スキーウェアのジャケットが普段使いできる!?デュアリスのハイスペックウェア3選【GetNaviの語らせて!】

スキーウェアのジャケットが普段使いできる!?デュアリスのハイスペックウェア3選【GetNaviの語らせて!】

  • 2022/01/18 (火)
  • 2022/03/30 (水)

デサントから発売中のスキーウェア「DUALIS(デュアリス)」シリーズ。スキーウェアと言えば、雪山に映えるカラーやデザインが特徴的ですが、実は同シリーズの活躍の場は雪山に限られていません。

今回は、素晴らしすぎる「DUALIS」シリーズについて語ります。
 

【DUALISが素晴らしい理由①】スキーはデサントの源流で蓄積のレベルが違う

デサント ロゴ

「DUALIS」シリーズの紹介の前に、デサントとスキーの関係に触れていきます。

デサントは1935年にデサントの前身である「ツルヤ」として創業。1961年にブランド名でもあった「デサント」に社名を変更しました。

「社名のデサントという言葉はフランス語で『滑降』を意味します。

ブランドロゴのスピリットマークも、スキーの基本技術である『直滑降』『斜滑降』『横滑り』を表現しています。」

と話してくれたのはデサントマーケティング部門の橋本謙一さん。

1960年代から革新的なデザインと機能でスキーウェア市場をけん引し、特に1970年代に数々の国際大会で世界のトップレーサーがこぞって着用したスキーレーシングスーツは「着用しなければ勝てないマジックスーツ」とも言われ、人気を集めました。

さらに、1973年に発表した「デモパン」が大ヒット。

日本人の体型をカバーするデザインと、裾をブーツの中に入れるインナー式アウターなど、ファッション性と機能性を兼ね備え、スキーパンツの代名詞となったのです。

以降、1985年~1995年頃には日本における一大スキーブームをけん引し、日本を代表するスキーブランドとして地位を確立したデサント。

「2000年代に入ると、世界、特に欧州のアルパインスキー場でブランド地位を保っています。」と前出の橋本さんは語ります。

つまり、デサントと言えばスキー、スキーと言えばデサント。「DUALIS」はそのなかでも気合いの入ったシリーズ。

次のパートでは、「DUALIS」シリーズで特に注目の1着を取り上げながら、ブランドの概要やコンセプトにも迫ります。

【DUALISが素晴らしい理由②】スキーウェアながら日常使いができるハイブリッド

デサントスキーのS.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケット

デサントスキーDUALIS/S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケット

DUALISシリーズにはいくつかの商品が展開されていますが、今回編集部が特に注目したのが21F/Wコレクションの「S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケット」。

どのようなアイテムで、そもそもDUALISシリーズとはどんなコンセプトで作られているのでしょうか。

「今回の『DUALIS』は、アルペンスキーからバックカントリースキーまで対応する機能を持ちつつ、日常生活でも使えるアイテムとなっているのが特徴です。

スキーウェアと言えば、保温性や耐水圧などにおいてハイスペックな機能が求められ、デサントとしてはそこは譲れません。

一方で、日本ではあまり見られないのですが、欧州では派手な色のスキーウェアでも防寒具や普段着として着用するのが珍しくありません。

そういった背景もあり、近年は機能面だけでなく、デザインに力を入れているものが増えています。

また、日本でもここ10年くらいのアウトドアブームで、山で着られるスペックを持ったアウトドアウェアを街でも着るというのがトレンドにもなっており、スキーウェアを日常的に着るというカルチャーが根付き始めています。

『DUALIS』はスキーウェアを日常的にスタイリッシュにまとえるように、という狙いがあります。」(橋本さん)

アスレチックのスポーツウェアを普段でも着る“アスレジャー”が浸透しているように、ブランドとしてはスキーウェアでありながら、街でも着られるシーンレスという傾向が強まっているのです。

オンオフを問わないといったシームレスの傾向は、コロナ禍以降より強まっており、「DUALIS」シリーズもまさにその流れに乗っている商品と言えるでしょう。

【DUALISが素晴らしい理由③】ブランドイメージとのギャップに負けない熱い想い

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットの着用画像1

2020年にスタートした「DUALIS」シリーズ。

しかし当初は、スキー界のトップであるアルペンスキーで多くの実績を誇るデサントのブランドイメージとのギャップは社内だけでなく、スキー専門店からも抵抗があったとのこと。

「実際、2020年のF/Wで展示会に出しましたが、十分な受注が入らずそこでドロップしたアイテムも多かったんです。

しかし最初のアプローチこそは苦労しましたが、今では自主流通と専門店を含め広く展開しています。

21F/Wコレクションのアイテムは2021年10月から販売していますが、『DESCENTEコクーンシティ』(埼玉県さいたま市)や『DESCENTE ららぽーと豊洲』(東京都江東区)などを含めたショップスタッフやお客様からは、普段にも着やすいデザインが評価されています。

今回のS.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットで言えば、従来のスキーウェアより丈が長めなのですが、普段使いしやすい丈感も評価されているのだと思います。」(橋本さん)

【DUALISが素晴らしい理由④】「S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケット」はディティールの作り込みが半端ない

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットの着用画像2

デサントの水沢ダウンジャケットのハイスペックモデル「マウンテニア」は、今では極上のファッションアイテムとして人気を博していますが、よく見ると裏側にパウダースカートが付いています。

雪や風の侵入を防ぐ、スキーウェアならではの機能があることから、一般で着るために開発されたウェアではないことが分かります。

今回紹介するS.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットも見た目は街着と遜色はありませんが、随所にスキーウェアとしての機能を隠し持っているのです。

