生まれてから数え切れないほどの「ランニング三日坊主」を繰り返してきた自分ですが、とある高機能ランニングシューズに出会ってからジョギングが習慣化しつつあります。
それがデサントの「ENERZITE MAX(エナザイトマックス)」です。同社いわく、「より長く・より快適に走る」ことをコンセプトに開発されたそう。
推進力やクッション性の高さに加えて、着地時の安定感もあるので、ランニング初心者にも良さそうです。
足とシューズが一体化する
シューズを横から見てみると、つま先が弧を描くような形状になっているのが分かります。
このソールの形状が、着地してから蹴り出すまでの体重移動をスムーズにしてくれるんです。
アッパーはほとんど縫い目のないメッシュ素材を使っていて、すっきりミニマムなデザイン。
アッパーの裏側には厚めのスポンジが付いていて、これが良い具合にシューズと足を一体化してくれます。
中足部にあるハートのような形状は「TPUパーツ」と言って、着地時や蹴り出し時のねじれを抑えてくれるそう。履いてみると、ほど良いホールド感があります。
ヒール部分のパーツは、車のライトなどを反射する再帰反射素材。夜間のランニングでも活躍してくれそうです。
グングン前に進んでいく
エナザイトマックスを履いて立ってみると、つま先の形状が跳ね上がっているので自然と体が前傾する感覚があります。
そして、走り出してみて感じるのは、軽く足を出すだけで自然と前に進んでいく推進力。
つま先が跳ね上がっていないシューズは自分の足の力で前に進む感覚ですが、エナザイトマックスは推進力のサポートでグングン前に進んでいける感じがします。
安定性があるから足がグラつきにくい
次の一歩を踏み出しやすい形状でありながら、着地した際に足がブレにくいことも特徴と言えそうです。
底に厚みがある分、着地が不安定そうなイメージがありますが、着地時のねじれを抑えて足や膝への負担を減らしてくれるのが前述した「TPUパーツ」なのだと思います。
それに加えて、ソールやヒール部分がほど良く硬くて足をホールドしてくれたり、ソールの横幅が広かったりするのも、着地時の安定感につながっているように感じました。
弾むような推進力がありつつ、安定感があって足や膝に優しいエナザイトマックスは、ランニングシューズデビューの1足としても良さそうです。
機能性はもちろんですが、シューズ全体が同系色で落ち着いたデザインなのもお気に入り。毎日履きたくなる1足を選ぶことが、脱三日坊主につながる気がします。
価格は15,400円(税込)、カラーはメンズ・レディースともに、ブラック・グレー・レッドの3色を展開。加えて、レディース限定でベージュの展開があります。
今回選んだブラックは、アッパーからソール、ロゴまでもが同色系でまとまっていて落ち着いたデザインなので、通勤や日常使いでも活躍してくれそうです。