ラグビーの試合時間は何分?国際試合・中学・高校・大学・社会人まで解説

ラグビーの試合時間は何分?国際試合・中学・高校・大学・社会人まで解説

  • 2023/06/12 (月)
  • 2023/07/07 (金)

近年注目を集めているラグビーですが、実は年齢や大会、リーグによって試合時間が変わってきます。

また、そのほかにも延長時間やロスタイムなども変わってくるので、それぞれの試合を楽しむためにも正しく理解することが大切です。

この記事では、ラグビーの基本的な試合時間やルールについて詳しく解説します。

ラグビーの基本ルール!試合時間は約80分

ラグビーの基本ルール!試合時間は約80分

ラグビーの基本的な試合時間は約80分です。前半40分・後半40分で試合が行われ、ハーフタイムは15分以内という規定があります。

ただし、これはあくまでも国際試合や国内のトップリーグなど、トップレベルの試合におけるルールです。

そのほかの試合では、主催者や両チームの同意によって試合時間の長さは短縮しても良いルールになっています。

ロスタイムとは

ラグビーにも、サッカーと同じようにロスタイムのルールがあります。

例えば、選手が負傷した場合はその治療のために試合が止められることがあります。
ただしラグビーの場合、審判が試合を止められるのは1分以内です。

サッカーの場合プレー再開は選手の治療完了後となりますが、ラグビーの場合は治療中であっても1分経過すれば試合は再開されます。

脳震盪(のうしんとう)を起こしている場合など、担架を呼んで運び出すために1分以上の時間が必要なときは、審判の判断によって時間が決められることになります。

また、選手の負傷以外にも以下のような場合には、審判の判断により試合が中断されることがあります。

  • 選手交代
  • 反則行為への注意
  • 鼻血などの止血
  • 給水(湿度や気温が高い夏場のみ) など
  • ラグビーも以前はサッカーと同じように、ロスタイムで使用した時間を前半・後半それぞれの試合時間にプラスするルールとなっていました。

    しかし、最近の国際試合や日本のトップリーグではタイムキーパー制が導入され、審判の判断によって試合が中断されている間は、試合時間をカウントする時計も止められます。

    そのため、タイムキーパー制が導入されたラグビーの試合では、ロスタイムによって試合時間が延長されることはありません。

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    中学生・ジュニアラグビーの試合時間は?

    中学生・ジュニアラグビーの試合時間は?

    中学生・ジュニアラグビーの試合時間は、以下の通りです。

    年齢 試合時間
    U-13カテゴリー(中学1年生のみのチーム)
  • 約30分間
  • 前後半各15分以内+ロスタイム
  • ハーフタイムは5分間以内
  • U-14カテゴリー(中学1・2年生のチーム)
  • 約30分間
  • 前後半各15分以内+ロスタイム
  • ハーフタイムは5分間以内
  • U-15カテゴリー(中学2・3年生チーム)
  • 約40分間
  • 前後半各20分以内+ロスタイム
  • ハーフタイムは5分間以内
  • ただし、U-14カテゴリーにおいて双方のチームのプレイヤー全員が中学2年生の場合は、U-15カテゴリーの試合時間が適用されます。

    また、中学生については1日あたりの試合時間に関する制限も設けられています。

    中学1年生は1日60分、中学2・3年生は1日70分を超えるラグビーの試合を行うことはできません。つまり、中学生は1日2試合が限度ということです。

    また、中学生・ジュニアラグビーの試合では、いかなる場合も延長戦が認められていません。

    高校ラグビーの試合時間は?

    高校ラグビーの試合時間は?

    高校ラグビーの試合時間は約60分です。前半・後半それぞれ30分間、ハーフタイムは5分間以内となっています。

    高校生ラグビーの場合、中学生のような1日あたりの試合制限の定めはありません。
    ただし、いかなる場合も延長戦が認められていないのは同じです。

    大学ラグビーの試合時間は?

    大学ラグビーの試合時間は?

    大学ラグビーの試合時間は80分です。

    前半40分・後半40分で試合が行われ、ハーフタイムは15分以内という規定は、国際試合や日本のトップリーグと同じです。

    ただし、大学ラグビーは延長戦が認められていないため、試合はすべてタイムキーパー制で行われます。

    社会人ラグビーの試合時間は?

    社会人ラグビーの試合時間は?

    社会人ラグビーの試合時間は、国際試合や日本のトップリーグと同じく約80分です。
    前半40分・後半40分、ハーフタイムは15分以内で行われます。

    社会人ラグビーの場合、主催者が試合の長さの短縮を決定しても良いルールとなっています。

    ラグビーの延長戦の時間は何分?

    ラグビーの延長戦の時間は何分?

    ラグビーは、走ったりぶつかり合ったりと激しいスポーツなので、基本的に延長戦は行いません。実際に、ワールドラグビーでは19歳以下の延長戦を禁止しています。

    ただし、試合時間が終了して同点だった場合には延長戦を行います。

    延長戦の順番は、以下の通りです。

    1. 前後半10分の延長戦
    2. それでも同点の場合は、10分間・サドンデス方式で再延長
    3. それでも同点の場合は、キックコンペティション(サッカーのPK戦のようなもの)

    国際試合でニュージーランド(NZ)選手が行うハカの時間は何分?

    国際試合でニュージーランド(NZ)選手が行うハカの時間は何分?

    国際試合でニュージーランド(NZ)の選手が行う「ハカ」は、約1分間の伝統儀式です。ニュージーランドの代表チーム(通称・オールブラックス)は、試合前に必ずハカを行います。

    ハカはラグビーのためだけの儀式ではなく、ニュージーランドの現住民族・マオリ族が、相手を威嚇するときに用いていた舞踊を発祥とした伝統的な儀式です。

    ニュージーランドでは民族舞踊として伝わっており、祝いの意味を込めて結婚式でパフォーマンスされることもあります。

    ニュージーランド代表チームの試合を観戦する際は、ぜひハカも楽しみにしてみてください。

    ラグビーの試合時間はリーグ・大会・年齢によって違う!

    ラグビーの試合時間はリーグ・大会・年齢によって違う!

    ラグビーは激しいスポーツのため、試合時間は年齢によって細かく規定されています。

    また、20歳以上であってもリーグや大会ごとに試合時間に関する規定が違うため、観戦時には事前に確認しておくと良いでしょう。

    また、ラグビーの試合には基本的にタイムキーパー制が導入されているため、サッカーのようなロスタイムや延長戦があるケースは少ないです。

    試合を観戦する際には、残り時間を意識しながら楽しんでみてはいかがでしょうか。

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