特にパターンの「S.I.O」は、できるだけ少ない生地で立体的なウェアを作る型紙技術です。

「縫い目が少ないほど、縫い代がなくなるので着心地が良くなります。せっかく伸びる生地を使っても、縫い代があると縫製の箇所で伸びは止まってしまいます。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットは、背面部、肩甲骨あたりに縫い代がないので動きやすく快適です。」(橋本さん)

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのベンチレーションファスナー

新鮮な空気を取り入れることができる脇下左右の「ベンチレーションファスナー」。空気を入れるだけではなく、出るところの経路もどう作るか考えられています。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのブリーザブルシステム

デサントのウェア研究開発拠点「DISC OSAKA」(大阪府茨木市)のメンバーとの研究開発によって生まれた「ブリーザブルシステム」。

背中の上部に穴をあけることで、脇の「ベンチレーションファスナー」と連動し、効率良く空気を排気。余分な湿度を逃すことで身体は常にドライに保たれます。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのチタニウムシート

裏地をよく見ると、背中部分にチタニウムシートを接着。これによって保温性・防寒性を強化しています。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのスノーゲーター

袖口の内側にある柔らかい生地の「スノーゲーター」が雪の浸入を防ぎます。

また、手の甲側のほうの丈が長く、グローブをしたときに雪が入りづらく、ずり上がりにくくなるという斜めの構造にも機能的な意味があります。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのクイックバーストジッパー

「クイックバーストジッパー」によって、フードが簡単に収納できます。

単純に収納できるだけではなく、いかにきれいに見せるか、スキーヤーと一般層の用途、どちらもしっかりと考えている特徴がここにも見られます。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのフード

一般的にスキーウェアには取り外し式のフードもありますが、街着で違和感なくきれいに収納できるウェアは少ないです。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのポケットカバー

レザーカットされた腹部のポケットカバーもデサントらしいデザイン。ファスナーのチラ見せにもこだわりがあります。

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのパスケース

多くのスキーウェアの胸や左袖に付いているパスケースは裾の内側に。
普段使いでは隠れていたほうが良いだろうとの配慮が細部にも行き届いています。

【DUALISが素晴らしい理由⑤】とにかく美しいカラーリング

S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのカラーは、ブラックとカームネイビー、そしてアースカラーであるアンバーの3色。なかでも人気のアンバーの発色には苦労があったとのこと。

「アンバーの茶色系はデリケートで、濃くなりすぎたり、ちょっとトーンが変わるだけで微妙な色になってしまいます。

我々は生地を染める“ビーカー”という工程があるのですが、アンバーの生地を染める工程ではビーカーを複数回トライしました。」(橋本さん)

また、カラーに関してはスキーウェアならではの苦労も。ウェアのなかでも一番天日にさらされるのがスキーウェア。

そのため、太陽の光が当たっても色落ちしにくい耐光堅牢度という基準が厳しく、4級以上を守らなければならないのです。

「購入して、1ヶ月間雪山で着たら色が薄くなってしまうのは問題です。イメージする色と堅牢度のバランスを考慮したうえで検証を重ねていくのはすごく難しい。

競技ウェアごとに基準は違いますが、デサントは耐光堅牢度のチェックは厳しめだと思います。」(橋本さん)

デサントスキー 「DUALIS」シリーズのアザーアイテム

最後に、S.I.O チタニウムサーモ インシュレイテッドジャケットのほかにも、2タイプのジャケットに注目しました。

S.I.Oパターンの採用や、空気の循環を促す「ブリーザブルシステム」も搭載しており、ハイスペックウェアです。どれもシンプルかつシャープなシルエットで、日常使いでも手軽に着用できます。

着脱式保温ユニットで異次元の快適性を実現したインシュレータージャケット

デサントスキーDUALIS/S.I.O 3Dインシュレータージャケット

デサントスキーDUALIS/S.I.O 3Dインシュレータージャケット

オールマウンテンでの快適性を追求した、着脱式保温ユニット「3Dインシュレーター」搭載のジャケット。

「3Dインシュレーター」とは、背中の内側にチューブ型のダウンを複数配置し、保温すると同時にチューブの間のスペースに風を通すことで理想的な空気の循環・透湿を実現した機能。

今シーズンのDUALISシリーズのなかで最も苦労したと言います。

通常のダウンジャケットで使用するダウンを半分程度に抑えることで、優れた運動性を実現。保温ユニットは着脱式なので、気候に合わせて着用できる汎用性の高さも大きな特徴です。

特殊な3層構造ニット生地でシーンを選ばず着られるミッドレイヤージャケット

デサントスキーDUALIS/i2Cハイブリッドインシュレイテッドミッドレイヤージャケット

デサントスキーDUALIS/i2Cハイブリッドインシュレイテッドミッドレイヤージャケット

特殊な3層構造ニット生地が段ボール状の気室空間を形成し、保温性と防風性を高めたミッドレイヤーアイテム。スイスのアルペンチームでも着用されている実績があり、移動着やランニングシーンなどでも幅広く活躍します。

薄綿なので、アウターの中に差し込んでも着膨れしません。秋口から春先までオールシーズン着用できる優れたウェアと言えるでしょう。

もう少し綿の入った、アウターっぽく着られるフード付きモデルも用意されています。

今年のウインターシーズンも終わりと諦める前に

デサント公式通販「DESCENTE STORE オンライン」では、カラーやサイズによっては完売している人気アイテムですが、デサントの直営店やスキー専門店ではまだ販売中なので、ぜひ手に取って、そして実際に袖を通してみてください。

デサントならではの高いスペックを持ちながら、街中でも着用できる快適性・利便性とシンプルで飽きのこないデザインを融合。スキーに行けなくても、日常で存分にハイスペックなテック感を堪能できます。

撮影/大田浩樹
文/マイヒーロー

デサントブランドの直営店はこちら

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