スキー競技は主に6種類!ルールや見どころ、観戦時の楽しみ方を紹介

スキー競技は主に6種類!ルールや見どころ、観戦時の楽しみ方を紹介

  • 2022/01/19 (水)
  • 2024/02/27 (火)

スキー競技は主に6種類あり、それぞれルールや見どころが異なります。

この記事では、スキー競技にはどんな種類があるのか、それぞれのルールや見どころ、観戦時の楽しみ方などを紹介します。

スキー競技をする人はもちろん、観戦する人も、ぜひ参考にしてみてください。

スキー競技の6種目とは?

スキー競技の6種目とは?

スキー競技は、かつての国際大会では3種目しかありませんでしたが、現代では大きく分けて6種目あります。
まずはスキー競技の種目別に、それぞれの簡単なルールと見どころを紹介します。

アルペンスキー

アルペンスキーとは、スキーの原型であるノルディックスキーから分化し、ヨーロッパのアルプス地方で発達したスキー競技です。

ビンディングでブーツ全体・かかとまでをスキー板に固定し、スキー場のコースを滑走するタイムを競うスキー競技で、斜面に設置された旗門を正確に通過することが要求されます。

アルペンスキーは急斜面を滑降するスピード感と爽快感が見どころで、多くの人を魅了し人気を集めています。

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スキージャンプ

スキージャンプは、雪の上に設置されたジャンプ台の上から先端にある踏切台に向かって助走をつけ、空中に飛び出した際の飛距離や飛形、滑空中の姿勢、着地の美しさなどを競うスキー競技です。

スキージャンプではジャンプ台の建築基準点をK点と呼び、そのK点を基準にして飛距離を計算することになります。

また、正式種目としては、ジャンプ台の高さやK点までの距離によって「ノーマルヒル」「ラージヒル」「フライングヒル」などの種類があります。

スキージャンプは、非常に高いジャンプ台から飛ぶことになるため、空中でのバランス感覚はもちろん、その恐怖心に打ち勝つ選手の精神力の高さも見どころです。

また、観戦する人も選手と一緒に爽快感を味わえるでしょう。

クロスカントリースキー

クロスカントリースキーとは、北ヨーロッパを中心に盛んなスキー競技の一つです。

アルペンスキーとは違い、スキー板にブーツのつま先部分のみビンディングで固定し、かかとは浮く状態で雪の積もった森林や丘、野原などを滑って競う競技となります。

滑空によるスピードが重視されるスキー競技とは違い、クロスカントリースキーは登りや平地などを滑ることになるため、長距離を走るための持久力と技術力が求められるでしょう。

また、クロスカントリースキーは競技として楽しむだけではなく、自然を感じるスポーツでもあるため、選手だけでなく観戦する人も、大自然の中を滑降する爽快感を味わうことができます。

ノルディック複合

ノルディック複合は、スキージャンプとクロスカントリースキー両方の成績で競うスキー競技のことで、コンバインドやノルディック・コンバインドとも呼びます。

ノルディック複合は、スキー競技において最も高度な競技種目とも言われ、スキージャンプに必要なテクニックや精神力とクロスカントリースキーで必要な持久力などが求められるのが特徴です。

ノルディック複合では、前半にスキージャンプを行い、その得点差をクロスカントリースキーのタイムに換算することで、成績が良い順に後半のクロスカントリースキーをスタートさせます。

また、ゴールした順位が成績となるため、選手はもちろん観戦する人にも緊張感が漂います。

バイアスロン

バイアスロンは、クロスカントリースキーにライフル射撃を融合したスキー競技です。

冬季近代2種競技とも呼ばれ、スキー板を履いた状態で銃を背負い、一定の距離を滑って指定された射撃場で射撃を行います。

クロスカントリースキーとライフル射撃を交互に行い、標的に当たらなかった場合は、ペナルティーとしてタイム加算または距離が追加されることになります。

バイアスロンではクロスカントリースキーの距離を滑り体力を消費した状態で、精密さが求められる射撃を行わなければならず、持久力と集中力が格段に必要となるスキー競技です。

躍動感やスピード感に魅了されることが多いスキー競技のなかで、「静」と「動」の両方を楽しめる種目とも言えるでしょう。

フリースタイルスキー

フリースタイルスキーは、スキーで滑りながらジャンプや宙返りなどの空中演技を行うスキー競技です。

フリースタイルには、以下のような種類があります。

  • モーグル:急なコブ斜面を滑り、ターン技術とエア技術、スピードを競う
  • エアリアル:競技用のジャンプ台からジャンプして着地するまでの間の空中演技を競う
  • ハーフパイプ:パイプを半分にカットしたような構造物の上を左右に滑りながら空中演技を競う
  • スキークロス:複数の選手が旗門やカーブなどを設置したコースを滑走しタイムを競う
  • フリースタイルは華麗で華やかなアクロバティックな競技が見どころで、空中での華麗な演技には思わず目を奪われます。

    スキー競技・種目を観戦するときの楽しみ方

    スキー競技・種目を観戦するときの楽しみ方

    ここからは、スキー競技・種目を観戦するときの楽しみ方を紹介します。以下のポイントを押さえておくことで、冬のスポーツ観戦がより一層楽しくなるでしょう。

    種目別のルールを覚える

    前述の通り、スキー競技は種目別にルールがあります。

    スピードを競うもの、演技を競うものなど、それぞれの種目によって勝敗の決まり方が異なるため、事前に競技のルールを覚えておくと良いでしょう。

    スピード感・躍動感を楽しむ

    スキー競技は、スピード感や躍動感が魅力的のスポーツです。
    特に急斜面の滑走スピードを競うアルペンスキーは、観戦するだけでも爽快感を味わえるでしょう。

    直接観戦しに行く

    スキー競技はテレビでも十分楽しむことができますが、スキー競技のスピード感や躍動感をよりリアルに感じたい場合は、直接観戦しに行くのもおすすめです。

    スキー場に観戦に行くときは、防寒対策をしっかりと行い、マナーを守って観戦しましょう。

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    スキー競技を観戦しているうちに、自分でもスキー競技を始めてみたいと感じる人もいるのではないでしょうか。

    そこでここからは、スキー競技に挑戦してみたいという人に向けて、スキーグッズ選びにおすすめのブランドを紹介します。

    DESCENTE(デサント)

    デサント_ロゴ

    デサントは日本のスポーツブランドで、さまざまなスポーツ用品を開発・販売しています。

    デサントのスキーウェアには、スキー競技のパフォーマンスの向上を目的として、独自の型紙技術を採用しているものもあり、体の動きに合ったウェアを実現しているのが特徴です。

    さらに、衣服内環境調整を考慮した設計や、雪をウェアの中に侵入しにくくする工夫など雪山でも快適に過ごせるウェア作りが行われています。

    また、デサントのアイテムは黒や紺のような定番カラーだけではなく、雪の中でも視認性を高めるため赤や黄のような明るい色のアイテムまでカラー展開も豊富です。

    スキーに必要なアイテムを展開しているため、全身をデサントでそろえて統一感のあるコーディネートを作ることもできるでしょう。

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    スキー競技にはスピード感や躍動感があり、ただ見ているだけでも爽快感を得ることができますが、ルールが分かるとより一層楽しむことができるのではないでしょうか。

    今回紹介したおすすめのブランドは、これからスキー競技を始める人はもちろん、観戦する人の防寒対策に役立つグッズも多数展開しています。

    スキー競技・種目を思い切り楽しむためにも、ぜひチェックしてみてください。

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