夏のランニングでは、暑さや紫外線対策ができる機能的なウェアを着用することが大切です。
最近では機能性とデザイン性を兼ね備えたアイテムが豊富に販売されているため、せっかくならおしゃれなカラーや柄ものを取り入れて、コーディネートを楽しんでみてはいかがでしょうか。
この記事では、ランニングウェアコーデを組むうえで押さえておきたいポイントやコーディネート例、取り入れたいアイテムについて紹介します。
夏のランニングウェアコーデを考える前にチェックしておきたい機能性
まずは、夏のランニングウェアコーデを組む前にチェックしておきたい機能性について紹介します。
吸汗速乾性
ウェアが汗で濡れたまま放置していると、体に張り付いて不快感を感じるだけでなく、体が冷えたり汗ジミになったりする可能性があります。
そのため、夏用のランニングウェアは、汗を素早く乾かしてくれる吸汗速乾性が備わっているものがおすすめです。
通気性
衣服内に熱がこもりにくくするには、通気性に注目してみましょう。
例えば、網目状に編まれたメッシュ素材は隙間があることで熱を逃して蒸れにくいほか、軽量でストレッチ性もあるものなら夏のスポーツシーンにぴったりです。
また、通気性と合わせて接触冷感機能や抗菌防臭性のあるウェアを選ぶと、暑い中でも気持ち良い着心地が期待できるうえ、汗による繊維上の臭いも抑えることができます。
UVケア機能
夏はほかの季節に比べて紫外線が強いため、UVケア機能にもこだわりたいところです。
UVケア機能に優れたウェアを選ぶには、その衣服がどれくらい紫外線をブロックするかを示す「UPF」や、紫外線を遮断する度合いを表した「遮蔽率」に注目しましょう。
UPFは15～50、50＋の評価、遮蔽率はパーセンテージで表され、どちらもできるだけ数値が高いものを選ぶことで紫外線を軽減する効果が期待できます。
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夏のランニングウェアコーデで押さえておきたいポイント
次に、夏のランニングウェアをコーディネートするうえで重要なポイントを紹介します。
シルエットにメリハリを付ける
おしゃれな着こなしをするには、メリハリを付けることを意識してみましょう。
例えばトップスが緩めのシルエットなら、ボトムスは体にフィットするものや丈の短いものを合わせるのがおすすめです。
上下ともにダボッとしたシルエットにしてしまうと、走りにくいだけでなく、だらしなく見えてしまう可能性があります。
柄ものの合わせ方に注意する
柄ものを取り入れる際は、柄もの同士が主張し合うコーディネートにならないよう注意が必要です。
トップスとボトムスのどちらかが柄ものなら、もう一方はシンプルなものにするとまとまりやすいでしょう。
また、上下どちらも柄ものを取り入れたいという人は、セットアップとして販売されているものであれば柄もの同士でも統一感が出るのでおすすめです。
カラーは3色までに抑える
複数のカラーを取り入れているとまとまりがなくなってしまうこともあるため、基本的にカラーは3色までにするとバランスの良いコーディネートに仕上がります。
どんな色を選んだら良いか分からないという場合は、ホワイトとブラックを基調にしたモノトーンにカラーを1～2色程度取り入れると良いです。
また、ブラックやネイビーといった暗めの色は汗で濡れても汗ジミが気になりにくいほか、濃いめの色はホワイトに比べて紫外線を通しにくいと言われています。
そのほか、バッグやシューズ、帽子、ソックスなどの小物は派手めな色を選び、差し色にするのも良いでしょう。
夏のランニングウェアコーデ例
続いては、夏のランニングウェアの具体的なコーディネート例を紹介します。
Tシャツ×ショートパンツ（ハーフパンツ）
夏のランニングは、Tシャツ×ショートパンツ（ハーフパンツ）で行う人も多いのではないでしょうか。
シンプルになりがちなコーディネートも、ちょっとしたポイントを加えることでおしゃれ度がアップします。
例えば、ホワイトのTシャツとブラックのパンツのモノトーンコーデにする場合は、人気ブランドロゴがさりげなく入ったジャガードTシャツやプリントTシャツを着ると、コーディネートのアクセントになります。
