メンズサイクルウェアはぴったり体にフィットするものが多いため、「インナーは着なくても良いのでは」と考えている人もいるかもしれませんが、サイクルウェアのインナーは、さまざまな役割を持っているため着用するのがおすすめです。
今回は、サイクルウェアをそろえようと思っている男性に向け、インナーの必要性や種類、選び方を紹介していきます。
メンズサイクルウェアのインナーは着用したほうが良い?
まずは、メンズサイクルウェアにインナーが必要な理由から説明します。
汗を吸って乾かしてくれる
サイクルウェアのインナーには、汗を吸い取り、乾かしてくれる役割があります。
もし、インナーを着用しておらず、汗で濡れたウェアをそのまま着用していると、汗が冷えて体を冷やしてしまいます。暑い夏でも、汗冷えが原因で体調を崩してしまうことも珍しくありません。
夏はもちろん、寒い時期でも汗をかいたあとに冷えにくくする工夫が必要なので、サイクリングを快適に行うためには、インナーが必要不可欠と言っても良いでしょう。
素肌が透けにくい
薄い色のサイクルジャージを着用すると、素肌が透けてしまうことがあります。男性のなかには、特に気にならないという人もいるかもしれませんが、周りの人へあまり良くない印象を与えてしまうこともあるでしょう。
しかし、インナーを着用しておけば、素肌の透けを軽減することができます。
ビブパンツをはいた際に肩ひもの擦れを軽減できる
ビブパンツを着用してサイクリングをしていると、肩ひもの部分が擦れてしまったという経験をした人もいるでしょう。ビブパンツをはく際は、中にインナーを着用することで、肩ひもの擦れの軽減が期待できます。
メンズサイクルウェアのインナーの種類
続いては、メンズサイクルウェアのインナーの種類について紹介します。
シャツタイプ
トップスはシャツタイプのものを着用するのが一般的です。サイクルジャージの下に着用するタイプのものと、1枚で着用できるタイプのものがあります。
タイツタイプ
体の負担を軽減する目的で、タイツタイプのインナーウェアを着用する人もいます。筋肉だけでなく、関節をサポートしてくれるタイプのものや、専用のパッド付きのアンダータイツも人気があります。
また、タイツタイプは肌を覆うことができるため、夏には紫外線対策、冬には防寒・防風対策になるでしょう。
パンツタイプ
タイツを着用するのが暑いと感じる場合には、パンツタイプのインナーを選ぶと良いでしょう。お尻部分にパッドが付いている専用のインナーウェアを着用することで、快適にサイクリングを楽しむことができます。
メンズサイクルウェアのインナーを選ぶ際にチェックするポイントは?
続いては、メンズサイクルウェアのインナーの選び方を種類別に紹介します。
アンダーシャツを選ぶポイント
まず、メンズサイクルウェアのアンダーシャツを選ぶポイントを紹介します。
季節によって使い分ける
アンダーシャツは、春夏用と秋冬用の2種類そろえておくことをおすすめします。
どちらの季節も吸汗速乾性が優れたものを選ぶことが重要ですが、春夏には紫外線対策のため、UVケア機能が備わっているものが良いでしょう。秋冬には、保温性のあるものや、首まで覆ってくれるアンダーシャツがおすすめです。
季節に合わせてアンダーシャツを使い分けることで、より快適にサイクリングを行うことができます。
ウェアとの相性を確認する
サイクルジャージの下に着用することが多いアンダーシャツは、手持ちのウェアとの相性を確認しながら選びましょう。
透けない色を選ぶことはもちろん、袖の長さなども確認が必要になります。ウェアと一緒に着用することを想定して、コーディネートを考えながら購入しましょう。
アンダータイツを選ぶポイント
続いては、メンズサイクルウェアのアンダータイツを選ぶポイントを紹介します。
機能性を確認する
メンズ用アンダータイツを選ぶときは、着圧機能があるかどうかが重要なポイントになります。コンプレッション機能と呼ばれる着圧機能が備わったタイツをはけば、長時間走行時の体の負担を軽減してくれる効果が期待できるものもあります。
また、着圧だけでなく、膝の関節をサポートしてくれるタイプのタイツも販売されています。お尻部分にパッドが付いているタイツを選べば、衝撃や擦れを軽減してくれるものもあります。
季節に合わせたものを選ぶ
メンズ用アンダータイツも、アンダーシャツと同様に季節に合わせて2種類そろえるのがおすすめです。
夏の暑い時期に着用するアンダータイツは、吸汗速乾性だけでなくUVケア機能があるものを、秋冬の寒い時期に防寒具としてアンダータイツを着用するなら、裏起毛タイプのものや防風性のあるタイツも購入しておくと良いでしょう。
アンダーパンツを選ぶポイント
最後に、アンダーパンツを選ぶポイントを紹介します。
パッドの有無を確認する
メンズサイクルウェアのアンダーパンツには、パッド付きタイプとパッドなしタイプがあります。
パッドなしのパンツで長時間サイクリングを行うと、お尻部分の衝撃を感じることもありますが、パッドがあることで、長時間のサイクリングでもサドルから伝わる衝撃を軽減する効果が期待でき、快適に走ることができます。
一方、サイクリング以外のスポーツでも着用する場合や長時間のサイクリングを想定していない場合には、パッド無しのタイプを選んでも良いでしょう。
機能性を確認する
アンダーパンツをはくことで動きにくさを感じてしまっては意味がなくなってしまいます。アンダーパンツを重ねてはいてもペダルがこぎやすいように、ストレッチ性のあるものを選びましょう。
また、夏場には、通気性のあるメッシュ素材が使われているものがおすすめです。
メンズサイクルウェアのインナーを着用して快適にサイクリング!
今回は、メンズサイクルウェアのインナーの役割や種類、選び方について紹介しました。
インナーを選ぶときは、機能性を重視するだけでなく、手持ちのウェアとのコーディネートも想定し、パフォーマンス向上のためにはフィット感もチェックしましょう。
より快適なサイクリングを楽しむためにも、自分に適したインナーを選んでください。