近年、日本でもさまざまな夏フェスが開催されていますが、初めて参加する際は、何を持っていけば良いのか悩んでしまう人も多いでしょう。
そこでこの記事では、夏フェスの必需品について解説します。
夏フェスの必需品をチェック
夏フェスはライブハウスなどで開催される一般のライブと異なり、野外の広大なステージで開催されることがほとんどです。
また、長時間のものや数日間開催されるものも多く、一般のライブと同じような持ち物や服装で参加して失敗したという声もあります。
そこでまずは、夏フェスにおいての必需品を以下にまとめました。
チケットは、フェスによってリストバンドの場合もあるため注意が必要です。
そのほかに、必需品に関する疑問や注意点を紹介します。
夏フェスで必要な現金はいくら?
会場内ではクレジットカードや電子マネーが使えない場合があるので、普段キャッシュレスの人も現金を忘れずに持って行きましょう。会場内での現金の使い道は、主に飲食代やグッズ代、イベント代などです。
食べ物代は昼と夜2食分を考えると、約4,000~5,000円ほどになるでしょう。飲み物代は持参可能なフェスであれば抑えられますが、会場内で購入する場合は飲み物代で約1,000~3,000円以上はする場合もあるので準備しておくのがおすすめです。
グッズ代は人それぞれですが、最近はフェス前に公式サイトなどでグッズが購入が可能な場合があるため、当日は必要最低限の金額を持っていくことをおすすめします。
また、フェスによっては体験アクティビティなどのイベントを実施していることもあり、参加するのに現金が必要なものもあるため、事前にどんなイベントがあるかを確認しておきましょう。
フェス当日に会場の近くのコンビニで下ろせば良いと考える人もいるかもしれませんが、夏フェスでは周囲にコンビニがなかったり、混雑していたりすることを考慮して、現金は事前に用意しておきましょう。
夏フェスにおける貴重品の管理について
フェス当日は、人によっては結構な金額の現金や貴重品を持参するため、次のような盗難対策をする必要があります。
ブランド品やクレジットカードは持ち歩かない
対策としては、まずフェスではブランド品や高価な時計など狙われやすいものを持ち歩かないようにしましょう。例えば、普段使っているブランドの財布ではなくコンパクトで肌身離さず持ち歩ける財布に変えておくのがおすすめです。
また、クレジットカードやキャッシュカードなども、どうしても必要という場合でなければ持って行かないほうが良いかもしれません。
バッグを工夫をする
フェスでは、貴重品を入れておくバッグにおいても工夫が必要です。フェス当日は、荷物用の大きめバッグと、貴重品を持ち運べる小さめバッグを使い分けるのがベストです。
その際も、リュックやボディバッグを背負ったときに後ろから中身が抜かれないようにファスナー部分をロックしたり、チェーンを使って財布やスマホをボトムスとつなげたりするなど対策をしっかり行いましょう。
テントを張る場合はキャンプ用品の盗難に注意
野外フェスでテントを張る場合には、キャンプ用品が狙われる可能性もあります。テントから離れる際は、面倒でも外に出してあるイスや荷物をテント内に片付け、ワイヤーロックや南京錠などで施錠しましょう。
そしてテントの中に人がいるように見せるために、テントの入り口に使わない靴を置いておくと良いでしょう。心配であれば、チェーンロックを使って椅子や荷物同士をつなぎ合わせておくのもおすすめです。
夏フェスの服装に関する必需品は?
ここからは、夏フェスの衣服における必需品を見ていきましょう。
下着(着替え)
汗で下着類が汚れることの多い夏フェスでは、下着を持っていくと良いでしょう。特に公共交通機関を利用して帰宅するなら、着替えてから乗車するのがマナーです。
下着は吸汗速乾性・抗菌防臭性に優れたものや接触冷感機能のあるもの、女性なら汗取りパット付きのものもおすすめです。用意する量は最低でも1セット、また2~3セットあると快適に過ごせるでしょう。
数日にわたるフェスなら最低、参加日数+1~2セットは用意しておくのがおすすめです。
衣服(着替え)
下着同様に衣服も交換が必要です。Tシャツやボトムス、タイツはもちろんのこと、靴下も忘れずに用意しましょう。
衣服の着替えも最低で1セット、汗をかきやすい人なら3~4セット、数日にわたるフェスなら最低でも参加日数+1~2セットは用意しましょう。
防寒具
夏フェスと言っても夜は冷え込むときもあるため、長時間または連日、野外会場に滞在する場合は、寒暖差で体調を崩してしまう場合があります。
天気予報をチェックしつつ、上着や防寒着を用意しましょう。おすすめはサッと羽織れる前開きのマウンテンパーカーやシェルジャケットです。UV加工が施されたものであれば、日中の紫外線対策にも使えて便利です。
帽子
野外フェスでは1日中太陽の下で過ごすことがあるため帽子があると便利です。選ぶ際は、通気性のあるものやコンパクトにできるもの、使用後に洗えるものが良いでしょう。
また、強風で帽子が飛ばないように紐付きのものを選ぶのもおすすめです。ツバが大きすぎる帽子は周りの人の迷惑になるため避けましょう。
サングラス
日差しの強い野外会場で重宝するのがサングラスです。選ぶ際はおしゃれなものも良いですが、遮光性に優れてクリアなものだとステージが見やすくておすすめです。
落下防止用のストラップを付けておくとより快適に使えます。
雨対策グッズ
会場で雨宿りできる場所を確保できる可能性は低いため、雨具は必需品です。傘は禁止されていることが多いため、レインコートやポンチョ、防水ジャケットなどを持参しましょう。
上下で分かれているレインウェアならアウターとしても活用でき、コンパクトに折りたためるタイプは持ち運びに便利です。
さらに長靴や防水シューズ、リュックカバーなども必要に応じて準備し、使用前や使用後のメンテナンスに防水スプレーも活用すると良いでしょう。
夏フェスの必需品を入れるためのバッグはどんなものがおすすめ?
前述したように夏フェスでは、大小2つのバッグを使い分けましょう。おすすめはリュック(バックパック)と以下のような小さめバッグです。
バッグを選ぶ際は、急な雨にも対応できる防水性・はっ水性のあるもの、持ち運びやすいようにコンパクトで軽量であることの2点が重要です。
リュック(バックパック)の場合は、そこにフェスに参加する日にち分の着替えや購入する予定の物販量を考えて、容量を決めましょう。
場内で持ち運ぶ小さめバッグは、タオルや予備の洋服、化粧品などを持ち運びたいなら大きめのメッセンジャーバッグやショルダーバッグが良いでしょう。
おすすめはボディバッグまたはサコッシュです。ボディバッグはショルダーバッグよりも小さく、体にフィットしてバッグ自体も固定されるため、動き回るフェスに適しています。
一方、サコッシュは自転車レース用に作られたバッグで、軽量で中身の出し入れがしやすいため、できるだけ身軽で過ごしたい人におすすめです。
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夏フェスの必需品はどこでそろえる?
最後に、夏フェスの必需品やバッグを選ぶ際におすすめのブランドを紹介します。
DESCENTE(デサント)

