寒い冬を快適に過ごすためにも、寒さ対策や防寒対策については早めに考えておきたいところです。本格的な冬が来る前に、今すぐできる対策を始めてみてはいかがでしょうか。
この記事では、屋内・屋外向けの寒さ対策のアイデア、おすすめの防寒対策グッズを紹介します。
屋内での寒さ対策・防寒対策8選
暖房をつけていても部屋が寒くなってしまうのは、窓やドアの隙間から冷気が入ってきたり、室内にある温まった空気が外に流れてしまったりするのが主な原因です。
また、温かい空気は上昇してしまうため、冷たい空気が下にたまり、足元に寒さを感じることがあります。
そこでまずは、屋内でできる寒さ対策のアイデアを8つ紹介します。
カーテンを厚手のものに変える
寒さ対策用のカーテンは、裏地付きで厚手のタイプで、遮熱性や断熱性に優れているものがおすすめです。
カーテンを厚手のものに変えることで、窓の隙間から入る冷気によって部屋の温度が下がるのを軽減することができます。
また、カーテンでしっかりと窓を覆うことで温かい空気が外に逃げにくくなるため、暖房を切ってもしばらくは暖かさをキープできるでしょう。
隙間テープを活用する
窓の隙間から冷気が入りにくくするには、隙間テープを活用するのも効果的です。
隙間テープは、表面にスポンジやモヘアのような起毛素材が貼り付けられたタイプを選びましょう。
また、隙間テープを貼り付ける窓のサッシに汚れやほこりが付いていると、テープの粘着力が弱くなることがあります。
あらかじめきれいに掃除したうえで、窓の開閉に支障が出ないよう注意しながらしっかりと貼り付けましょう。
断熱シートを貼る
窓や壁紙に断熱シートを貼ることも、寒さ対策としておすすめです。外から入ってくる冷気を遮断し、室内の温かい空気を逃がさないことで室温を保つ効果が期待できます。
また、暖房効率も高めてくれるため、電気代やガス代の節約にもつながるでしょう。
部屋を加湿する
部屋の中の湿度が下がると、空気が乾燥して汗が蒸発しやすくなり、体感温度が下がる原因となります。
暖房を付けていると空気が乾燥しやすくなるため、エアコンと加湿器と併用するなど、湿度を下げない工夫をしましょう。
カーペットやアルミシートを敷く
冷たい空気は部屋の下のほうに集まりやすいため、足元の寒さ対策も必要です。
フローリングの床には、保温効果の高いアルミシートを敷いて、その上に厚手のカーペットを敷くことで、防寒効果が期待できるでしょう。
スリッパやルームシューズを履く
カーペットやアルミシートを敷くといっても部屋中に敷くことは難しいので、フローリングの床が直接触れる場所では寒さを感じるかもしれません。
足元の寒さ対策には、スリッパやルームシューズを履くのもおすすめです。
湯たんぽで足元を冷やさない
足元の冷え対策には、湯たんぽの活用もおすすめです。
昔ながらのお湯を入れるタイプの金属製湯たんぽも良いですが、手軽に使える充電式のものや、電子レンジで温めるタイプのものも人気があります。
運動やストレッチで血行促進
ここまで紹介したような防寒対策グッズを使わずに寒さ対策をするなら、軽めの運動やストレッチをするのはいかがでしょうか。
運動直後に体が温まるのはもちろん、血行が促進されることで慢性的な冷え性を防ぐ効果も期待できます。
屋外での寒さ対策・防寒対策4選
冷え込む冬に屋外で過ごすなら、天気予報でその日の気温を確認し、しっかりと対策しましょう。ここでは、屋外でできる寒さ対策を4つ紹介します。
温かい飲み物を飲む
温かい飲み物を飲むと、体の内側から温めることができます。
コンビニやカフェで温かいお茶やコーヒーを購入して飲むのも良いですが、気温が低い日はすぐに冷めてしまうため、保温効果のあるマイボトルを活用するのがおすすめです。
カイロ・貼るカイロは必需品
細かい鉄粉や活性炭などが入っているカイロは、空気に触れることで中の鉄粉が酸化し、熱を発生させます。
