初心者必見!覚えておきたいラグビー用語を一覧で解説【保存版】

初心者必見!覚えておきたいラグビー用語を一覧で解説【保存版】

  • 2023/06/26 (月)
  • 2023/07/07 (金)

ラグビーをプレーする際はもちろん、楽しく観戦するためにも用語を覚えることが大切です。

しかし、初心者がすべてのラグビー用語を一度に覚えるのは難しいでしょう。まずは、使われる頻度の多いものから順に覚えていくのがおすすめです。

この記事では、主なラグビー用語を五十音順に紹介します。

ラグビー用語【あ行】

ラグビー用語【あ行】

まずは、あ行のラグビー用語を紹介します。

アドバンテージ

アドバンテージとは、片方のチームに反則行為があった際、反則されたチームに有位な状態であれば、試合を止めることなくそのまま継続させることです。

審判は、反則されたチーム側に向けて腕を伸ばして約5秒間キープし、「アドバンテージ」と宣告します。

アーリーエンゲージ

アーリーエンゲージは、審判の掛け声よりも早くスクラムを組んでしまった場合に取られる反則です。審判は、腕を水平にして押すジェスチャーによって宣告します。

アーリータックル

相手チームの選手がボールを持つ前にタックルをしてしまう反則です。

故意ではなくても危険度の高い行為のため、相手チームにペナルティキックが与えられるほか、シンビンと呼ばれる審判からの警告によって10分間の退場となるケースもあります。

インターセプト

相手チームの選手が投げたパスを奪い取るプレーのことです。パスカットとも呼ばれ、点数獲得につながる大きなチャンスになります。

オーバーザトップ

ボールの奪い合いの際に、相手チームの選手に密集して倒れ込み、ボールが出るのを阻止する反則行為です。

審判は、片方の腕を曲げて選手が倒れ込むジェスチャーをして宣告し、相手チームにペナルティキックが与えられます。

オフロードパス

タックルを受けた選手が、自チームの選手にパスでボールをつなぐプレーのことです。

ラグビー用語【か行】

ラグビー用語【か行】

続いては、か行のラグビー用語を紹介します。

キッキングコンペティション

サッカーにおけるPK戦のような試合方式のことです。

トーナメント戦で再延長戦を終えても勝敗が決まらない場合、各チームから5人の選手が交互にボールを蹴って、ゴールの本数を競います。

なお、蹴る位置は1人目からゴールポストの①正面→②左側→③右側→④正面→⑤左側の順で変わります。

キックオフ

前半・後半の開始時や、トライ後の試合再開時に行われるセットプレーです。ハーフウェイラインの中心からドロップキックによって行われ、ボールが10mラインを越える必要があります。

