スポーツシーンで着用するウェアの性能を測る基準の一つとして、軽さや吸汗速乾など数値に表れる「機能性」があります。
しかし、数値だけで判断できないのがウェアの面白いところ。実際に肌で触れたときの感覚や動きのなかで力を発揮してくれるものも少なくありません。
デサントの「S.F.TECH」素材を使ったウェアはまさにそんなアイテムの代名詞。
数値には表れない着心地やシルエットなどの「情緒面」が融合されています。
今回は、「S.F.TECH」という素材に注目し、これがいかに革新的かつ快適かつ機能的かを紹介していきましょう。
二律背反する理想を実現した「S.F.TECH」
肌触りの良い「フワッと感」を求めると生地が身体にまとわりつきやすくなり、「ハリ」を求めるとゴワついた着心地による動きづらさが気になる。
「S.F.TECH」はこの二律背反する理想に対し、特殊な2種類の糸を効果的に編むことで、「しなやかなストレッチ性」はもちろん、柔らかく肌触りの良い「フワッと感」と適度な「ハリ」を両立。
それによって「軽やかな着心地」も実現しています。まさにハイブリッド素材と言えます。
トップアスリートをはじめ、多くのアスリートから着心地の良さに驚きの声が寄せられています。
しなやかさと膨らみを併せ持った糸と、バネのような高反発な糸を一緒に編み込むことで、
を実現しました。
スポーツウェアやトレーニングウェアには、身体の形に合ったパターン(立体裁断)に加えて適度なストレッチ性が必要です。
ニュースポーツ、ヘディスの日本トップ選手が「S.F.TECH」を体感!
2006年にドイツで誕生し、日本には2017年に上陸したニュースポーツ、ヘディスの日本における第一人者、鈴木祐人(すずきゆうと)さんに、今回「S.F.TECH」のフーデッドジャケットとロングパンツを体感してもらいました。
ヘディスとは卓球台を使い、直径15.9cm、重量100gのゴム製ボールをヘディングのみで打ち合う競技で、日本でも約500人がプレーしています。
卓球台を使用しますが、卓球とは違いラケットや腕のリーチが使えないだけに、常にボールの中心に身体を移動させなければいけないのが特徴。
打ち下ろしたり、打ち上げたり、さらには回転をかけるなど全身でバランスを取りながらプレーするため、ウェアにはとにかく動きやすさが求められるのです。
左右方向の俊敏性はもちろん、前後方向の動きにも対応することが不可欠なスポーツだけに、「S.F.TECH」の良さを知ってもらうにはうってつけのスポーツと言えるでしょう。
ときには台に飛び乗ってスマッシュを打つなど、アクロバティックでハードなプレーが連続します。
「ウェアでパフォーマンスが向上するなんて考えたことがなかった」
「S.F.TECH」を体感してもらった鈴木さんは、現在岩手大学大学院でスポーツ健康科学プログラムを学びながらヘディスをプレー。
2019年に全日本オープンで優勝し、本場ドイツの世界大会では200人中17位と健闘した日本を代表する選手です。
しかしこれまで、ウェアに対してはそれほど気にはしていなかったとか。
「今まで半袖、ハーフパンツでプレーしていましたが、ウェアは軽さ重視くらいでほかのことはあまり気にしていませんでした。
でも今回、ウェア(長袖・ロングパンツでも)によってここまで動きやすく、快適になるなんて驚きです。
例えばプレー中で言うと、長袖なのに腕の動きに引っ掛かりはありませんし、脚の動きもゴワつきがなく快適です。
ヘディスはテーブルに飛び乗ることもありますが、とにかく着心地が軽い。ロングパンツは動きづらいというイメージで避けていましたが、『S.F.TECH』は違う。
ロングパンツの場合、擦り傷などのケガからも守ってくれるので安心です。」(鈴木さん)
ヘディスでは半袖、ハーフパンツでプレーするのが通例ですが、今回「S.F.TECH」を着てプレーしたことでウェアの意識が変わったという鈴木さん。
「次からは試合でもこの『S.F.TECH』を着たいですね。ほかの競技をされている方も、ウェアの重要性に気付いてほしい。着るだけでパフォーマンスのアップがきっと実感できるはずです。
デザインも良い。胸元に大胆にプリントされた『MOVE SPORT』のロゴがアイコニックで気に入っています。
フードもスタイリッシュですね。へディスは首を卓球のラケットのように常時振る競技ですが、常時首を動かしていてもこのフードは邪魔にならず、サイズ感も全然気にならずに良い感じです。
カラーラインナップで赤もあるんですね。相手を圧倒できそうなカラーだし、赤は好きな色なのでぜひ着てみたいです。」(鈴木さん)
ウェアへの意識が変わることで、競技に及ぼすパフォーマンスも変わる――競技としてスポーツをする人でなくても、自分の身体能力を引き出してくれる可能性が「S.F.TECH」にはあります。
石川祐希選手も太鼓判!
2022年春夏で登場した「S.F.TECH」シリーズはシャツ3型、ジャケット3型、パーカー1型、パンツ5型の計12モデルを展開。
デサントとアドバイザリー契約を結んでおり、世界最高峰のバレーボールリーグでプレーする石川祐希選手からも好評です。以下は石川選手からのコメント。
「軽くて肌触りが良いので着心地がとても良いです。激しいトレーニングでも動きを妨げないストレッチ性がすごく気に入っています。」(石川選手)
ジャンルを問わず、どの競技でも実感できるストレッチ性と軽やかさを感じる着心地の良さ。
「フワッとした着心地ながらも、シルエットがキマる!」適度なハリが特徴の「S.F.TECH」シリーズ。
あなたもぜひ一度、これまで体感したことのない着心地を実感してみてはいかがですか。見て、触って、着てみれば、きっとあなたのこれまでのトレーニングウェアのイメージも変わるはずです。
撮影/松川 忍
文/マイヒーロー
撮影協力/Akiba卓球スタイル