なかでも、スポーツブランドから販売されているTシャツやショートパンツは、夏でも気持ち良く走れるかつおしゃれを楽しめる機能性とデザイン性の両方にこだわったものが多いためおすすめです。
【メンズ】おすすめTシャツ
ムーブスポーツが販売する「SUNSCREEN ロゴジャーガード ショートスリーブシャツ」は、太陽の光を遮熱し、衣服内の温度上昇を抑えるクーリング機能を採用したジャガード半袖Tシャツです。
また、吸汗速乾性に優れているうえUVケア機能も備わっているので、暑さや紫外線を対策しつつ汗を素早く乾かし、快適な着心地が期待できます。
さらに、生地のストレッチ性を損なわないよう、「MOVESPORT」の柄を生地の編み組織で表現しているのもポイントの一つです。
そのほか、前後左右には洗練されたグラフィックプリントが施されており、シンプルでありながら機能性やデザイン性、着心地の良さを併せ持った1着となっています。
【メンズ】おすすめショートパンツ（ハーフパンツ）
清涼感のあるデザインが魅力的な「SEERSUCKER イージーショーツ」は、サラッとした着心地が特徴のメンズ向けパンツです。
凹凸のある生地を使用していることでシワが付きにくく、型崩れもしにくいためお手入れが簡単なほか、肌と生地の間に空間ができるので通気性が高く、ジメジメとした季節でも蒸れを軽減してくれます。
加えて、ストレッチ性やはっ水性、UVケア機能が備わっており、夏のランニングにはもちろん、海や川など水辺でのレジャーにもおすすめです。
カラーはブラック・ネイビー・ベージュとどれも使いやすく、1着あるとスポーツシーンからタウンユースまで幅広く活躍するアイテムです。
【レディース】おすすめTシャツ
「クーリストバックメッシュノースリーブシャツ」は、「Coolist D-Tec™（クーリストディーテック）」素材を採用した、夏でもドライな着心地が期待できるアイテムです。
Coolist D-Tec™はデサント独自のクーリングテクノロジーで、汗を素早く蒸発させ、気化熱を継続的に生じさせたり、通気や換気機能によって熱を素早く放出させたりといった特徴があります。
また、吸汗速乾かつ軽量な素材によって、暑い中でのランニングやトレーニング時も快適で動きやすいでしょう。
背面部分は通気性を高めるためメッシュで切り替えており、衣服内に熱がこもる不快感を軽減してくれます。
デザインは無地でシンプルなので、ショートパンツやハーフパンツはもちろん、どんなボトムスとも合わせやすく便利です。
【レディース】おすすめショートパンツ（ハーフパンツ）
レディース向けのショートパンツでは、裾が広がったものや両脇にスリットが入ったものなど、フェミニンなデザインのものがおすすめです。
裾が広がっていたりスリットが入っていることで、スポーツレギンスやタイツを合わせたい場合も重ね着がしやすいというメリットがあります。
また、ブラックやベージュといった使いやすいカラーも良いですが、爽やかなパステルカラーを選ぶことで夏らしく涼しげのあるコーディネートが楽しめます。
そのほか、ショートパンツやハーフパンツだと露出や紫外線が気になるという人は、クォーターパンツが良いでしょう。
膝丈なので露出を抑えつつ、ストレッチ性が高い素材を採用したものはランニングやウォーキングから、買い物や散歩、レジャーまで幅広いシーンで活躍します。
定番コーデ×アンダーウェア
Tシャツとショートパンツの定番コーデをしたいけれど、露出や紫外線が気になるという人はレイヤードスタイルを取り入れてみてはいかがでしょうか。
ショートパンツにはスポーツレギンスやタイツ、Tシャツにはアームカバーや長袖のインナーを重ねると、露出を抑えつつ紫外線対策ができ、カラーやデザインにこだわればおしゃれも楽しめます。
例えば、半袖Tシャツにブラックの長袖インナーを合わせると上半身の引き締め効果が期待でき、スタイリッシュな装いに仕上がります。
ブラックやネイビー、深みのあるダークカラーなど濃い色のTシャツを着る場合は、ホワイトのアームカバーやインナーを合わせて爽やかさをプラスするのがおすすめです。
【メンズ】おすすめインナー・タイツ
アンダーウェアのなかでも、使いやすいブラックのものを1着持っておくと幅広く役立ちます。
例えば、Tシャツとショートパンツ、アンダーウェアをブラック1色にするとシンプルでシックな装いに仕上げることが可能です。
