寒い季節を快適に乗り切るためには、保温性はもちろん、動きやすさや着心地などにこだわった暖かい服が必要不可欠です。
この記事では、暖かい服に使われている素材の特徴や着こなし方のポイント、人気ブランドのおすすめアイテムを紹介します。
暖かい服の素材にはどんなものがある?
暖かい服を選ぶときには、まず素材に注目してみましょう。
ここでは、暖かい服に採用されることが多い素材の種類別に、それぞれの特徴や機能性について紹介します。
ダウン素材
ダウンとは、水鳥の羽根と羽根の間に生えている丸い球状の綿毛(ダウンボール)のことを指します。タンポポの綿毛のような形状で、羽軸がなく柔らかいのが特徴です。
ダウンは、吸放湿性に優れているほか、衣服内の温度を調整する効果が期待できるので、ジャケットやコートの詰め物としてよく採用されています。
カシミヤ素材
カシミヤとは、中国やモンゴルなど標高が高い場所に住むカシミヤヤギから採取した毛のことです。たくさんは採取できないため、希少価値がある高級な素材の一つとして知られています。
カシミヤは、保温性や保湿性が高いうえ、柔らかい着心地や滑らかな肌触りが魅力で、セーターやマフラーなどの素材として使用されることが多いです。
また、上品な光沢があり、一目でカシミヤだと分かる艶やかな仕上がりも人気の理由として挙げられます。
ウール素材
ウールは、羊の毛を原料とした素材です。服のタグには「ウール」または「毛」と表示されています。
保温性と吸放湿性に優れており、冬用のセーターやニット帽などに使われるほか、シワになりにくいことからフォーマルな服やスーツにも採用されています。
また、ウールは水をはじきやすく、天然の抗菌防臭性も備わっているため、汗をかいてもベタついたり、汗臭くなったりしにくいのが特徴です。
一般的に出回っているウールの多くはメリノ種という羊の毛ですが、羊は世界中で3,000種類以上いるとされ、どんな種類の羊の毛でもウールに分類されます。
アクリル素材
アクリルとは、石油原料のアクリロニトリルから作られる合成繊維で、ポリエステルやナイロンと並ぶ「三大合成繊維」の一つです。
アクリルは保温性が高いほか、ふんわりと柔らかくシワになりにくいという特徴があり、セーターやマフラーの素材として使われることが多いです。
また、鮮やかな色合いを出せるので、ぬいぐるみやカーペットに使われることもあります。
吸湿発熱素材
吸湿発熱素材とは、水蒸気が繊維に吸着されたときに発せられる「吸着熱」という現象を利用した素材です。
汗が蒸発してできる水蒸気を吸って発熱するため、肌着やスポーツウェアなどに用いられています。
吸湿発熱はすべての繊維で起こりますが、なかでもウールやレーヨン、綿(コットン)のような吸湿性や吸水性に優れたもののほうがより熱を発しやすいとされています。
蓄熱保温素材
蓄熱保温素材とは、太陽光の特定波長を吸収して熱エネルギーに変える物質を繊維の内部や表面に練り込むことで、保温効果を高めた素材です。
蓄熱保温素材もしくは光吸収発熱素材と呼ばれることもあります。
太陽光が当たると表面温度が高くなる性質があり、Tシャツやパンツ、帽子、マフラーなどさまざまなアイテムに採用されています。
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暖かい服の着こなしは「重ね着」が基本!
