「ゴルフコースのデビューが決まった!」「ゴルフに誘われたけど何を用意すれば良いの?」と思っている初心者もいるのではないでしょうか。
そんなゴルフ初心者に向け、コースデビューをする前に何をすれば良いのか、用意したほうが良いものについて紹介します。
ゴルフ初心者は何から始める?
まず、ゴルフ初心者がやるべきことは何かを順番に見ていきましょう。
基本的なルールを覚える
まずはゴルフのルールとしてスコアについて確認していきましょう。
ゴルフのスコアは、ティーイングエリア(=ホールをスタートするエリア)からカップイン(※)までに打った数を1ホールずつカウントしていきます。
※カップイン:各ホールに用意された「グリーン」と呼ばれる芝が短く刈りそろえられたエリアに設置された穴(カップ)に、プレイヤーのボールが入ること。
ゴルフコースの決められたエリアの外へボールが出てしまうと「OB(アウトオブバウンズ)」となり、その場合は、元の位置から打ち直し、実際に球を打った回数とOBのペナルティの1打を加算してスコアをカウントします。
例えば、1打目のティーショットがOBだった場合、次に打つのは、実打数の「1」にペナルティの「1」を加えて3打目となります。
OBとなった場合の再スタートは、ティーショットなら同じ場所(ティーイングエリア)か特設ティー(※)から、それ以外のショットなら元あった場所から打ち直しとなります。
※特設ティー:ホールの前方に設置されたティーイングエリアのこと。通称「プレイング4」。
プレイング4からプレーを再開する場合は、4打目となります。
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ゴルフラウンド中のマナーを知っておく
ゴルフのラウンドでは、楽しくプレーができるようにマナーについて理解しておく必要もあります。以下に代表的なマナーを挙げていきます。
特にゴルフ初心者の場合は、スピーディーな行動を意識しましょう。
ボールまでの移動を走る、必要なクラブを複数本持って行く、アドレスに入ったらすぐに打つ、などを意識できるとプレー速度が上がり、一緒に回る人にも好印象を与えられるでしょう。
ただし、グリーン上は芝を傷めるので走ってはいけません。
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ゴルフへ行くときの時間の流れを把握する
ゴルフ場へ初めて行くときには、時間の流れをある程度把握しておくことが大切です。
あらかじめ決まっているのはスタート時間で、スタート時間の45分~1時間前にゴルフ場の受付ができれば時間的な余裕が生まれます。
着替えや小物の準備、パッティング練習などをこの間に済ませて、スタート時間の10分前にはクラブハウス前の自分のカートやスタートホールのティーイングエリアで待機していられるようにしましょう。
ラウンドがスタートしたら、前半の9ホールをおよそ2時間~2時間30分前後、昼食時間を挟んで後半の9ホールを2時間~2時間30分前後で回ります。(18ホールスループレーが可能なゴルフ場も増えてきています。)
ラウンド終了後は片付けを行い、入浴して汗を流し(省略する場合もあります)、支払いを済ませます。
その日のゴルフ場の混雑具合にもよりますが、すべて済ませてゴルフ場を出るのは、スタート時間の6時間後くらいが一般的でしょう。
ゴルフに必要なアイテムやウェアをそろえる
コースデビューの前に必要なアイテムやゴルフウェアをそろえておきましょう。ゴルフには、ゴルフクラブ一式・キャディバッグ・ティー・ボール・グローブ・マーカーなどが必要です。
そして、帽子・トップス・ベルト・パンツなどのゴルフウェアとゴルフシューズ、クラブハウスを訪れる際のジャケットやスラックスなど、ドレスコードを遵守した服装が必要になります。(ゴルフウェアで行ってそのまま帰るパブリックでカジュアルなゴルフ場も増えています。)
ゴルフで使う消耗品である、ボールやティー、マーカー、グローブ、ゴルフシューズなどはゴルフ場の売店で購入できる場合があり、ゴルフクラブやゴルフシューズなどは、レンタルが用意されている場合もあります。
万が一これらを忘れてしまった場合には、ゴルフ場の受付で確認してみてください。
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打ちっぱなし(ゴルフ練習場)で練習する
ゴルフ初心者は、ある程度打ちっぱなし(ゴルフ練習場)でゴルフスイングの基本を身に付けてからコースデビューすることをおすすめします。
