登山をするためには、たくさんの荷物を準備します。それらをまとめて持ち運ぶため、登山にはリュックも欠かせない重要なアイテムです。
しかし、登山に使えるリュックにはさまざまな商品があり、どれを選べば良いのか分からないという人も多いでしょう。
今回は、登山に使用するリュックの選び方について紹介します。
登山においてリュックは必須アイテム！
リュックは登山やハイキングなど、山に登るときに欠かせないアイテムです。
険しい岩場では手を使って登っていく必要があったり、必要に応じて登山ストックを使ったりすることもあるため、登山するときは両手を空けていなければいけません。
また、「両手を空けるなら肩掛けのバックでも良いのでは？」と考える人もいるかもしれませんが、重い荷物を肩掛けのバックで持ち運ぶのは体への負担が大きく、さらに登山中バランスを崩して転倒する可能性もあるため適していません。
快適に登山をするためには、しっかりと背面にフィットし、肩だけでなく腰ベルトも利用して負担を分散させられる登山用のリュックが必須アイテムなのです。
登山で使うリュックを選ぶ際にチェックしたいこと
登山で使うリュックを探す際、見た目だけで選んでしまうと、実際に荷物を入れて背負ったときに使いにくかったり想定以上の重さに後悔してしまうこともあるでしょう。
自分に適したリュックを探すため、ここからはリュックを選ぶときにチェックするポイントを紹介していきます。
容量は適切か
登山で使うリュックの容量は、10Lほどの普段使いもできるものから100L以上の容量が入るものまでさまざまな種類があります。
用途に合わせて適切な容量のリュックを選ばなければ、荷物が入りきらなかったり大きすぎて使いにくかったりすることがあります。
ちょっとしたハイキングや短時間の日帰り登山をする人は10～20L程度、午前から登り始めて夕方頃に下山する日帰り登山や山小屋を利用して1泊する登山には25～35L程度のリュックが使いやすい容量の目安です。
また、寒い季節に山小屋を利用するために防寒具を多めに持って行きたい人や、必要最低限の荷物でテント泊をする人は35～50Lほどを目安にしましょう。
これから登山を始めるという初心者であれば、10～35Lのリュックから用途に合わせて選ぶのがおすすめです。
サイズ（背面長）は自分に合っているか
リュックのサイズを見るときは、首の付け根にある骨から腰骨までの長さ（背面長）に合うものを探しましょう。
サイズは男女共通のものはXSやS、M、Lなどで表示されており、41cm未満であればXS、41～46cmがS、46～51cmがM、51～56cmならLが適したサイズです。
また、サイズだけでなく実際にリュックを背負ってフィット感をチェックするのも大切です。肩や腰のベルトが体型に合っているか、背中とリュックの間が大きく開かないか、ベルトを付けて背負ったときに痛みを感じる部分はないかなど、背負いやすさを確認しておきましょう。
収納力はあるか
リュックを選ぶときは、収納できる荷物の容量だけでなく、収納スペースが使いやすいか、荷物の出し入れがしやすいかなどもチェックしておきましょう。
ポケットが付いたリュックの場合は、ポケットにどんなものが入るかも確認しておくのがおすすめです。
はっ水性の高さ
登山をしていると、急な雨に降られることも珍しくありません。リュックが濡れないようにカバーをかぶせている人も多いですが、背中との隙間から水が入ってしまったり、風にあおられてカバーとリュックの間に隙間ができたりして、リュックが濡れてしまうこともあります。
そのため、多少濡れてしまっても大丈夫なように、登山でははっ水性の高いリュックを選ぶのがおすすめです。
また、カバーだけに頼るのではなく濡れて困る荷物は防水バッグに入れてからリュックに入れるなど、水が浸みることを想定して対策をしておくと良いでしょう。
耐久性の高さ
登山していると岩場にリュックをぶつけたり、引っかかってしまったりすることがあります。また、休憩するときにゴツゴツとした岩場にリュックを置くこともあるでしょう。
登山する山の環境によっては耐久性のないリュックでは破れてしまう可能性もあるため、登山用でないリュックは避けるのが無難です。
リュックを選ぶときは、素材や耐久性をチェックして丈夫なものを選ぶようにしましょう。
登山用のリュックを選ぶ際はサイズや機能性を注視しよう！
登山に使うリュックを選ぶときに見た目や容量だけで決めると、背負いにくかったり、背中とリュックの間に大きな隙間ができて歩いているうちに体へ負担がかかったりすることがあります。
リュックは登山に欠かせない重要なアイテムであるため、長く歩き続けられるか、必要な荷物を収納しやすいかなど、実際に使用しているところを想定して選ぶようにしましょう。