デサントは日本のスポーツブランドで、スキーや野球、バレーボールなどのさまざまなスポーツに対応したラインアップが魅力です。
また、近年ではスポーツウェアという枠を超え、タウンユースしやすいアイテムも数多く展開し注目を集めています。
デサントのナイロン製のバッグなら軽量で、たくさんの荷物を持ち運びたいときに重宝します。
また、幅広いエクササイズシーンで使われる軽量で抗菌防臭効果のあるジャケットや、コンパクトにたためるクーラーバッグ、貴重入れにおすすめのはっ水性のあるサコッシュなど、夏フェスに用意しておきたいアイテムがそろっています。
le coq sportif(ルコックスポルティフ)

フランス生まれのスポーツブランドであるルコックスポルティフは、テニスやサイクリングなどさまざまなスポーツウェアを展開するほか、日常生活にも溶け込む機能的でおしゃれなアイテムも豊富です。
軽量設計でウエストポーチとデイパックスタイルになる2WAYバッグやおしゃれなボディバッグなどがそろっています。
umbro(アンブロ)

アンブロはイギリス発祥のブランドで、フットボールブランドとして世界中の選手たちをサポートするため、高品質で機能性に富んだアイテムを展開しています。
シンプルなデザインや、ダブル・ダイヤモンドのロゴが目を惹くデザインなど、タウンユースアイテムも豊富です。
丸洗いできるはっ水加工のバックパックや、貴重品を持ち運ぶのにスタイリッシュなボディバッグなども展開されています。
arena(アリーナ)

スイムウェアブランドであるアリーナは、UVカット機能や吸水速乾に優れたアイテムがそろっています。
メッシュ生地を使用しているTシャツなら夏フェスの暑さのなかでも快適さを提供してくれるでしょう。機能性に加え、おしゃれなデザインは周りの目を惹きそうです。
小物を入れておくのに便利なマルチバッグや、大量の荷物を入れるのに便利なバックパックも防水機能付きや汚れにくい設計にもなっています。
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必需品をそろえて夏フェスを楽しもう!
この記事では夏フェスの必需品やあると便利なアイテムについて紹介しました。会場で快適に過ごすためにも、必需品を事前にそろえておくことが大切です。
アイテム選びに悩んだら、今回紹介したブランドもチェックしてみてください。きっとぴったりなアイテムが見つかるでしょう。