プレーに支障が出ることもあります。
そのようなときに吸汗速乾性のあるウェアを着用することで快適にプレーでき、汗冷えも軽減できます。
ほかにも、激しい動きが多いバレーボールにおいて、動きやすさはとても重要です。ウェアは、体の動きに合わせて伸び縮みするストレッチ性の高いものを選ぶようにしましょう。
サイズ感や着心地で選ぶ
バレーボールのウェアは、サイズ感や着心地を軸にして選ぶのもおすすめです。
公式試合で着用するユニフォームは体にぴったり合ったサイズにすることが基本ですが、練習用のウェアは少しゆったりとしたサイズを選んで、ウェアの下にアンダーウェアやアンダーパンツを着用するスタイルでも問題ありません。
トップスは袖の長さで選ぶ
夏場の暑い時期などは暑さ対策のためにノースリーブやフレンチスリーブ、半袖を選ぶ人が多いです。また、動きやすさを重視したい人も、袖が短いほうが良いでしょう。
バレーボール初心者や、できるだけ腕をカバーしたい人には長袖のシャツがおすすめです。ボールが腕に当たる際の衝撃を緩和したり、フライングレシーブ時の摩擦を軽減したりできます。
ほかにも、ボールに付着した汗が肌に触れたり、ボール自体に汗が付いたりするのを防ぐ効果も期待できます。
人気ブランドから選ぶ
ウェア選びに迷ったら、人気のスポーツブランドをチェックしてみましょう。
バレーボールウェアを扱うブランドには、快適にプレーできる機能性やおしゃれでモチベーションの上がるデザイン性を兼ね備えているものが多く用意されているのでおすすめです。
レディースにおすすめのバレーボールユニフォーム・ウェアがそろうブランドは?
レディース用のバレーボールユニフォームやウェアを選ぶのに、おすすめのブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)

デサントは日本のスポーツブランドで、バレーボール Vリーグのチームユニフォームとしても採用されています。
デサントのレディース用ゲームシャツは、機能性だけでなく、ピンクやブルーなどの明るい色が使われている点や、ボディラインがより美しく見えるように工夫されているという点で、女性に人気があります。
もちろん、ゲームシャツだけでなく、アンダーウェアや練習用のウェア、サポーターなど、バレーボールに必要なアイテムが一式そろっています。
バレーボールユニフォームやウェア選びに迷ったら、デサントをチェックしてみてはいかがでしょうか。
レディース用バレーボールユニフォーム・ウェア以外にあると便利なものは?
ここまで、バレーボールのプレー時に着用するユニフォームやウェアについて紹介してきましたが、ユニフォームやウェア以外にも、そろえておくと便利なアイテムがたくさんあります。
そこで、これからバレーボールを始めようという人に向けて、持っていると役立つアイテムを紹介します。
サポーター・パッド
バレーボール用のサポーターは、肘や膝などに着けることでカバーしたり、体の負担を軽減したりといったサポートをしてくれる役割があります。
肘や膝のサポーターは、フライングレシーブ時の摩擦による衝撃を吸収してダメージを抑えてくれます。
また、バレーボールは肩などへの負担が大きいスポーツのため、筋肉のブレを抑えて適度に固定してくれるという役割もあります。
サポーターにはパッドありのものとパッドなしのものがあり、パッドがあれば、より衝撃の緩和が期待できます。
しかしパッドがある分、違和感があったり動きにくかったりする場合もあるため、動きにくいと感じる人はパッドなしも検討しましょう。
リストウォーマー
腕に着ける保温性が高いリストウォーマーは寒さ対策に役立ちます。
「リストウォーマーを着用するとボールの当たった感覚が分かりにくいのでは?」「素手と比べてレシーブしにくいのでは?」という不安がある人は、ボールが腕に当たったときの感覚を重視して設計されたリストウォーマーなど、機能性の高いものを選ぶと良いでしょう。
ピステ
冬の寒い時期には防寒対策のため、防風性のあるピステをそろえておきましょう。
ピステは、基本的に前面にファスナーが付いていないものがほとんどです。そのため、フライングレシーブをしても体にファスナーが当たることなく快適にプレーできます。また、軽量のものを選ぶと、長時間着用していても体に負担がかかりにくいためおすすめです。
タイツ
保温の役割があることはもちろん、バレーボール向けに作られたタイツには筋肉のブレを抑えて動きを安定させたり、体の負担を軽減するコンプレッション機能が付いているものもあります。
また、重ね着でおしゃれなコーディネートを楽しみたいという人にもおすすめです。
スポーツタオル
スポーツタオルは吸汗速乾性の高いものを選ぶと、試合の合間などにさっと汗を拭いてもすぐに乾くのでおすすめです。
手や腕の汗をそのままにしているとボールが滑ったり、顔の汗が床に落ちると足を滑らせたりしてしまうので注意が必要です。
レディース用バレーボールユニフォーム・ウェアは機能的でおしゃれなものを!
レディース用のバレーボールユニフォームやウェアを選ぶときは、機能性やデザイン性をしっかりチェックして選ぶことが大切です。
今回紹介したおすすめのブランドでは、バレーボールのユニフォームやウェアだけでなく、サポーターやリストウォーマー、アンダーウェアなどもそろえられるので、バレーボールウェアの購入を検討している人は、ぜひ公式サイトなどもチェックしてみてください。
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