カイロの平均温度は40~50℃程度で、なかには高温タイプで60℃程度になるものも販売されています。
手に持つと体が温まるのはもちろん、貼るタイプなら腰や背中、足先などを直接温めることができるので便利です。
スノーブーツで足元を温める
足元が寒いと感じる人におすすめなのが、防寒性が高いスノーブーツです。
スノーブーツは、裏地やインソールに起毛素材や吸湿発熱素材、表地にゴアテックスやラバーなどが使われているものもあり、保温性に優れているのが特徴です。
足が濡れるのを防いでくれる防水設計のものなら、雪や雨の日にも活躍します。
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膝掛けを持ち歩く
膝掛けは、屋外での寒さ対策に役立つアイテムです。
コンパクトに畳める膝掛けを持ち歩くようにすると、電車やバスなどの公共交通機関などでも気軽に使いやすく、足元を温めることができます。
また、気候が変化しやすいキャンプなどのアウトドアシーンでも活躍するでしょう。
服装による寒さ対策・防寒対策5選
寒い季節には、服装で寒さ対策を行うことも大切です。
続いては、防寒対策におすすめのアイテムとそれぞれの機能を紹介します。
防寒用インナー
防寒用インナーには、体から発せられる熱を閉じ込めて暖かさを保つ働きがあります。
薄手のタイプなら衣服の下に着用しても着膨れしにくく、ストレッチ性に優れたものは動きやすいので、スポーツやアウトドアでの着用もおすすめです。
防寒用アウター
防寒用アウターには、ダウンジャケットやコート、フリースジャケットなど、さまざまな種類があります。
保温性に優れたものはもちろんのこと、防水性や防風性に優れたものを選べば、雨や雪などの悪天候のなかでも暖かさを保つことができるでしょう。
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マフラーやネックウォーマー
特に寒い季節には、マフラーやネックウォーマーなどの小物類も活用して寒さ対策を行いましょう。
3つの首(首・手首・足首)を温めることで血行が良くなり、温まった血液が全身を巡るため、効率良く体を温めることができます。
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イヤーウォーマー(耳当て)
寒くて耳が痛いというときは、イヤーウォーマー(耳当て)を付けるのもおすすめです。
耳には、顔全体の筋肉を動かす役割を持つ顔面神経、舌の感覚に影響を及ぼす舌咽神経、内臓や血管などの機能を維持する自律神経など重要な神経がたくさん通っているので、温めることで寒さ対策以外の効果も見込めます。
保温性に優れたフリース素材のイヤーウォーマーで、おしゃれも楽しみながら寒さ対策しましょう。
ニット帽
頭や耳の寒さ対策としては、ニット帽を着用するのも効果的です。
例えば、折り返しのある「ダブルニット帽」や、折り返しのない「シングルニット帽」といった定番のタイプのほかにも、「オスロキャップ」のように耳までしっかりかぶることができるツバ付きのタイプもそろっています。
また、ニット帽は温めるだけでなく、頭をカバーする役割もあります。
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寒さ対策・防寒対策をしっかりして冬を乗り越えよう
今回は、屋内や屋外でできる寒さ対策・防寒対策を紹介しました。
厚手のカーテンに変える、隙間テープを貼るなど、屋内の対策については、寒さが本格的になる前に終わらせておくのがおすすめです。
また、屋外ではカイロや温かい飲み物を持ち運ぶほか、インナーやアウターはもちろん、マフラーやネックウォーマーなどの防寒対策グッズも上手に活用しながら、服装による寒さ対策を行うことも大切です。
真冬が来る前にしっかりと対策をして、寒い冬を乗り越えましょう。