ドライバーを真っ直ぐ、遠くに飛ばすコツを三浦桃香プロが解説!

ドライバーを真っ直ぐ、遠くに飛ばすコツを三浦桃香プロが解説!

  • 2023/07/19 (水)
  • 2023/12/08 (金)

ドライバーを真っ直ぐ飛ばす、飛距離を出すことがゴルフを楽しく続けていくために必要な要素といっても良いでしょう。初心者ゴルファーはスコアよりも、ドライバーが真っ直ぐに飛ぶことで充実感を得ることも多いと思います。

また、アベレージゴルファーがスコアを良くするには重要な要素の一つです。

今回、2022年にJLPGA管轄のティーチングプロ資格を取得し、さまざまな媒体で精力的に指導も行う三浦桃香プロに練習方法とポイントを教えていただきました。

 

三浦桃香氏のプロフィール画像
三浦 桃香(みうら ももか)

1999年宮崎県生まれ。小学生の頃からゴルフを本格的に始め、九州中学校選手権を制すなどジュニア時代からトップアマとして活躍。2022年に日本女子プロゴルフ協会のティーチングプロ資格を取得。

基本的なアドレスの構え方とフェースの合わせ方

三浦プロがアドレスの構え方とフェースの合わせ方を解説している写真

ゴルフの基本ともいえるアドレスですが、アマチュアの方は意外と適当に構えている人が多いのですが、ここをしっかり意識することでショットが劇的に良くなります。

まずは、右手だけでクラブを置き、クラブフェースを目標方向に向けてしっかりと合わせます。

次に両足でスタンスを取った後に、両手でグリップを握ってアドレスに入るとスクエア(目標方向)に構えやすくなります。

これを足から合わせたり、グリップを握った状態からアドレスに入ったりするとクラブフェースが目標方向に向きづらくなります。そうすると方向性も安定しませんし、基本的なアドレスが難しくなります。

スライスが多い人の主な原因・傾向と解消方法

スライスが起こる主な原因は、ボールを打つ瞬間にフェースがスクエアになっていないことに加えて、インパクトのときに右を向いた状態で当たっているからです。

スライスが出る人は昔、野球やほかのスポーツをやっていた方に多い傾向があります。特に肘の使い方が分かりづらいという相談を受けるのですが、それを解消するドリルを教えます。

三浦プロがスライスが多い人の主な原因と解消方法について解説している写真

いつも通りのスタンス幅で両足は地面につけたままにして、クラブのグリップを少しだけ短く持ちます。次に両腕でクラブを身体の前に持ち上げ、ヘッドを目線の高さまで上げます。

その高さで身体の位置から外れないように右から左へ回転して、水平にスイングします。このときに肘が返らなかったり、身体が突っ込んだりしないようにしましょう。

身体の中心からクラブが移動しないようにクラブを振って、「ビュン!」と風を切る音が鳴るくらいが理想です。

引っ掛けが多い人の主な原因・傾向と解消方法

引っ掛けが出る主な原因はバックスイングが小さくなったり、手打ちになっていたりすることが挙げられます。

そこで気を付けたいのがアドレスです。アドレスしたときに膝が曲がりすぎてしまうと手打ちになりやすいです。手で返してしまう、もしくは可動域が狭くなると引っ掛けやすくなります。

アドレス時の引っ掛けを解消するポイントを解説する三浦プロの写真

アドレスしたときに膝を曲げるのではなく、お尻をしっかりと出してあげることが大切です。骨盤を曲げてお尻を上に突き上げるくらいのイメージです。

するとスイングするときに可動域を広く使うことができます。そうするとかかと重心になり、手でこねるという動きがなくなり、引っ掛けを防ぐことができます。

真っ直ぐ飛ばす。遠くに飛ばすための練習方法

真っ直ぐ遠くに飛ばすための練習方法を実践している三浦プロの写真

女子プロゴルファーも今はかなり飛距離の出る選手が増えていますよね。「力がないのになぜ飛ぶのだろう?」と思う方も多いと思います。

腕力や筋力はほとんど使わなくても良いということをまず念頭に置いてください。ゴルフのスイングは可動域が大きければ、大きいほどボールに伝わる力が強くなって飛距離が伸びます。

バックスイング時のクラブ位置をた高く上げている写真

ポイントはバックスイングのときにクラブを遠くに持っていくことです。これはクラブをトップの位置の一番上まで持っていけば遠くに振れている、というわけではありません。

テークバックのときに、クラブヘッドを外側に押し上げていくイメージでクラブを持ち上げていきましょう。

女子プロゴルファーのなかには、ウェアの左肩にファンデーションが付いているのをよく見かけませんか?あれは、バックスイングのときに左肩が顎につくくらいにクラブを遠くに持っていくことで、身体を捻転させているのです。

もしくはアドレスしたときの右肩の位置に左肩を持っていくくらい、クラブを遠くに引くイメージで振ると可動域が大きくなり、ボールを遠くに飛ばすことができます。

 

今回は三浦桃香プロに、ドライバーを真っ直ぐ、遠くに飛ばすコツを解説いただきました。

まずは練習場にて、説明した“クラブフェースの合わせ方”、“アドレス時にしっかりとお尻を出す”、“ドライバーを遠くに引く”というポイントを意識して打っていきましょう。

実際のコースでなくても効果の実感を得やすいかと思いますので、明日からでもぜひ試してみてください。

 

 

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