寒い時期は、暖かい素材が使われている服を選ぶだけでなく、重ね着することも重要です。
ここからは、冬の重ね着に適したアイテムの選び方を種類別に解説します。
さらに、主にスポーツウェアの開発・販売を手掛ける日本のスポーツブランド、デサントが展開するおすすめ商品を紹介していきます。
インナー(肌着)
冬は厚手の服を着たり、何枚か着込んだりすることを考えて、吸湿発熱素材が採用されたインナーがおすすめです。汗による水蒸気を熱に変えてくれるため、室内はもちろん外でも暖かく過ごせるでしょう。
一方で、スポーツやアウトドアなどの汗をかくシーンでは、吸収しきれなかった汗によって衣服内が蒸れたり、汗冷えしたりするので、吸汗速乾性のあるインナーが適しています。
例えば「長袖インナーシャツ起毛」は、寒い季節にぴったりの起毛タイプのインナーです。
吸汗速乾性に優れた素材が採用されているため、汗をかいてもベタつきにくく、汗冷えも起こりにくいという特徴があります。また、ストレッチ性にも優れており、重ね着をしても体を動かしやすいのがメリットです。
同シリーズの「ロングタイツ」も販売されているので、特に寒い日は上下で着用するとより快適に過ごせるでしょう。
トップス
トップスは、保温性に優れたシャツやニットなどを選ぶのはもちろん、シャツは薄手のものを選ぶことで、重ね着したときにゴワつきや動きにくさが軽減できるのでおすすめです。
なかでも「INSULATED L/S SHIRT」は、ソフトな風合いでストレッチ性も高いうえ、薄くて軽く重ね着に適したシャツです。
防風性を備えたスパンボンド素材を採用しており、1枚でも高い保温効果が期待できます。
カラーはブラック・ブラウン・ネイビーから選ぶことができ、デザインはシンプルでスタイリッシュなので、タウンユースだけでなくオフィスカジュアルにもぴったりです。
ボトムス
ボトムスは保温性を重視しつつ、ストレッチ性の高いものを選ぶと良いでしょう。
例えば、裏起毛4WAYストレッチはっ水生地が採用された「ウォームLPロングパンツ」は、暖かさと動きやすさを兼ね備えたパンツです。
どんなトップスにも合わせやすいブラック・グランドブラウン・ネイビーの3色展開かつ、シンプルなデザインなので、幅広いシーンで活躍してくれるでしょう。
さらに寒い日には、中わたタイプのパンツもおすすめです。
「メディター中わたパンツ」は、中わたに保温性が高いミルフィーユ構造の生地を採用しており、柔らかい着心地が特徴のパンツです。
ストレッチ性にも優れていて動きやすく、軽めのトレーニングにも活用できるほか、きちんと感のあるシルエットなのでタウンユースやオフィスカジュアルにも適しています。
アウトドアシーンはもちろん普段の外出時にも、冬にはくボトムスは防寒用パンツがおすすめです。そこで今回は、防寒用パンツの種類や選び方、チェックしておきたい人気ブランドについて紹介します。
アウター
暖かい服といえば、保温性に優れたアウターは欠かせません。
アウターのなかでも、防寒だけでなく風避けや雨避けも可能なダウンジャケットやハードシェルジャケットなどをそろえておくと良いでしょう。
例えば「水沢ダウン」は、保温性に加えて耐水性やはっ水性、防風性などが備わっており、マルチに活躍するダウンジャケットです。透湿性にも優れていることで衣服内の蒸れを抑えられ、快適な着心地が期待できます。
ほかにも、軽量性やストレッチ性なども備わった「シェルジャケット」も豊富に展開しています。動きやすさと暖かさを兼ね備えたものなら、通学・通勤時や冬のアウトドアにもぴったりです。
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小物
暖かい服にプラスでマフラーや手袋、ネックウォーマーなどの小物類も活用し、首元や手先、足先の冷えを軽減しましょう。
例えば「中わたストレッチネックウォーマー」は、防風性と保温性に優れた中わたタイプのネックウォーマーです。
前部は防風3層構造の素材と中わたを使用し、後部にはストレッチフリースが使われているため、保温性の高さと着け心地の良さを両立しています。
また、長さが前後で異なるラウンド仕様になっているので着用感がアップし、スポーツシーンやトレーニングシーンにも活躍してくれます。
さりげなくブランドロゴが入っている使いやすいデザインなので、どんなコーディネートにもなじみやすいでしょう。
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暖かい服は素材選びが大事!小物を活用しておしゃれも楽しもう
寒い冬を快適に過ごすには、素材や機能性に注目して保温効果や温熱効果の高い服を選ぶことが大切です。
また、重ね着をすることでより暖かく服を着こなせるほか、マフラーや手袋、ネックウォーマーなどの小物も活用しながら冬のおしゃれも楽しみましょう。
今回紹介した人気ブランドのアイテムも参考に、インナーからトップスやボトムス、アウターまで、ぜひ暖かさにこだわって選んでみてください。