生活様式がガラリと変わった時代に、これまで以上に気になるのが運動不足。
従来だったら出勤をすればその移動などで多少なりとも身体を動かすことがありましたが、在宅勤務が増えたことによって、その機会が激減しました。昨年には「コロナ太り」というキーワードが広まったほどです。
そこで本記事は“2021年度版コロナ太り対策”として、「DESCENTE(デサント)」の数あるアイテムからGetNavi編集部目線でひときわ目立った、コスパに優れつつも高機能なランニングギアを紹介します。
加えて、ランニングにどっぷりハマった代表として、国内外のファッションブランドのPRを行うムロフィスの嶋田氏にも登場してもらい、実際にそのアイテムたちのレビューもしてもらいました。
なまった身体を動かしたいと思っていた方は、最後までくまなくチェックしてください。
消耗品だからこそ有能なコストパフォーマンスがありがたい
デサントは1935年、当時としてはそれほど多くなかったスポーツウェアを専業とするメーカーとして、前身である石本商店を創業。ベースボールウェアやスキーウェアの開発に成功し、1951年にはトレーニングパンツを開発しました。
「トップ選手が、最大限のパフォーマンスを発揮できる商品を作ること」を開発のベースに、常にモノづくりの限界に挑戦し続けるスポーツブランドです。
そんな歴史も技術も備わった同ブランドの今こそ使いたいギア6点をピックアップしました。
【その1】DR-MOVE
デサント DR-MOVE:9,790円(税込)
まずはランニングの肝と言えるシューズ。幅広かつフラットなソールで安定感が増し、厚めのミッドソールを採用することでクッション性がアップしたのが「DR-MOVE」。
アッパーは場所によって編み方を変えたエンジニアードメッシュを使い、流線型なデザインに。これにより、フィット性と通気性を両立させ、快適な履き心地を提供してくれます。
加えて、つま先などの補強パーツはステッチを用いず、特殊な圧着法でアッパーに一体化させているのも特徴。
本格的なランニングだけでなく、ジョギングや室内トレーニングなどにも活用できる万能シューズとなっています。
【その2】ヒートリリースクーリングキャップ
デサント ヒートリリースクーリングキャップ:5,390円(税込)
続いて、日差しが強くなるこれからの季節には重要なキャップ。走りに集中できるキャップとして開発された本作の特徴はなんと言っても正面と頭頂部のパンチング。
そして、内側に空間を作るために施された立体テープ。この機能性により、穴なしのスポーツキャップとの比較で、頭部全体における放熱量(※)が5.9%もアップしていることが数値として実証されているんです。
そのほかにも再帰反射・軽量・UVカット素材・はっ水素材など機能が幾重にも加えられた死角のないキャップとなっています。
※放熱量とは、熱を排出する量のこと。生地特性や製品の通気度に影響を受ける。
【その3】コアクーラー
デサント コアクーラー:3,960円(税込)
同じく暑さ対策として、見逃せないのが「コアクーラー」。昨年、シャープの蓄冷材を使ったグローブ型クーリングアイテムとしてリリースし、即完売となった一品です。
このギアは写真のように手に装着することにより、体温調整を行う特殊な血管を適温(12℃)で冷やすことができるんです。これにより、血液の温度が下がり、体の中心温度である深部体温も下がることで暑熱対策として活躍してくれます。
蓄冷材を入れるアタッチメントもグローブ型にしたことにより、蓄冷材を握り続ける必要がなく、物をつかむといった手の操作性が妨げられにくいのも魅力です。
【その4】アスレティック マスク
デサント アスレティック マスク(2枚1組):2,200円(税込)
ウィズコロナ時代のマストアイテムとして忘れてならないのがマスク。デサントが提案するマスクは息苦しさと蒸れを抑制し、身体を動かす際にも快適に着用できるようギミックを搭載。
立体構造で仕上げた本体の下部に通気口を作った仕様で、呼吸がしやすいうえにこもりも軽減。
また、デサントの独自開発素材である“Coolist D-Tec™(クーリストディーテック)”を使用することで、汗や呼気に含まれる水分や熱を素早く蒸発させマスク内を涼しく爽やかに保ってくれるんです。
さらに、ひもの支点を1ヶ所にしたことで、耳部分にはひもの長さを調整するアジャスターが備わり、着け心地も快適となっています。
【その5】コウノエベルトライト(骨盤用)
