#5 洗濯ブラザーズ直伝!スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニック【応用編〜はっ水アウターの洗濯〜】

#5 洗濯ブラザーズ直伝!スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニック【応用編〜はっ水アウターの洗濯〜】

  • 2021/10/25 (月)
  • 2022/03/11 (金)

汗や汚れが気になるスポーツウェアは、普段着以上に洗濯が重要です。

「スポーツウェアは丈夫だから、雑に洗っても平気でしょ!」と思うかもしれませんが、洗濯方法が間違っているとウェア本来の機能を損なう場合も。逆に正しい方法で洗濯を行えば、生地も傷みにくいためウェアが長持ちします!

そこで、スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニックを、クリーニングのプロである「洗濯ブラザーズ」に聞いてきました。

第5回のテーマは、応用編となる「はっ水アウターの洗濯」です。これまでの連載で紹介した洗濯術を駆使して、ぜひ挑戦してみてください!

 

<プロフィール>

洗濯ブラザーズのプロフィール写真

洗濯ブラザーズ

茂木貴史(写真左)、茂木康之(中央)、今井良(右)の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするために活動するプロ集団。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行っている。このほか全国の百貨店やセレクトショップなどでイベントやセミナーを行い、テレビや雑誌などメディア出演も多数。

雨に濡れたら、帰宅後すぐに洗うべし!

はっ水アウターの写真

雨天でのスポーツに活躍するはっ水アウターですが、着用後、そのままほったらかしにしていませんか?

「水に強いから安心」は間違いで、雨に濡れたら帰宅後すぐに洗うのが正解です。

雨は酸性なので生地へのダメージが大きく、また雨に濡れるとはっ水機能も低下してしまいます。

さらに洗濯しないで着続けていると、アウターの内側が皮脂汚れで黄ばんでしまうので、雨に濡れたタイミングでしっかり洗いましょう!

アウターの洗濯表示タグの写真

洗濯を始める前に、アウターの洗濯表示タグを必ず確認してください。

家庭での洗濯が禁止されているアウターもあるので要注意。家庭での洗濯がOKであれば、洗濯表示に従って適切なケアを行います。

はっ水アウターの手洗い方法を伝授

はっ水アウターも、基本的には洗濯機で洗っても問題ありません。これまで連載で紹介してきたように、正しい洗濯方法で洗えばOKです。

しかし生地へのダメージに不安がある場合は、やっぱり手洗いがベスト。

そこで今回は、手洗いによるはっ水アウターの洗濯術を伝授します!

ファスナーを閉め、シワを伸ばしておく

アウターのファスナーを閉め、裾のシワを伸ばしている写真

洗う前の下準備として、皮脂汚れが気になる箇所にプレウォッシュを行います。連載第1回を参照して、首回りや袖口、脇などをケアしておきましょう。

そして手洗いする前に、アウターのジッパーやボタンを閉めます。

こうすることで洗濯によるパーツの破損を防ぐとともに、生地へのダメージも軽減できます。面ファスナーなども閉じておいてください。

また、フードや裾のドローコードも緩めて、シワを伸ばしておくと良いでしょう。アタリが出るのを防ぐことができ、洗い上がりがきれいになりますよ。

この下準備は洗濯機で洗う場合も同様に行ってください。

洗剤を入れたぬるま湯で押し洗い

たらいで押し洗いをする写真

たらいや浴槽にたっぷりの水を入れ、中性洗剤を溶かしてから洗っていきます。水の量はウェアが浸かるくらいで、できれば水ではなくぬるま湯がベストです。

そして必ず、押し洗いをしてください。もみ洗いだと生地が擦れて傷んでしまうので、優しくしっかり押し洗い。

すすぎと脱水をしっかり行う

手で優しく絞って脱水している写真

5分ほど押し洗いをして、汚れが浮き出てきたらすすぎを行います。生地に洗剤が残っているとはっ水性が低下してしまうので、しっかりすすいで汚れも洗剤も落としてください。

すすぎ終わったアウターは、手で優しく絞って脱水します。

この「すすぎ」と「脱水」は洗濯の重要工程です。

連載第2回では、「洗濯はすすぎと脱水で汚れが落ちる」ことを紹介しました。そのため洗濯ブラザーズは、手洗いであっても「すすぎ」と「脱水」は洗濯機で行うことを推奨しています。

今回使った薄手のアウターの場合、手洗い→洗濯機で脱水30秒→洗濯機ですすぎ→洗濯機で脱水1分。これが理想的な工程だそうです。

裏返して風通しの良い場所で陰干し

アウターを部屋干ししている写真

洗濯が終わったらアウターを乾かしていきます。連載第3回で紹介したように、衣類はすべて部屋干しが鉄則。

通常の衣類と同じように、裏返してサーキュレーターで風を当てて乾かします。空気に触れる表面積を増やすため、フードは2本のハンガーを使って広げるテクニックもぜひ活用してください。

また乾燥後は、アイロンで熱処理することも忘れずに。はっ水機能は熱を加えることである程度回復するので、洗濯後の熱処理はマストです。

アイロンを使う際は必ず当て布をして、110℃以下の低温で行います。ロゴマークやパーツ部分は熱で傷んでしまうのでアイロンが当たらないようにしてください。

半年に一度ははっ水処理を行う

はっ水加工をしている写真

長期間使用していると、どうしてもはっ水機能は落ちてしまいます。そのため定期的にはっ水処理を行うのがおすすめです。

やり方は簡単で、市販のはっ水剤を水に溶かしてウェアを浸けるだけでOK。スプレータイプのはっ水剤もありますが、まだらになるため溶剤を使うのが望ましいそうです。

生地に特殊な加工がある場合など使用できないケースがあるので、はっ水剤の説明をよく確認してください。

また、汚れが付着しているとはっ水剤の効果が弱くなるので、はっ水処理は洗濯とセットで行います。洗濯時の最後の脱水後、はっ水剤に浸け込んでからアウターを乾かします。

時間の経過とともにはっ水機能は低下するので、半年に一度ははっ水処理をしておくことで、はっ水アウターを長く快適に着られるはず。

ちなみにクリーニング店でも、はっ水加工をしてもらえます。その場合、着用する1週間以内に行うと良いでしょう。

 

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