また、上下を柄ものや明るい色にした場合でも、アンダーウェアをブラックにすることでまとまって見えるでしょう。
【レディース】おすすめインナー・タイツ
レディース向けアンダーウェアは、オレンジやピンク、イエローなど明るめの色を選んでみてはいかがでしょうか。
もちろんアンダーウェアだけ明るめにするのも良いですが、ショートパンツがホワイトやブラックなら、Tシャツとタイツの色を合わせて全体的にポップな色合いにすれば、気分が上がる夏らしい装いが楽しめます。
また、ブラトップとタイツの上下セットアップで着用できるものもあり、涼しく走りやすいだけでなく、コーディネートを考えるのが苦手な人にもぴったりです。
さらに、セットアップは上下どちらか単品でも活用できるので、1セット持っておけばよりコーディネートの幅が広がるでしょう。
定番コーデ×アウター
Tシャツとショートパンツの定番コーデにも、アウターを取り入れることで雰囲気を変えることができます。
例えば、ブラックのTシャツとショートパンツのブラックコーデには、ホワイトのアウターをサッと羽織ると、爽やかで夏らしい印象のコーディネートになります。
アウターにはさまざまな種類がありますが、夏に着用するなら薄手でUVケア機能やクーリング機能が備わったパーカーやウィンドブレーカー、ジャージがおすすめです。
また、薄手のものなら少し肌寒さを感じる朝や夜のランニングにも持ち運びが便利でしょう。
【メンズ】おすすめアウター
夏のランニングには、アウターのなかでも小さく折り畳んで持ち運べるパッカブルジャケットが適しています。
例えば、薄手で軽量性に優れながら、防風はっ水生地を使用したデサントの「パッカブルジャケット」がおすすめです。
パッカブルジャケットは、背裏のポケットへコンパクトに収納できるので、可能な限り荷物を減らしたいランニングにもぴったりです。
さらに、はっ水性が備わっていることで急な雨に降られても対応できるほか、ロゴには再帰反射素材が用いられているため、夜間のランニングにも役立ちます。
【レディース】おすすめアウター
レディースのランニングウェアコーデには、かわいらしいパステルカラーのパーカーやジャケットを取り入れてみましょう。
定番コーデがホワイトやブラック、グレーなどシンプルな場合でも、パステルピンクやイエロー、ブルーなどのアウターを羽織ることで華やかな印象になります。
また、ぴったりとしたタイツを着用するときには、ゆったりとしたオーバーサイズのアウターを合わせれば、トレンド感がありつつメリハリのあるスタイルに仕上がります。
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夏のランニングウェアコーデを小物でおしゃれに！
夏のランニングウェアコーデは、夏特有の悩みを対策しつつワンポイントになるような小物を取り入れてみてはいかがでしょうか。
目を引くカラーの小物をコーディネートにプラスすることで、差し色になりおしゃれ度がグッとアップするでしょう。
最後に、夏のランニングウェアコーデにおすすめの小物を紹介します。
帽子やサングラスを取り入れる
夏のランニングでは、太陽の光が頭に当たるのをカバーしてくれる帽子や、まぶしさを軽減できるサングラスを着用する人も多いのではないでしょうか。
通気性やクーリング機能、UVケア機能などの機能性はもちろん、せっかくなら色やデザインにもこだわった帽子やサングラスを取り入れ、おしゃれに仕上げてみましょう。
帽子の場合、無地のものならレッドやブルーなどの派手めな色にしたり、大きめのロゴが入ったものや全体に柄があしらわれたものを選んだりすれば、コーディネートのアクセントになります。
サングラスは、はっ水機能や曇り止めといった機能性に加え、テンプル部分に柄が入ったものや明るい色が使われているものなどデザインにもこだわれば、着けるたびに気分が上がるでしょう。
【メンズ】おすすめキャップ／帽子
普段はTシャツやパンツもブラックやホワイトのような使いやすい色を選ぶことが多いという男性は、キャップはレッドやブルーのビビッドカラーのほか、大きめのロゴがあしらわれたものを取り入れてみてはいかがでしょうか。
また、無地のものやさりげないワンポイントのロゴが入ったシンプルなものであれば、スポーツシーンからタウンユースまで活用しやすいでしょう。
