有酸素運動とは、具体的にどんな運動でどんな効果があるのかご存知でしょうか。
この記事では、有酸素運動の定義や無酸素運動との違い、得られる効果などを解説するとともに、初心者にもおすすめの有酸素運動のメニュー例を紹介します。
有酸素運動とは?
有酸素運動とは、酸素を使って体内の糖質や脂質をエネルギー源とする、筋肉への負荷が軽い運動のことです。
酸素を使用するためエネルギーの生成に時間はかかりますが、体内に糖や脂肪がある限り継続的にエネルギーを生み出すことができるので、長時間運動を続けることが可能です。
有酸素運動の種類
有酸素運動には、次のような種類があります。
有酸素運動では、長時間にわたって低〜中程度の負荷をかけていきます。
1回20分以上続けるのが良いとされていますが、1日30分の運動と1回10分の運動を3回するのとでは、同程度の効果があることも発表されています。
いずれにしても、有酸素運動の量と体脂肪の減少は相関関係にあることが認められているため、ダイエットや健康維持を目的にウォーキングやランニングを始める人が増えているようです。
(出典:エアロビクス/有酸素性運動,厚生労働省e-ヘルスネット)
(出典:内臓脂肪減少のための運動,厚生労働省e-ヘルスネット)
無酸素運動とは?
無酸素運動には、以下のような種類があります。
無酸素運動は、酸素を使うことなく筋肉に蓄積された糖質を分解し、エネルギー源とする運動です。
酸素を使わず短時間にたくさんのエネルギーを生成できるため、負荷の高い運動がしやすくなりますが、糖質を分解するときに乳酸という疲労物質が生成されるため、運動を長時間続けることはできません。
無酸素運動によって生成された乳酸が脳を刺激すると、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンには、脂肪を分解して筋肉を成長させる働きがあるため、無酸素運動は筋肉量を増やすためのトレーニングとして用いられています。
(出典:アネロビクス/無酸素性運動,厚生労働省e-ヘルスネット)
「無酸素運動と言えば筋トレ」という印象が強いかもしれませんが、ほかにもさまざまな種類の運動があります。無酸素運動には、筋力を増強して基礎代謝をアップさせる効果が期待できるため、どんな種類があるのかを知って挑戦しやすいものから始めてみてはい[…]

薄着になる夏に向けて、体型が気になり始めている人も多いのではないでしょうか。 食事習慣の改善に加えて、筋トレやランニングなどの運動が不可欠だと分かってはいるものの、何から始めれば良いのか悩むもの。より効率的にダイエットにつなげるには、どの[…]

運動には、大きく分けて「有酸素運動」と「無酸素運動(筋トレ)」の2種類があります。
有酸素運動と無酸素運動はそれぞれ効果に違いがあるため、ダイエットや筋肉づくりを目的とする場合は順番を意識することが大切です。この記事では、有酸素運動と無酸[…]

有酸素運動にはどんな効果がある?
それでは、ジョギングやランニングに代表される有酸素運動には、どのような効果が期待できるのでしょうか。
ここでは、有酸素運動で得られる3つの効果を解説します。
脂肪燃焼によるダイエット効果
前述の通り、有酸素運動は糖質や脂質を燃焼させてエネルギー源とするため、運動量が多ければ多いほど、体重や内臓脂肪の減少といったダイエットに良い効果が期待できます。
ダイエットが目的の場合、1回合計30分以上の運動、または1回10分程度の運動を1日3回に分けて週3日以上続けることが望ましいとされています。
ダイエットを始めようとしたとき、ランニングやウォーキングといった有酸素運動を取り入れる人も多いのではないでしょうか。この記事では、有酸素運動がダイエットに良いとされる理由や痩せやすい運動の種類、ダイエット効果を高めるポイントについて解説し[…]

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動は、脂肪燃焼に効果が期待できると言われています。ダイエットや健康維持のために有酸素運動を取り入れている人も、メカニズムを知ることでより効率的に行えるようになるでしょう。この記事では、有酸素運動で脂[…]

体内の糖質や脂質をエネルギー源とする有酸素運動は、ダイエットに効果があると言われています。しかし、「有酸素運動さえしていれば必ず痩せる」というわけではありません。この記事では、有酸素運動をしても痩せない理由と、ダイエットを成功させるポイン[…]

有酸素運動の消費カロリーは、運動の種類や強度、運動する時間や体重などによって左右されます。また、効率良くカロリーを消費するなら、運動強度の高い有酸素運動を行うのがおすすめです。この記事では、有酸素運動の消費カロリーをランキング形式で紹介し[…]

