夏のメンズサイクルウェアの服装、選び方は?半袖や長袖のコーデなど

  • 2020/08/17 (月)
  • 2023/06/12 (月)

蒸し暑く、強い日差しが照り付ける過酷な夏でも、海や山、そして街へのサイクリングを快適に楽しみたいものです。

そのためには、機能性・ファッション性ともに優れたサイクルウェア選びが重要です。

そこで、夏のサイクリングをサポートする快適なサイクルウェアの選び方やおすすめの基本コーディネートを紹介します。

夏のサイクルウェアの基本コーデ

夏のロードサイクリングを快適に楽しむために重要なことは、熱中症対策と紫外線対策です。吸汗性と速乾性に優れたウェアで暑さ対策をし、UVケア機能で紫外線から体を守りましょう。

猛暑のなか、快適なライドを支える基本コーディネートは、半袖ジャージ+夏用インナー+七分丈またはショート丈パンツです。これを基本に、好みや状況に応じてアレンジします。

例えば、紫外線対策のためにアームカバーをつけたり、長袖のアウターと半袖のインナーを組み合わせたり、自分にとってもっとも動きやすい丈のパンツを選んだりと、目的に合った組み合わせを楽しみましょう。

街乗りの際には、機能だけでなくファッション性も重視したいところです。

最近はスポーツウェアとして高い機能性を持ちながら、ファッション性にも優れたウェアがたくさん出ています。デザインやカラーをそろえてクールに着こなしましょう。

機能性に優れた薄手の長袖ジャージもおすすめ

夏用コーディネートのアレンジの一つとして、ジャージを長袖にするのも良いでしょう。

長袖だと夏には暑苦しいイメージがあるかもしれませんが、薄手でも吸汗速乾性の高い素材で作られた夏用のジャージは動きを妨げにくく、快適さを保ちます。

しかも、夏用のジャージはUVケア効果が高いものが多く、紫外線対策としてアームカバーを着ける必要がありません。

紫外線は気にしないという人でも、体力の著しい消耗や紫外線対策が必要です。

夏のサイクルウェアの選び方

屋外でスポーツをするには厳しい日本の夏ですが、長期休みもあり、深緑まぶしい山や海へロングライドを楽しみたい季節でもあります。

そんなニーズに応えるために、各スポーツブランドから多様な夏用サイクルウェアが出ています。

スポーツウェアは暑さ対策や紫外線対策ができるものが多いですが、やはりサイクリング特有の動きにフィットし、空気抵抗を抑えて、長時間快適に楽しむためにはサイクル専門のウェアが理想です。

先述した基本コーディネートであるジャージ、インナー、パンツについて、選び方のポイントを紹介します。

サイクルジャージ

吸汗速乾性に優れているサイクルジャージは、衣服内温度の上昇や汗で冷えたりするリスクを軽減します。

多様なカラー展開がある場合は、色の持つ効果も選ぶ際のポイントです。日傘にも白いものと黒いものがあるように、白と黒にはそれぞれに日差しから守る効果があります。

暑さ対策を重視するときは白っぽい色を、紫外線対策を重視するときは黒っぽい色を選ぶと良いでしょう。

ただし、黒はスズメバチなどが攻撃しやすい色とされているので、ハチが出やすい場所に行く場合は白っぽいウェアを選んだ方が良いでしょう。

夏用インナー

夏はできるだけ重ね着を避けたいためインナーは不要、と思う人もいるでしょう。

でも実は、快適なサイクリングを楽しむためには、暑いときにこそ吸汗速乾性のあるインナーが必要になってきます。

ジャージよりもさらに体に密着して素早く汗を吸収し乾かすため、ジャージが肌にくっついたり汗が肌に残ったりする不快感を軽減します。

そのため、インナーを着ることで快適さがアップするのはもちろん、ハードなライドで多量の汗をかく場合には、暑さ対策の観点から見てもインナーを着用する方が良いといえます。

選ぶ際には、ジャージ同様に吸汗速乾機能やUVケア効果があることがポイントです。

UVケア効果があれば、半袖ジャージには長袖のインナーを組み合わせることで、アームカバーがなくても紫外線対策を取ることができます。

サイクルパンツ

サイクルパンツはほかのスポーツ用パンツでは代用が利かない、サイクリストに欠かせないアイテムです。大きな特徴はお尻の部分にパッドが付いていることで、サドルからの衝撃を軽減してくれます。

長時間のサイクリングやヒルクライムの場合、下半身の衝撃はどうしても避けられないため、それを軽減してくれるサイクルパンツは心強い相棒とも言えるでしょう。

選ぶ際のポイントは、やはり吸汗速乾性に加え、しっかりしたパッドが付いているかどうかです。

夏場に重ねばきをするのは辛いかもしれませんが、サイクルウェアの特徴であるピッタリ感が苦手な人やカジュアルな緩めのパンツを履きたいという人は、パッド付のインナーパンツをはくのもおすすめです。

丈はショートのほうが肌を覆う部分が少なく涼しい反面、紫外線からのダメージを受けやすいなど、それぞれにメリット・デメリットがあります。

ショート丈と七分丈のどちらが良いかは、シチュエーションや好みによって決めましょう。

おすすめのサイクルウェアブランド、人気コーディネート

ルコックスポルティフ ロゴ

各種スポーツブランドからサイクリングに適したウェアが開発されています。なかでもおすすめなのが、雄鶏のロゴマークでおなじみのルコックスポルティフです。

フランスのスポーツブランドの老舗であり、サイクルウェアも数多く手がけています。

ルコックスポルティフでおすすめの夏のサイクルジャージとサイクルパンツを紹介します。

Entry Jersey

真夏のライディングに適した吸汗速乾性やUPF15といった機能性の高さはもちろんのこと、洗練されたデザインと初心者にも抵抗の少ないルーズシルエットが人気のジャージです。

サイクリングに不可欠な再帰反射やバックポケットも完備され、快適なサイクリングをサポートします。

Fit-able Pants

ハンモック構造というパッドを直接表地に縫い付けないオリジナルの構造や、最適なフィッティングを追求した設計、ストレスの原因となる縫い目を減らす設計など、とことんストレス軽減を追求したショートパンツです。

サイクリストに寄り添う老舗の心意気を感じます。

夏も快適に楽しく走ろう

日本の夏は蒸し暑さが長く続きますが、それでも適切な対策を取ることで快適なサイクリングを楽しむことができます。

機能性に優れたウェアをそろえる以外にも、暑さ対策としてヘルメット、サングラス、アームカバー、靴などの装備を整えるようにしましょう。

また、こまめな休憩や水分補給を含む余裕を持った計画を立てること、そして体調に異変を感じたらすぐに中止することが大切です。

暑さに負けず、無理をしないで適度なサイクリングを楽しみましょう。

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