保管方法や車・発送時に気を付けるポイント
――車と発送、ゴルフ場に持参する際に気を付けるべきポイントを教えてください。
実は縦に置いてもらうのが理想的です。最近は縦に置けるような車もありますので、キャディバッグにとっては一番良いです。
ただ今は、一般的にセダンのトランクなどでキャディバッグを横に置く場合が多いと思います。そのときに注意してほしいのは、キャディバッグの上に物を乗せないようにすることです。
キャディバッグは筒が中に入っており、上から重いものを長時間乗せると、その筒が歪みます。歪むことによって変形し、底部がせり上がってきて安定性を欠き、倒れやすくなる原因になります。下に荷物を置くなど、工夫してみてください。
加えて、アイアンカバーもあると良いです。基本ドライバーなどウッド系のクラブにはカバーが付属していますが、アイアンは保護するものが付属していません。
万が一、車の振動などでドライバーのシャフトにアイアンが当たると、傷付けてしまうという可能性があります。
キャディバッグのフードにクラブが当たってしまい、フードが破れてしまったというケースもあるので、このアイテムは推奨しています。
また宅急便などで送る場合は、トラベルカバーを付けて送ります。
カバーは種類も多くありますし、安全に運んでもらうという面で生地もしっかりしているので、車がなく発送してゴルフをしたいと考えている方は、こちらを1つ持っておきましょう。
右上:アイアンカバー商品はこちら
右下:トラベルカバー商品はこちら
――自宅での保管方法を教えてください。
日光などがなるべく当たらず、風通しの良い場所で保管するのが良いです。
マンションであれば、玄関先やクローゼットに置いておけば問題ないです。キャディバッグにとって保管に適さない環境は高温多湿で、車のトランクや物置、ベランダなどが該当します。
そういった場所に長期間置いてしまうと、劣化の進行を早めてしまうので、必ず室内に置きましょう。
――クラブメーカーやそれ以外のブランドがキャディバッグを出していますが、おすすめはありますか?
一般的には、購入したクラブメーカーのキャディバッグを使用する人が多いと思いますね。
例えば、ゴルフの専門店なんかに行くと、セット販売をされているところもあり、それで一式をそろえるというパターンがありますね。
しかし、クラブは年々進化しているので、自身に合うクラブも変化していく可能性は高く、使ってみたいクラブも変わっていくはずです。
そのときに、クラブのブランドに左右されないのが、アパレルブランドのキャディバッグだと思っています。
クラブメーカーが出す商品というのは、ビギナーの方からすると上手な方が使うという印象があり、敷居が高いと思う人もいます。
アパレルブランドだからこそ若い方は、身近に感じられるのではないでしょうか。またウェアやアイテムとデザインがリンクしたもので、コーディネートを楽しむのも気分が上がると思います。
キャディバッグは、必要にならない限り、買い替える機会は滅多にありません。
だからこそ、最初に購入するときが大事になってきます。長年買い替えないからこそ、汎用性のあるキャディバッグを持っておくと、後々後悔しないでしょうね。
――キャディバッグ以外で、練習場などに通う際のおすすめアイテムはありますか?
練習場で最適なアイテムが、クラブケースです。軽量でサッと持ち運びができ、公共交通機関で利用しても問題ないです。
5~6本のクラブだけを持って練習場に行くことが多いので、とても便利なアイテムです。また女性の方だと、筒状ではないクラブケースを好む人が増えていますね。
都内で仕事終わりにレッスンに行くときに筒状のものはさすがに大きすぎると感じているようで、こちらの需要が高まっています。
ラウンドする際、持っておけば快適にプレーできるアイテム
小型バッグの持参でスロープレーの防止
――カートバッグやボールホルダーの必要性について教えてください。
初心者の方には、ボールやティーなど消耗品が多くなるので、小型のバッグを持参することをおすすめします。
カートでの使用を想定した、カートバッグというものがあります。こちらにボールやティー、ドリンクなどを入れておくと、ボールをなくしたときなどにすぐに取り出せるので、スロープレー防止になります。
またカートバッグには、「物を小分けにして収納できるもの」や「保冷できるもの」など、さまざまな種類があるので、自身に合ったタイプのものを探してみましょう。
あとは、ボールホルダーも便利です。
例えば、カートバッグを持って行ってもカートから離れた位置でボールをなくしてしまった場合、再度カートに戻らなければいけません。
ボールホルダーがあれば身に着けておけるので、常にボールを携帯できます。
そのボールがなくなれば、カートに戻ったときにカートバッグから補充するというような形にしておけば、スムーズにプレーができます。あったらとても助かりますし、近年需要も増えてきています。
初心者の方は、ゴルフボールやティーのほか、グローブ、芝生を直すグリーンフォーク、マーカー、雨が降ってきたときに必要なレインウェアなどがあれば、充分にゴルフ場でのプレーを快適に行えます。
ゴルフバッグと共に予算に合わせながらアイテムをそろえて、ゴルフライフを楽しんでください!
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