体力増強による健康効果
有酸素運動を継続することで、体力がつき、全身持久力を高めることにつながります。
全身持久力の高い人は、低い人に比べて死亡リスクを軽減できるという研究結果もあるほど、健康に良い効果を与えてくれるのです。
また、運動には気分転換やストレス発散の効果もあるため、メンタルヘルス不調の一次予防にも有効です。
(出典:なぜ全身持久力が必要なのか -健康と全身持久力の関連性,厚生労働省e-ヘルスネット)
血行促進による美肌効果
有酸素運動は、体内に取り込んだ酸素を血流に乗せて全身の筋肉に運ぶため、血行が促進されます。
血行が促進されると新陳代謝が活発になり、酸素と一緒に栄養も行きわたるため、肌にも良い効果を発揮してくれます。
(出典:数字で見る!スポーツで身体に起こる気になる「6」つのデータ,スポーツ庁)
ウォーキングやランニングをはじめとする有酸素運動には、どのような効果があるか知っていますか?有酸素運動の効果やメリットを理解しておくことで、モチベーションが上がるだけでなく普段の運動がより効果的なものになるでしょう。この記事では、有酸素[…]

有酸素運動の効果を高めるにはタイミングも大切
有酸素運動は、朝と夜、食前と食後など、時間帯や行うタイミングによって得られる効果が異なります。
例えば、ダイエット目的の場合は朝や食前、体力増強や筋力アップを目指す場合は夜や食後がおすすめです。
運動をする目的に合わせたベストなタイミングで、有酸素運動を行うように意識していきましょう。
有酸素運動の効果を高めるには、タイミングを意識することも大切です。運動をしている人のなかには、有酸素運動は朝と夜、食前と食後ではどちらが良いのかなど、タイミングを見直そうと考えている人もいるのではないでしょうか。この記事では、有酸素運動[…]

初心者でも始めやすい!有酸素運動メニュー例
健康から美容まで、さまざまなうれしい効果が期待できる有酸素運動ですが、具体的にどれくらいの頻度・ペースで行えば良いのか悩む人もいるかもしれません。
そこで続いては、初心者でも始めやすい有酸素運動のメニュー例を紹介します。
ウォーキング
ウォーキングは比較的運動強度が低いため、年齢や性別に関係なく、誰でも気軽に挑戦しやすい有酸素運動の一つです。
初心者の場合は1日30分程度、2.5〜3km程度の距離を目安に、できるだけ毎日継続することをおすすめします。
また、電車通勤の人はいつも降りる駅の1駅手前で降りて歩いたり、エレベーターを使わずに階段を使うようにしたりなど、日常生活のなかで歩く習慣をつけるのも良いでしょう。
ランニング
ウォーキングで体を動かすことに慣れてきたら、より負荷の高い有酸素運動として、ランニングに挑戦してみるのもおすすめです。
初心者の場合は1kmあたり8分程度のペースを目安とし、週3回程度から無理のない範囲で始めてみましょう。
サイクリング
サイクリングは、脚痩せ効果も期待できる有酸素運動です。初心者の場合は1日30分程度を目安に、自転車に乗る習慣をつけるようにしましょう。
電車通勤をしている人は自転車通勤に変えると、通勤時間を使って効率良く運動をすることができます。
自転車に慣れてきたら、ロードバイクや専用のウェアをそろえて、本格的なサイクリングを始めるのも良いでしょう。
水泳
ジムに通って有酸素運動を始めるなら、水泳も人気があります。
1回あたり30分〜1時間を目安に、ゆっくりとしたペースを意識して泳ぎましょう。週に1〜3回の頻度で、筋トレなどほかの運動と組み合わせながら行うのがおすすめです。
初心者の場合、最初は水の中を歩くだけでも有酸素運動になります。
ダイエット目的で水泳を始めるとき、どれくらいのカロリーが消費できるのか、泳ぎ方によって消費カロリーは変わるのかなど、気になるという人も多いのではないでしょうか。そこで今回は、消費カロリーの計算方法や泳ぎ方による消費カロリーの違い、水泳のダ[…]

エアロビクスダンス
楽しみながら有酸素運動を始めたい人におすすめなのが、エアロビクスダンスです。
スポーツジムやフィットネスジムでは、1回あたり30〜45分のプログラムが用意されている場合もあります。ランニングと同じく、週に3回程度を目安に始めると良いでしょう。
(出典:身体活動・運動,厚生労働省)
ダイエットや健康維持、美容にも効果があると言われている有酸素運動ですが、1日あたりどれくらいの時間を目安に行えば良いのでしょうか。この記事では、有酸素運動を行ううえで目安となる時間やおすすめの時間帯など、初心者に適したやり方について解説し[…]

