#2 洗濯ブラザーズ直伝!スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニック【基礎編〜洗濯機の正しい使い方〜】

#2 洗濯ブラザーズ直伝!スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニック【基礎編〜洗濯機の正しい使い方〜】

  • 2021/10/04 (月)
  • 2022/03/11 (金)

汗や汚れが気になるスポーツウェアは、普段着以上に洗濯が重要です。

「スポーツウェアは丈夫だから、雑に洗っても平気でしょ!」と思うかもしれませんが、洗濯方法が間違っているとウェア本来の機能を損なう場合も。逆に正しい方法で洗濯を行えば、生地も傷みにくいためウェアが長持ちします!

そこで、スポーツウェアを長く使うための洗濯テクニックを、クリーニングのプロである「洗濯ブラザーズ」に聞いてきました。

第2回のテーマは、意外と知らない「洗濯機の正しい使い方」です。全5回の短期連載から正しい洗濯術を学んで、快適なスポーツライフを楽しみましょう!

第1回はこちらから

 

<プロフィール>

洗濯ブラザーズのプロフィール写真

洗濯ブラザーズ

茂木貴史(写真左)、茂木康之(中央)、今井良(右)の3人で結成し、毎日の洗濯を楽しくハッピーにするために活動するプロ集団。横浜でクリーニング店「LIVRER YOKOHAMA」を経営するかたわら、劇団四季、シルク・ドゥ・ソレイユ、クレイジーケンバンドなど国内外の有名アーティストの衣装クリーニングを行っている。このほか全国の百貨店やセレクトショップなどでイベントやセミナーを行い、テレビや雑誌などメディア出演も多数。

洗濯は「洗い」ではなく「すすぎ」と「脱水」で汚れが落ちる!?

洗濯ブラザーズ式の洗濯は、洗濯機に入れる前の「準備」、洗濯機を上手に使って洗う「本洗い」、洗い終わった後の「乾燥・仕上げ」の3ステップで実現します。

#1では「準備」の工程で欠かせないプレウォッシュを紹介しましたが、今回はいよいよ洗濯機を使った「本洗い」です。

洗濯機を回すと、洗い→すすぎ→脱水の順に進みますが、どの工程が一番大切だと思いますか?洗濯なので「洗い」と思われがちですが、正解は「すすぎ」と「脱水」。

洗濯は、プレウォッシュで汚れを浮かせ、洗濯機の「洗い」でさらに汚れを浮かせて繊維から剥がしていきます。そして「すすぎ」と「脱水」で完全に繊維から剥がすことで、汚れが落ちるそうです。

洗濯物はすべてネットに入れてヘアゴムで固定!?

ヘアゴムで固定された洗濯ネットの写真

それでは早速、プレウォッシュを終えた衣類を洗濯機で洗っていきましょう。

まず洗濯物は、洗濯ネットに入れてから洗濯機へ入れるのが鉄則。生地を傷めないように、プロのクリーニング店ではすべての衣類を洗濯ネットに入れて洗っているそうです。

そしてネットは空きスペースができないよう、余った部分をヘアゴムなどで結び、中の衣類が動かないようにすることがポイントです。空きスペースがあると洗濯ネットに入れていても、シワになったり傷んだりしてしまう場合があるそうです。

とはいえ、小さな洗濯ネットに衣類をギュウギュウに詰め込むのはNGなので要注意。

白のスポーツウェアの写真

また、衣類は基本的に裏返してから洗濯ネットに入れます。これは、汗汚れ・皮脂汚れを落とすためで、プリントがあるものは剥がれにくくなるメリットもあります。

実は、衣類は肌に当たる裏面のほうが汚れているので、ウェアを長く使うためにもしっかりケアしておくことが大切です。

面倒でもきれいに折りたたんでから洗濯ネットに入れることも忘れずに。たたんでおくことで、洗い上がりのシワや縮み、型崩れなどが防げます。

洗剤を入れるタイミングは「服を入れる前」が正解!

洗濯機に洗剤を入れている様子

洗濯機には「水→洗剤→衣類」の順で入れるのが洗濯ブラザーズ流。衣類に直接水が降りかかると、生地を傷めてしまう可能性があります。

そのため、先に水と洗剤を混ぜて、泡立ててから衣類を入れたほうがダメージを防ぐことができるのです。

洗濯機に入れる順番を示した写真

まず洗濯槽に水を溜めます。水が溜まりきったら一時停止して洗剤を投入。洗剤は投入口ではなく水の中に直接入れ、再度スタートボタンを押して再開します。

次に、水と洗剤をよく混ぜることが重要なので、しばらく洗濯機を回してください。水が泡立ってきたら、最後に洗濯物を入れて洗濯スタートです。

ドラム式洗濯機の場合はフタが開かないので、洗剤を水に溶かしてから投入口に入れておくのがおすすめ。

また、汚れがひどい場合も洗剤の量を増やす必要はありません。洗剤を増やすと泡が立ちすぎて、汚れが繊維から剝がれにくくなったり、十分にすすぎきれずニオイの原因になったりすることも。

かえって汚れが落ちにくくなるため、洗剤は表示されている使用量を守りましょう。

水量を多めに設定することがきれいに仕上げるポイント

水量の目安「こぶし1個分」を示している写真

洗濯は、たっぷりの水で洗うのが基本。全自動だと節水設定になっているので、手動設定でいちばん多い水量を選ぶのが洗濯ブラザーズのおすすめです。

節水はとても大切ですが、洗いの段階で水が少ないと汚れがしっかり浮き上がらず、シワにもなりやすいのだとか。

水に対して洗濯物は6割以下に。縦型洗濯機の場合、水量の目安はこぶし1個分。洗濯物をこぶしで軽く押さえて、手首の上あたりまでしっかり浸かっていればOKです。

ドラム式洗濯機は、先に水を入れることができないので、洗濯物の量をドラム窓の半分以下に抑えると良いそうです。

脱水は1分でOK!短時間にするメリットとは?

脱水時間が1分に設定されている洗濯機の写真

脱水時間を長くしても、衣類が劇的に早く乾くわけではありません。もちろん水分がしっかり飛んで乾燥する時間は短くなりますが、そのぶんシワが付きやすくなったり、生地が傷んだりしてしまいます。

特に化繊のスポーツウェアは乾きやすいので、脱水時間は1分でOK。ある程度の水は切れるけど、水分は残っている。その設定が脱水1分です。

水分が残っていると、干したときに水分の重みでシワが伸びるというメリットがあるので、乾燥後の仕上がりに違いが出てきます。

アイロンがけの手間が省けるため、ワイシャツの洗濯にもおすすめです。

1ヶ月に1回は洗濯槽を洗浄しておく

洗濯層の写真

また、洗濯槽をきれいにしておくことも大切です。洗濯槽はカビ菌やニオイの原因菌の温床で、洗濯汚れも残っています。

洗濯槽を洗っていないと、せっかく正しく洗濯してもニオイや汚れが落ちず、それどころか菌が服に付いて生乾き臭がしたり、逆に服が汚れたりする場合も。

そこで、洗濯の効果を発揮するためにも、こまめな洗浄が必要なのです。特に湿気の多い春夏は、必ず1ヶ月に1回は洗濯槽を洗浄してください。秋冬は3ヶ月に1回程度でも大丈夫です。

 

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