コースデビューが決まったら、そこから逆算して計画的に練習を進めましょう。
ラウンドデビューまでの道のりは人によって異なりますが、何回か打ちっぱなしに通ってみて、ある程度ボールが前に飛ぶようになったらデビューするという人が多いようです。
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ゴルフ初心者が最初に準備しておきたいアイテム一覧
続いては、ゴルフ初心者が準備しておきたいアイテムを紹介します。
ゴルフクラブ
ゴルフクラブはレンタルでも構いませんが、コースデビューまでに練習をすることを考えると、なるべく自分のゴルフクラブを用意しておくのが良いでしょう。
ゴルフクラブは、多くのブランドからさまざまな種類が販売されており、初心者向けのクラブもあれば、中級者・上級者向けのクラブもあります。
どれを選択するかは個々の考え方にもよるところですが、ショップやゴルフ経験者と相談しながら初心者向けの打ちやすいクラブを購入するのか、中級者となっても使い続けられるクラブを購入するのかを考えましょう。
ラウンド時、コースに持って行けるゴルフクラブは14本までと決まっています。
ゴルフクラブには、ドライバー・フェアウェイウッド・ユーティリティ・アイアンセット・ウェッジ・パターなどがあります。
このうち、ドライバーとパターは1本ずつ、フェアウェイウッド・ユーティリティ・ウェッジは各1~3本、アイアンセットは4~6本で、この組み合わせで14本まで入れられます。
最初のうちは必ずしも14本入れる必要はなく、10本程度でも良いでしょう。上達に合わせてクラブを追加していくという人も少なくありません。
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キャディバッグ
ゴルフクラブを購入したら、クラブを入れるキャディバッグが必須です。これがないと持ち運びに不便となるばかりか、ゴルフ場でカートへの積み込みができません。
キャディバッグにはサイズや種類があります。
8.5型、9型と呼ばれるサイズのカートタイプのキャディバッグを選んでおけば、後々ゴルフクラブを買い足す予定があるという人にもおすすめです。
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ゴルフウェア
ゴルフウェアは、ドレスコードに沿ったものを用意するようにしましょう。
基本的には襟付きのポロシャツとロングパンツが定番です。ゴルフショップで「ゴルフウェア」として販売されているものであれば、一部を除いてほとんどのゴルフ場のドレスコードはクリアできます。
そのため、機能面もドレスコード面もクリアできる、ゴルフブランドのゴルフ専用ウェアを選ぶのがおすすめです。
また、このゴルフウェアにはキャップやサンバイザーといった帽子も含まれます。帽子については、特に規定があるというわけではありませんが、打球から頭部を保護するためにもできるだけかぶるようにしましょう。
ゴルフシューズ
ゴルフをプレーするためには、ゴルフシューズが必要になります。
ゴルフシューズは、プラスチックのスパイクが付いたソフトスパイクと、ソールに凹凸が付いたスパイクレスというタイプに分かれています。
グリップ力で選ぶならソフトスパイク、履き心地で選ぶならスパイクレスというのが一般的ですが、どちらでも通常のプレーには問題なく使用できるので、デザインや履き心地、好みのブランドをチェックしてみましょう。
コースデビューすることになったら、ゴルフシューズの購入&メンテナンスは必須。ゴルフ場は傾斜のある芝生の上を歩いたりするので、想像以上に滑ります。ですので、靴底に滑り止めの付いた専用シューズを履かなければなりません。しかし、ゴルフシューズ[…]

ゴルフ用の小物
ゴルフには以下のように、必要な小物がたくさんあります。忘れずに準備しておきましょう。
初心者はボールをなくしてしまうことが多いため、安価で販売されているロストボール(中古品)などを最低1ダースは用意しておくと良いでしょう。
小物を持ち歩くゴルフバッグ
ゴルフ用の小物をまとめて入れておくゴルフバッグがあると便利です。
ゴルフのティーや予備のボールなどをカートに直接積み込んでおくと荷物がバラバラになりがちですが、バッグが1つあるとすっきりとまとめられます。
また、ラウンド中でもスマートフォンを持ち歩いたり、タオルやリップクリーム、小腹が空いたときに口に入れられるものなど、いろいろなものをまとめて持ち歩けます。
