「今年は泳ぎたい」と思っている人がまず悩むのは、どんなスイムウェア(水着)を選べば良いかということではないでしょうか。ひと言でスイムウェアといっても、目的によって適したスイムウェアは異なります。
メンズスイムウェアは女性用に比べて種類が少ないですが、大まかに4タイプに分けられます。それぞれどう違うのか、詳しく説明します。
メンズスイムウェア(水着)のタイプは?
メンズスイムウェアは大きく分けて、以下の4つのタイプに分かれます。
ルーズタイプは、ゆったりとはきやすいタイプのスイムウェアです。
ハーフスパッツタイプはルーズタイプとは対照的に、体にぴったりフィットするスイムウェアです。水の抵抗を受けにくい特徴があります。
ボックスタイプはハーフスパッツタイプよりも短い男性用下着のボクサーパンツに似たデザインで、ハーフスパッツタイプ同様、水の抵抗を受けにくくなっています。
ブーメランパンツはビキニタイプとも呼ばれ、今回紹介するスイムウェアのなかではもっとも肌の露出が多いスイムウェアです。
ルーズタイプ
ルーズタイプはゆったりとしていて体のラインが出にくいので、肌をあまり露出したくない人や体形にあまり自信のない人におすすめです。はきやすいので、体形・年齢を問わずに選べる強みがあります。
ルーズタイプは水の抵抗が大きいため、本格的に泳ぐというよりは、気軽に泳ぎを楽しみたい人向きのスイムウェアです。ビーチやレジャー施設でよく見かけるサーフパンツやサーフトランクス、あるいは単に海パンと呼ばれるものもこのタイプです。
最近のトレンドはジャストサイズの膝上丈です。新しく購入する場合は膝上丈のものを選べば、おしゃれ度も上がるでしょう。
ハーフスパッツタイプ
ハーフレングスのスパッツタイプのスイムウェアです。体にぴったりフィットし、水の抵抗を受けにくいので、トレーニング目的で本格的に泳ぎたい人向け。ジムのプールで目にする機会も多いです。
太ももまでぴったりと覆うので、着脱しにくいのが難点です。
ボックスタイプ
こちらはハーフスパッツタイプのさらに丈が短いスイムウェアです。
ハーフスパッツタイプ同様、水の抵抗を受けにくいのが特徴です。距離や速さを競う本格的なスイマーや、水中トレーニングをする人におすすめ。
デザイン性が高く、おしゃれな柄物もあるので選ぶ楽しみもあるスイムウェアです。
ノーマルタイプ
4タイプのなかで最も肌の露出が多いVラインのスイムウェア。ノーマルタイプと呼ばれますが、ビキニ型、ブリーフ型とも。体形によほど自信がないとはきにくいかもしれません。
ノーマルタイプは、体へのフィット感に優れている、水の抵抗を受けにくい、股関節をスムーズに動かせるなどのメリットがあります。学校やスイミング教室ではこのタイプを勧められることが多いです。
ハーフスパッツタイプは締めつけ感が強いのに対し、ブーメランパンツは締めつけ感は少なめ、着脱も簡単です。ただし、露出度が高いので、ジムや公営のプールでは着用する人は少なく、施設によっては着用を控えるように促しているところもあります。
フィットネス用スイムウェア(水着)を選ぶときに注目したいポイント
フィットネス用スイムウェアを選ぶときに注目したいポイントは3つあります。
競泳用ほどの高性能ではなくとも、機能性が高いとスイミングをより楽しむことができます。
また、伸縮性に富んだ素材で作られたスイムウェアは着心地が良いものです。
さらに、自分に合ったサイズのスイムウェアを選ぶことも重要です。
それぞれのポイントについて、より詳しく説明します。
機能性
スイムウェアは基本的に泳ぐためのものです。そのため、いかに泳ぎを快適にする機能性を備えているかどうかがとても重要です。
以下、スイムウェアに求められる主な機能性を挙げてみます。
伸縮性とは伸び縮みの幅のこと。伸縮性に優れているスイムウェアは体にフィットし、水中での動きを妨げません。はっ水性は水をはじく機能のこと。水を吸いにくいので重たくならず、泳ぎやすさにつながります。
