バレーボールは何点取ったら勝ち?得点の入り方を分かりやすく解説

バレーボールは何点取ったら勝ち?得点の入り方を分かりやすく解説

  • 2023/01/13 (金)
  • 2023/04/17 (月)

バレーボールは、種目によって点数・得点ルールが異なるという特徴があります。バレーボールをこれから始める人や試合観戦する人も、得点の入り方については覚えておきたいところです。

この記事では、バレーボールの基本知識として、点数・得点に関するルールを分かりやすく解説します。

バレーボールの点数・得点ルール

バレーボールの点数・得点ルール

まずは、点数と得点の基本のルールとして、何点取ったら勝利なのかをバレーボールの種目別に紹介します。

6人制バレーボールは「1セット25点」

国際大会などで採用されている6人制バレーボールは、1セット25点の5セットマッチが基本で、3セット先取したチームが勝利です。

5セットまで試合がもつれることを「フルセット」と呼び、5セット目のみ25点ではなく15点先取となります。

基本的には5セットマッチですが、大会によっては3セットマッチ(2セット先取で勝利)の場合もあるので、事前に確認しておきましょう。

9人制バレーボールは「1セット21点」

日本のママさんバレーなどで用いられている9人制バレーボールは、1セット21点の3セットマッチが基本で、2セット先取したチームが勝利します。

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ソフトバレーボールは「1セット15点」

ゴム製の柔らかいボールを使用する4人制のソフトバレーボールは、1セット15点の3セットマッチが基本で、2セット先取したチームが勝利となります。

ビーチバレーボールは「1セット21点」

砂浜のコートでプレーする2人制のビーチバレーボールは、1セット21点の3セットマッチが基本で、2セット先取したチームが勝利します。

バレーボールの基本的な点数・得点の入り方

バレーボールの基本的な点数・得点の入り方

バレーボールはどんなときに点数が入るのか、基本的な得点の入り方についても覚えておきましょう。

ここでは、自チームに得点が入るケースと相手チームに得点が入るケースに分けて、それぞれ解説します。

自チームに得点が入るケース

以下のような場合には、自チームに1点入ります。

  • 相手コート内にボールが落下する
  • 相手選手が触れたボールがコートの外に落下する
  • 相手選手が反則をした
  • バレーボールの主な反則には、以下のものがあります。

    反則の名前 内容
    ドリブル(ダブルコンタクト) 同じ選手が2回連続でボールに触れること。
    ただし、ブロックはノーカウント。
    フォアヒット(オーバータイムス) 4回以上ボールに触れて相手コートに返すこと。
    (6人制・ソフトバレーボールではブロックはカウントしないが、9人制とビーチバレーはブロックもカウントされる)
    キャッチボール(ホールディング) ボールを体の一部分で長時間受け止める、またはつかむこと。
    ぺネトレーション・フォールト 相手チームのコートに侵入すること。
    タッチネット プレーをしている選手の体(ユニフォームも含む)がネットに触れること。
    オーバーネット 相手側のコートにあるボールに触れること。
    (ただし、ブロックでは相手のプレーを妨害しない限りはボールに触れても良い)
    マーカー外通過 ボールがマーカーの外側を通過し、相手コートに入ること。
    ただし、1打目のレシーブがマーカーの外を通った場合であっても、2打目でマーカー外側から自分チームのコートへ返し、3打目で通常返球した場合は反則にならない。

    相手チームに得点が入るケース

    自チームに得点が入るケースと反対に、自チームの選手が反則をした場合や、自チームの選手に触れたボールが自チーム内・コート外に落下した場合には、相手チームに1点が入ります。

    バレーボールで点数・得点以外に知っておきたい用語・ルール

    バレーボールで点数・得点以外に知っておきたい用語・ルール

    バレーボールをプレーするうえでは、点数・得点以外にも、以下のようなルールを覚えておきましょう。

    サーブ

    バレーボールのプレーは、サーブ権を持つチームのサーブから始まります。サーブ権の順番は、じゃんけんまたはコイントスで決定します。

    サーブに関する基本的なルールは、以下の通りです。

  • コートの一番後ろに引かれているエンドラインを踏んではいけない
  • 8秒以内に打つ
  • ボールを上げたら必ず打つ
  • ローテーション

    6人制バレーとソフトバレーには、ローテーションがあります。

    選手は得点が入るごとに時計回りに1つずつ移動し、コートの後ろ側から見て後衛の一番右にいる選手がサーブを打ちます。

    デュース

    セットのマッチポイントで両チームが同点になることを、デュースと呼びます。例えば、25点先取の場合は、24点対24点の状態がデュースです。

    デュースになった場合、25点先取では試合が終わらず、その後2点を連続して取ったチームがセットを取ります。

    アドバンテージ

    アドバンテージとは、デュースになった状態でどちらかのチームが1点を加えた状態のことです。

    さらに1点決めれば、そのチームがセットを取ることになります。

    タイブレーク

    3セット先取マッチの場合、第5セットは15点先取で行われますが、デュースの状態が続くと試合終了時の両チームの得点は16点以上になります。

    このように、最終セットが規定のポイントを超える状態をタイブレークと言います。

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    バレーボールの点数表・得点板はアプリも使える

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    バレーボールの点数表は紙に書くのが主流でしたが、最近ではスコアボードアプリや得点板アプリを利用する人が増えています。

    楽に点数入力ができるほか、無料で利用できるアプリや「誰がどこでどんなプレーをしたか」をリアルタイムで入力し、データ分析できるアプリも人気があります。

    試合内容から弱点を見つけて普段の練習で改善し、次の試合に活かすといったこともできるため、パフォーマンス向上のためにも分析アプリを活用してみてはいかがでしょうか。

    点数・得点ルールを覚えてバレーボールをもっと楽しもう

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    バレーボールのルールや点数・入り方は、一度覚えればそれほど難しくはありません。

    バレーボールはチームスポーツなので、仲間と協力しながら得点を決めたときには、みんなで喜びを分かち合うことができ、達成感を得られるでしょう。

    また、プレーする人も観戦する人も、バレーボール専用のアイテムやプロ選手が着用しているウェア、応援グッズなどをそろえておくと、より楽しめるかもしれません。

    バレーボールに興味がある人は、まずは点数や得点の入り方など基本的なルールを覚えていきましょう。

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