ゴルフ初心者のウェア・小物選びにおすすめのブランド
ゴルフ初心者の場合、選べるアイテムが多ければ多いほど、選び方が分からずに迷ってしまうかもしれません。そこで、ゴルフ初心者にぜひおすすめしたいゴルフウェアや小物がそろうブランドを紹介します。
DESCENTE GOLF(デサントゴルフ)

デサントゴルフは、機能的でスタイリッシュなアイテムが多いのが特徴です。
ゴルフウェアや小物はデザイン性も機能性も重視して作られており、おすすめのブランドです。
le coq sportif golf(ルコックスポルティフ ゴルフ)

ルコックスポルティフ ゴルフは、おしゃれなデザインかつ、ゴルフプレーに特化した機能性も高いゴルフウェアや小物が欲しいというゴルファーにぴったりのブランドです。
ゴルフウェアとゴルフ用の小物を合わせてコーディネートすると統一感があるため、そろえて使いたくなります。
Munsingwear(マンシングウェア)

「ゴルフを愛する人のためのエイジレスなブランド」という位置付けのマンシングウェアには、幅広い年代のゴルファーに選ばれているカジュアルで便利なアイテムがそろっています。
デザインもオーセンティックで丁寧な作りのアイテムが多く、「ゴルフウェアや小物でおしゃれもしたい」というゴルファーで、それでいて「定番のアイテムは外せない!」という贅沢な悩みにもぴったりなブランドです。
ゴルフ初心者が感じやすい疑問点
ここからは、ゴルフ初心者によくある質問を挙げ、それぞれ解説していきます。コースデビュー前の悩みや疑問を解決していきましょう。
コースデビューまでにどれくらい練習が必要?
コースデビューまで打ちっぱなしで練習する期間はどれくらいが良いのでしょうか。
打ちっぱなしである程度狙ったところに打てるようになれればベストなのですが、これには個人差があります。一般的には、ボールがある程度前に飛ぶようになったらコースデビューするという人が多いようです。
なかには数回打ちっぱなしに行っただけでデビューしてしまう人もいれば、1年前後じっくりと練習を重ね、満を持してコースデビューを迎える人もいます。
コースデビューをするのにゴルフクラブは購入しないとダメ?
コースデビューをするためには、ゴルフクラブは購入したほうが良いでしょう。それは、練習で使い慣れたクラブをそのままラウンドでも使えるからです。
ゴルフクラブは1本1本重さやシャフトの硬さが異なり、振り心地も違うため、練習と本番は同じクラブを使うほうが好ましいです。
最初の数回の打ちっぱなしは施設のレンタルクラブでもかまいませんが、コースデビューが決まったらできるだけマイクラブを用意したほうがその後の上達につながりやすいでしょう。
デビュー前に実戦練習したいときはどこに行くべき?
コースデビューをする前に実戦的な練習がしたい場合は、シミュレーションゴルフやゴルフのショートコースへ行ってみましょう。どちらも手軽に練習ができるので、ぜひ活用してみてください。
コースデビューしたいけど周りに経験者がいない場合どうすれば良い?
ゴルフのラウンドをするためには最低でも2人以上必要なので、周りに誰もゴルフ経験者がいないという場合はコースデビューができません。
そんなときは、ゴルフスクールに入会して、そこで主催するラウンドに参加するという方法があります。なかでも、ゴルフスクールが主催するラウンドはゴルフ仲間も作りやすいので、特にゴルフ初心者にはおすすめできます。
初心者に適したコースの選び方は?
ゴルフ場の設計はすべて同じではなく、スコアが出やすい(簡単な)コースやスコアが出にくい(難しい)コースがあります。ゴルフ初心者が最初に行くゴルフ場は、できればあまり難易度の高くない場所を選びたいものです。
そこでおすすめしたいポイントは次の3点です。
これらの条件がそろっているところほど、初心者のコースデビューに適していると言えるでしょう。
これらの条件を満たしやすいところが河川敷のゴルフ場で、平坦で打ちやすく、狙いどころも明確な場所が多いのがポイントです。
また、河川敷のゴルフ場はリーズナブルな場所も多く、その点でも初心者におすすめです。
ゴルフ初心者はしっかりと準備をしてからコースデビューしよう!
初めてゴルフ場へ行く際には、不安に感じる初心者もいるかもしれません。
しかし、今回紹介したコースデビュー前にすべきことや用意しておくものをチェックして準備をしておけば、その不安も軽減できるのではないでしょうか。
コースデビュー当日はマナーやルールにも注意して、思い切りゴルフを楽しみましょう。