越えなかった場合は「ノット10メートル」となり、再度蹴り直すか相手ボールのセンタースクラムを組むかのどちらかとなります。

キャリーバック

自チームの陣地に自らボールを持ち込み、グラウンディング※することを指します。相手チームの5mスクラムで試合が再開されます。

※グラウンディング:選手が保持しているボールを地面につける、もしくは地面にあるボールを手や腕、首から腰までの上半身を使って押さえる状態のこと。

クイックスローイン

ボールがタッチライン※から出た後、ラインアウトが形成される前にすぐにボールを投げ入れるプレーです。

ボールが出た地点より自チームの陣地側から投げ入れ、ボールがプレーエリア外にある障害物に当たっていない場合のみ認められます。

※タッチライン:ゴールラインに対して直角に引かれたライン。

コンバージョンキック

トライを決めた後に蹴るキックで、ゴールキックとも呼ばれます。トライした地点とタッチラインの平行線上から蹴ることができ、決まると2点が追加されます。

ラグビー用語【さ行】

ラグビー用語【さ行】

ここからは、さ行のラグビー用語を解説します。

ジャッカル

タックルで倒れている相手チームの選手からボールを奪うプレーです。膝をつけて行うことは禁止されています。

スローフォワード

ラグビーでは、パスをする際はボールよりも後方にいる味方の選手に投げるのがルールです。

しかし、ボールより前にいる味方の選手に投げてしまった場合、スローフォワードと呼ばれる反則行為になります。

審判は、ボールを前方にパスするようなジェスチャーで宣告します。

スクラム

試合再開のためのセットプレーの一種です。

各チームのフォワード(FW)の選手によって組まれます。15人制ラグビーの場合、各チーム8人ずつとなります。

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シンビン

重い反則行為に対して出される警告のことです。審判からイエローカードが提示され、10分間の一時退場が命じられます。

ラグビー用語【た行】

ラグビー用語【た行】

ここでは、た行のラグビー用語を解説します。

ダイレクトタッチ

キックしたボールがバウンドせず、タッチラインの外側に出てしまうミスキックです。蹴った地点までボールが戻され、相手ボールのラインアウトで試合が再開されます。

TMO

「Television Match Official」の略称で、危険なプレーやトライコンバージョンキック判定が曖昧なときなどに用いられます。

審判は、両手を使いモニターを表すように大きく四角を描くようなジェスチャーを行います。

トライ

ラグビーの代表的な得点方法です。

相手チームのインゴールエリアにボールをグラウンディングすると、5点入ります。さらに、コンバージョンキックの権利も与えられます。

ドロップキック

ボールを一度地面にバウンドさせて蹴るキックのことで、ゴールポストに入れば3点獲得できます。

ラグビー用語【な行】

ラグビー用語【な行】

次に、な行のラグビー用語を解説します。

22mライン

ゴールラインから22mの位置に実線で引かれたラインです。

自チーム陣地の22mラインよりも後方からタッチキックを行うと、直接タッチラインを越えても、ボールが出た地点からラインアウトで試合再開ができます。

ノーサイド

「試合が終われば敵も味方もない」というラグビーの精神が由来の言葉で、試合終了を意味します。

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ノックオン

ボールを前に落としてしまう反則です。審判は、手のひらを広げて、頭上で腕を前後に振るジェスチャーで宣告します。

ノットストレート

ラインアウトやスクラムで試合を再開する際に、ボールの投げ入れが両チームの間に真っ直ぐ行われないことを指します。

ほとんどはラインアウト時に見られる反則で、相手ボールのラインアウトまたはスクラムで試合が再開されます。

ラグビー用語【は行】

ラグビー用語【は行】

ここからは、は行のラグビー用語を解説します。

バージング

ラインアウト時に、相手チームの選手を押す・つかむなどして妨害する反則行為です。審判は、肘で相手を押すようなジェスチャーで宣告します。

パントキック

ボールを手に持って投げ、地面に落ちる前にキックする蹴り方のことです。遠くにボールを運ぶことができるため、ラグビーの試合で多く使われます。

フェアキャッチ

相手選手が蹴ったボールを自チーム陣地の22mラインの内側で直接キャッチし、「マーク」と発言することです。試合を一時止めることができ、キャッチしたチームによるフリーキックで再開します。

ペナルティキック

アーリータックルやオーバーザトップなどの重い反則をしたときに、相手チームに与えられるキックのことです。

直接ゴールを狙うことや、タッチラインの外に蹴り出した後、ボールが出た地点からラインアウトでプレーを再開することも可能です。

ラグビー用語【ま行】

ラグビー用語【ま行】

ここでは、ま行のラグビー用語を解説します。

マーク

22mラインの内側で、相手選手が蹴ったボールを直接キャッチして「マーク」と声を出す行為です。

一連の行為は「フェアキャッチ」と呼ばれ、認められると試合を一時止められるというルールがあります。なお、キャッチしたチームのフリーキックで試合再開となります。

モール

ボールを保持したまま行われる密集戦のことです。モールの形成は、ボールを持つ選手に両チーム1人以上(合計3人以上)の選手が立って行う必要があります。

ラグビー用語【や行】

ラグビー用語【や行】

続いては、や行のラグビー用語を解説します。

ユーズイット

審判が、密集からボールを出すことを指示する際に宣言する言葉です。従わないと反則が取られ、相手ボールのスクラムで試合再開となります。

ユニオン

「ラグビーユニオン」とも言い、15人制のラグビーのことです。なお、13人制のラグビーは「ラグビーリーグ」と言います。

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ラグビー用語【ら行】

ラグビー用語【ら行】

次に、ら行のラグビー用語を解説します。

ラインアウト

タッチラインの外にボールが出た際に、行われるセットプレーの一種です。両チームの選手(基本的にフォワード)が2列に並んだところに、ボールを投げ入れて奪い合います。

ラック

地面上にあるボールを奪い合うための密集戦です。

モールとの違いとして、ボールが地面上にあることや、両チーム1人以上(合計2人以上)で行われることなどがあります。

ラグビーユニオン

主に15人制ラグビーのことで、「ユニオン」とも言います。日本では、ラグビーと言えばラグビーユニオンを指すのが一般的です。

ラグビーリーグ

13人制ラグビーのことです。もともとはラグビーユニオンと同一でしたが、1895年に分離した歴史があります。

レイトタックル

パスやキックなどの後で、すでにボールを持っていない選手に対してタックルをする反則行為です。悪質と判断された場合は、シンビン(イエローカード)やレッドカードにもなる重い反則となります。

ロスタイム

負傷した選手のサポートなどで試合が止まっている時間を指し、ロスタイムがあった場合はその時間分延長されます。

ただし、最近の国際試合では専任の担当者が時間を管理するタイムキーパー制が導入されているため、ロスタイムが加算されることはほぼありません。

ラグビー用語【わ行】

ラグビー用語【わ行】

最後に、わ行のラグビー用語を解説します。

ワールドラグビー

15人制ラグビーであるラグビーユニオンを統括する国際競技連盟です。アイルランドのダブリンに本部が置かれ、128ヶ国が加盟しています。

ラグビー用語を覚えて使ってみよう

ラグビー用語を覚えて使ってみよう

今回は、よく使われる主なラグビー用語を一覧で紹介しました。

ルールや反則、プレーの種類など、ラグビー用語はまだまだほかにもたくさんあるので、いきなり全部を覚えるのは難しいでしょう。

試合観戦をしながら少しずつ覚えて、ラグビーをより楽しんでみてください。

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