いきなり告白します。
私、ジョギングが趣味だったんですが、実はここ2ヶ月ほど「おやすみ」しちゃっていました。長い梅雨からの猛暑で7〜8月は意外と外に出るのが億劫な季節。
そこで新しいシューズで気分を一新しようと、試してみたのがデサントの「エナザイト Z+」でした。
このシューズの特徴は見ての通り、かなり厚みのあるソール。
ソールに厚みとクッション性があるモデルが数年前から流行っているのは知っていましたが、実際に履いてみるのは初めてです。
クッション性と安定性の両立、足がブレにくく負担軽減に
さて、履いた感触としては、まず心地良いクッションが伝わってきます。
よく見るとデサント独自のフォーム素材「Z-FOAM」が、かかと部分からつま先にかけて広い範囲に搭載されています。
わざとかかとに体重を乗せて歩いてみると、「ムギュッ」と受け止めてくれる感覚が強く残ります。
さらに、この「Z-FOAM」の外側には高密度のフォーム材が使われており、かつ、かかと部分にパーツも配置されていることで、なんだかクッション性のなかに安定性も感じます。
一般ランナーにありがちなのが膝の故障。走るときには体重の4~5倍もの負荷が膝にかかっていると言われます。クッション性に加え安定性のあるシューズを履くことは、負担軽減にもつながりそうです。
次の1歩を踏み出す、跳ねるような弾力も
安定性がありながら、デサント独自のフォーム素材「Z-FOAM」により、跳ねるような反発力、弾力も期待できます。
また、エナザイト Z+を履いて立っていると、自然と体がやや前傾する感覚があります。そこから軽く足を出すと、スッと走り出せました。
ソールに厚みがあるシューズ、流行ってるけど何が良いんだろう?そう思っていましたが、確かに履いてみると良いところがあると感じます。
いよいよ走ってみたいと思います。
「タイツはちょっと…」という人にロングパンツを
ちなみにパンツは同じくデサントの「サンスクリーンランニングロングパンツ」です。
実はこれまで走るときはランニング用タイツを使っていましたが、あの独特の締め付け感がはくときにやや面倒だったんです。
「あれはくの面倒くさいなあ、今日はやめとこう…」なんて日もありました。その点、このロングパンツはスルスルーッとはけるのに膝下はきっちりと締め付けてサポートしてくれる、まさに良いとこ取り。
短パンも、タイツもちょっとな〜と思っていた人には、ぜひ「ロングパンツ」という選択肢をおすすめしたいです。
気軽な街中ランにぴったりなシューズとパンツ
エナザイト Z+とサンスクリーンランニングロングパンツの組み合わせで、いつものランニングコースで10kmランを体験してきました。
ゆっくり1時間かけて約10km走ってみると、やはりクッション性の高さを感じます。かかとまわりの沈み込みが心地良く、膝への不安感が減りました。
重量も適度な重みに感じました。これだけのクッション性を持ったソールでありながら、適度な重量(片足、27.0cmで270g)に抑えられていることで、フォームもバランスが良くなった気がして、トントントンとリズミカルに足を動かせました。
そして、この細身のロングパンツは足まわりがダボつかないのでとても走りやすい。しかもポケットが豊富なのもうれしいポイント。
2つの前面ポケットは右側が二重になっており、自宅の鍵や小銭を分けて入れられます。背面ポケットはスマホの収納にぴったりでした。
シューズの価格は17,600円(税込)。カラーはブラックとイエロー/ホワイトの2色展開です。サイズは23.0cmから29.0cmまでそろいます。
ロングパンツはブラックとネイビーの2色。サイズはSS・S・M・L・O・XOとありますが、身長170cmの私はブラックのMサイズを選びました。
狙い通り、ジョギングの習慣を復活させることができました。
跳ねるような弾力と安定性を兼ね備えたシューズ。その快適さをぜひ味わってみてください。
撮影・スタイリング・文/鳴海淳義
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