ウォーキングやランニングなどの有酸素運動には脂肪燃焼効果があり、カロリーも消費できることからダイエットに良いとされています。しかし、「毎日やってはいけない」「やりすぎると太る」などのうわさを耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか。[…]

スポーツジムには有酸素運動に適したマシンが複数あり、ランニングやサイクリングなどの運動を室内でできるので、天候に左右されることなく体を動かせるというメリットがあります。また、ジムによってはマシンを使わない有酸素運動を行うことも可能です。[…]

その他室内・自宅でできるメニュー
有酸素運動には、屋外やスポーツジムなどの施設に行かなくてもできるメニューもあります。
例えばスクワットやエア縄跳び、エア自転車こぎなどは、特別な道具を使わず自宅でも手軽に行えるのでおすすめです。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
有酸素運動と聞くとジョギングやサイクリング、水泳など、屋外やスポーツジムなどの施設に行かないとできない運動をイメージする人も多いかもしれません。しかし、なかには室内や自宅でできるメニューもあります。この記事では、室内・自宅でできる有酸素[…]

脂肪燃焼や体力増強、血行促進などさまざまな効果を得ることができる有酸素運動ですが、行うタイミングややり方を間違えると筋肉が減少してしまうことがあるため注意が必要です。
詳しくは以下の記事で紹介しているので、参考にしてみてください。
「有酸素運動を行うと筋肉が落ちる」という話を耳にしたことがある人もいるのではないでしょうか。ダイエットや健康維持に良いと言われる有酸素運動なのに、なぜ筋肉が落ちてしまうのかは気になるところです。この記事では、有酸素運動で筋肉が落ちる仕組[…]

有酸素運動を始めるならウェアをそろえよう
有酸素運動を始めるなら、機能性に優れたスポーツウェアをそろえておくと、体が動かしやすく、汗をかいても快適な着心地が期待できます。
ここからは、スポーツウェアを豊富に取り扱う人気スポーツブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)

デサントは、幅広いスポーツシーンに適したアイテムを展開している日本のスポーツブランドです。
デサントが展開するスポーツウェアには、ストレッチ性や吸汗速乾性など、有酸素運動をするうえで欠かせない機能性が備わっています。
また、シンプルでスタイリッシュなデザインのウェアが多く、タウンユースに着回せるのも魅力の一つです。
le coq sportif(ルコックスポルティフ)

ルコックスポルティフは、フランス発祥のスポーツブランドです。
ファッション性が高く、普段使いもしやすいスポーツウェアやカジュアルウェアを豊富に展開しているため、世界中の若者に支持されています。
有酸素運動などのトレーニング中も、おしゃれにこだわりたい人におすすめです。
薄着になる夏に向けて、体型が気になり始めている人も多いのではないでしょうか。 食事習慣の改善に加えて、筋トレやランニングなどの運動が不可欠だと分かってはいるものの、何から始めれば良いのか悩むもの。より効率的にダイエットにつなげるには、どの[…]

「年末年始に食べすぎてしまった!」「お家でゴロゴロしていたら、体がなまった」「今回こそは運動を継続したい!」と感じている方も多いのでは。正月太りの解消やダイエットをするには、ポイントを押さえたランニング方法で、無理なく、効率良く運動するこ[…]

フルマラソンなどの長い距離を走るためには、身体に負担が少なく、長距離に適した効率の良い走り方、方法を意識する必要があります。フルマラソン完走にチャレンジしたい方やタイムを縮めたい方、長い距離を走りたい方が念頭に置いておくべきことやコツを、[…]

運動ってなかなか続けられないですよね…。「ダイエットの効果を実感できずやめてしまった」「何かと言い訳を作ってランニングをサボっている」「ジムに通ってもモチベーションが維持できない」など、運動をしなければと思いつつも挫折しがちなものです。[…]

4〜6月にかけては変化が多い季節。新しい職場や住まい、仲間などとの出会いがあったり、日によって寒暖差が激しかったりと、心身ともにストレスをため込んで自律神経が乱れがちです。そんななか、「リフレッシュしたい!」と感じている人も少なくないので[…]

有酸素運動は人気ブランドのウェアでモチベーションアップ!
有酸素運動には、ウォーキングやランニング、水泳やエアロビクスなどさまざまな種類があり、年齢・性別問わず誰でも始めやすいというメリットがあります。
ダイエットや健康、美肌などへの効果も期待できるため、この機会にぜひ運動習慣を身に付けてみてはいかがでしょうか。
また、全身を動かす有酸素運動を行うときは、機能性に優れたスポーツウェアを着るのもポイントです。
今回紹介した人気スポーツブランドも参考に、専用のウェアをそろえて楽しく有酸素運動を始めてみましょう。