伸縮性とはっ水性は、水の抵抗を受けにくいという点が共通しています。どちらもフィットネス用水着には欠かせない機能性です。
スイムウェアの生地がプールの消毒用塩素によって受ける劣化のダメージを軽くするのが、耐塩素性です。塩素によって、生地は薄くなったり、色褪せたりします。消毒用塩素の使われていないプールはまずありませんから、泳ぐ時間が長い人は耐塩素性の高いスイムウェアを選ぶのがおすすめです。
また、水に入ることは思っている以上に体を冷やしますから、保温性のあるスイムウェアを選びましょう。
素材
次に気にしたい点はスイムウェアの素材です。スイムウェアに求められるのは体へのぴったりしたフィット感。そのため、伸縮性が重要になります。
スイムウェアは主にポリエステルとポリウレタン、ものによってはナイロンなどの合成繊維の素材からできていますが、このなかでも大きい伸縮性を持つのがポリウレタン。5~8倍ほども伸びる繊維で、別名スパンデックスとも呼ばれます。
ポリウレタンとポリエステルが編み込まれることで、伸縮性に富んだ素材になり、ぴったりした着用感が得られます。
サイズ
サイズもまたスイムウェア選びの際、とても重要です。スイムウェアのサイズが合っていないと、洋服のサイズが合っていない以上の悲劇を引き起こします。水中で脱げてしまったら大変なことになります。
スイムウェアは肌に直接触れるため、試着はできないと諦めている人もいるかもしれません。確かに洋服と同じようには試着できない場合は多いですが、通販であっても店舗であっても、下着もしくはアンダーショーツを着ければ試着可能な場合もあります。できるのであれば、必ず試着することをおすすめします。
実際に泳ぐときに生地が緩むことを考えると、試着時に少しきついと感じる程度がちょうど良いサイズです。表示されているサイズにとらわれず、試着したときの感覚を大切にしましょう。
おすすめのメンズスイムウェア(水着)は?

新しくスイムウェアを買うなら、スイムウェアに特化したブランドから信頼できる機能性のものを選ぶことをおすすめします。
アリーナはスイミングをコアとした、フランス生まれのスポーツブランドです。スイムウェアのなかにはFINA(国際水泳連盟)承認のものもあります。
さらにアリーナのスイムウェアは高いデザイン性も兼ね備えていますから、きっとお気に入りの1着が見つかるはずです。
それでは、タイプごとにおすすめのメンズスイムウェアを紹介します。
ルーズタイプ
2020年におすすめするアリーナのルーズタイプのメンズスイムウェアは「スイムウォークパンツ」です。
ハーフスパッツタイプ
2020年におすすめするアリーナのハーフスパッツタイプのメンズスイムウェアは「スーパーロングボックス(動けるフィットインナー)」です。
ボックスタイプ
2020年におすすめするアリーナのボックスタイプのメンズスイムウェアは「【TOUGHSUIT】タフスーツ ハーフボックス」です。
ノーマルタイプ
2020年におすすめするアリーナのブーメランパンツのメンズスイムウェアは「【FINA承認モデル】【X-PYTHON2】エックスパイソンⅡ リミック」です。
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お気に入りのスイムウェア(水着)を探そう
今回紹介したスイムウェアブランドのアリーナは、機能性だけではなく、見た目も満足できる1着を探したい方におすすめのブランドです。
お気に入りのスイムウェアを見つけるには、事前のリサーチが欠かせません。まずは自分に合ったスイムウェアのタイプを把握し、可能であれば試着できるショップやサイトで探すと良いでしょう。
今回は、メンズスイムウェアの4タイプ、ルーズタイプ・ハーフスパッツタイプ・ボックスタイプ・ブーメランパンツについて説明しました。
機能性に優れ、かつおしゃれな1着を見つけて、充実したスイミングライフを楽しみましょう。