【レディース】おすすめキャップ／帽子
ランニングをするときに、髪が長い人は髪を結んでキャップをかぶるということも多いのではないでしょうか。
そのため、レディース向けのキャップ選びではデザインや機能性はもちろん、着用感や使いやすさにも注目してみてください。
例えば、サンバイザーとキャップの2WAY仕様になったタイプは、日差しが強いときはキャップ型で、曇っていても紫外線が気になるときや特にまぶしさが気になるときはサンバイザーにするなど使い分けが可能です。
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ヘアバンドを取り入れる
ランニングウェアコーデには、帽子のほかにヘアバンドを取り入れるのもおすすめです。
ヘアバンドは、頭や額の汗を吸い取ったり、走っている最中に汗が顔に流れてくるのを抑えたりといった効果が期待できます。
帽子だと頭が蒸れる、コーディネートにアクセントを加えたいという人はヘアバンドもチェックしてみましょう。
ヘアバンドのなかにはシンプルなブラックだけでなく、差し色になるようなレッドやブルー、ロゴがあしらわれたものなど種類もさまざまなので、服装に合わせて選んでみてください。
カラフルなランニングシューズを取り入れる
ランニングウェアがモノトーンやシンプルな組み合わせのときには、カラフルなランニングシューズを取り入れ、足元を華やかにするのも良いでしょう。
Tシャツやパンツ、アウターでモノトーン以外の色を取り入れている場合は、ウェアとシューズを同系色にまとめると統一感が生まれます。
また、同じシューズでも靴ひもをウェアに合わせてカスタマイズして、印象を変えるのもおすすめです。
【メンズ】おすすめランニングシューズ
メンズ向けのランニングシューズには、スタイリッシュかつ気分が上がる色合いのものがそろっています。
ブラックをベースに明るめのレッドやブルー、グリーン、オレンジと組み合わせたものや、ブルー×オレンジ、ブルー×ネイビー×イエローなど思わず目を引くカラーリングのシューズが豊富です。
シンプルなランニングウェアコーデのアクセントにしたり、シューズを主役にしたコーディネートを考えたりするのも楽しいでしょう。
【レディース】おすすめランニングシューズ
ランニングシューズは、レディース向けのラインナップも豊富です。
全体がブルーやミントカラーでクールなシューズのほか、ブルー×ホワイト、ミント×ホワイトなど涼しさを感じられるような組み合わせのものもあります。
また、メンズライクなしっかりとしたデザインかつダークレッドやブラック×ゴールドのかっこいいカラーリングのものも販売されています。
ウェアとシューズをブルーやホワイトでまとめた夏らしい爽やかなコーディネートや、タイトなタイツにゴツゴツとしたシルエットのものを合わせればメリハリのあるスタイルが楽しめるでしょう。
バッグを取り入れる
ランニング時は、飲み物やタオル、スマートフォンなどを持ち歩くこともあるため、リュックやウエストポーチといった小物を入れるバッグを用意しておくと便利です。
ランニング用のバッグは、モノトーンコーデに映えるカラフルなものや、どんなコーディネートにも合わせやすいシンプルなものなど、手持ちのウェアに合うものを選ぶと良いでしょう。
また、デザインやカラーにこだわるのはもちろん、はっ水加工が施されたものや簡易止水ファスナーを採用したものなら、雨が降ってきたときでも中が濡れにくくおすすめです。
そのほか、抗菌防臭性も備わっていれば、汗を拭いたタオルや脱いだウェアを入れておくこともできるでしょう。
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夏のランニングウェアコーデはおしゃれさと暑さ・紫外線対策を両立させよう
夏のランニングウェアコーデは、暑さや紫外線対策ができる機能性と、シルエットにメリハリをつけたり、柄や色の合わせ方に気を付けたりして、おしゃれさを両立してみましょう。
シンプルになりがちなランニングウェアコーデも、トップスとボトムスの組み合わせを変えたり、アウターや小物を取り入れたりすることで夏らしい爽やかなスタイルに仕上がります。
今回紹介した人気ブランドの商品を参考に、夏でもランニングがより楽しくなるようなアイテムをそろえてみてください。