デサント コウノエベルトライト(骨盤用):5,390円(税込)
ランニング初心者だと知ってる人が少ないかもしれないですが、あるのとないとでは訳が違ってくるのが「コウノエベルト」。こちらは、いわゆる身体の大黒柱である脊柱の土台となる骨盤の歪みを補正するギア。
装着してトレーニングすることで、骨盤まわりの筋肉強化を促してくれるうえに、骨盤のバランスを整えることで両脚への加重が左右均等になるんです。
そのおかげで股関節の可動域が広がり下半身の安定性が高まるので、本来のパワーを引き出すことができ、腰や身体への負担も軽減してくれる心強い味方なんです。
【その6】コンプレッションウェア ハーフタイツ【ASU-LEAD】
デサント コンプレッションウェア ハーフタイツ【ASU-LEAD】
心強い味方として、もう1つおすすめしたいのが「コンプレッションウェア」。
そもそもコンプレッションウェアとは、伸縮性の高い生地を用いて着用時の身体に圧をかけることで、身体にサポート効果をもたらす機能性ウェアを指します。このASU-LEADも着心地にこだわり、独自の20hp理論の着圧でパフォーマンス低下を抑制。
さらに姿勢や動作の矯正サポートを行ってくれるうえに、運動後のケアにも適した着圧となっています。こちらもあるのとないとでは違ってくるので、ぜひお試しください。
ランニングのギアを試すことも楽しい
続いて、ここからはデサントのランニングギアを実際に試用してくれた嶋田さんにお話を伺います。まず、そもそもランニングを始めたきっかけとは。
「コロナ太りではないですが、年齢と共に出てきたお腹が気になったのが最初ですね(笑)。その当時はボルダリングにハマっていて、 もっと高く登りたかったので体を軽くしたかったのもあります。
最近は週3、4で1回につき10〜15kmは走ってます。ランニングを始めて5年ほど経ちましたが、健康を意識するようになりましたね。食事もストイックにではないですが、なんとなく健康的なものを取り入れるようにしています。」(嶋田)
実際にランニングを始めたことで体重も標準に戻ったんだそう。
「年齢を重ねるほど、汗をかく機会は減っていると思うんです。だからランニングで汗を出し切るって感覚が癖になっていますね。私は朝ランするほうなんですけど、それがオンとオフの切り替えになっています。朝走ると頭がクリアになって仕事もはかどるのでおすすめですよ。」(嶋田)
在宅勤務が多くなった嶋田さんにとっては、生活のリズムを整えるために必要不可欠となったランニング。ギアに関しても、普段から気になったものがあったら試してみるようにしているんだそう。
「私はタイムを測っているタイプではないですが、長距離走るので靴の消耗が早いですね。なので、いろいろシューズは試すようにしています。それぞれで特徴が全然違うので試すのも楽しいんですよ。そのなかでも個人的には長距離を意識して、安定性やクッション性を一番重視しています。
今回のデサントのシューズ『DR-MOVE』もほど良い硬さが良かったです。あと、インソールもパイル地で気持ち良いし、アッパーのメッシュ具合もちょうど良い 。やはり走っていると足がかなり蒸れるので、この細かい心配りはありがたいですね。
それとこの機能性を持ちながら、コスパも優れているのもうれしい。先ほども言ったように消耗品なので、無理しない価格であることも継続において大事だと思います。」(嶋田)
やはり春夏は気温が上がってくるので、体温調節や汗との付き合いがランニングのポイントとなってきます。
「正直、夏のランニングは修行に近いです(笑)。それでも、継続して走っていると走らないと落ち着かなくなってくるんですよね。なので、着用させてもらったキャップやコアクーラーは心強いと思います。
キャップはベンチレーションだけでなく、汗止めがしっかりと付いているのでズレにくいし、汗を拭う回数が減るのは助かります。
コアクーラーは去年ゲットできなかったので、今年こそはと思っていたんです。手に装着してもなんらストレスを感じなかったので、これは今年も争奪戦になりそうですね。」(嶋田)
エチケットを守りながら自分のペースで楽しむのが大事
ウィズコロナ時代だからこそ、ランニングにおいてもエチケットは守りたいもの。実際に嶋田さん自身もランニングする時は心掛けているのだそう。
「こんな時代だからこそ、マスクを着用したり、人との間隔を開けたり、ランニングのときは意識するようにしています。実際、コロナ禍になってから、ランニングをする人が増えたのも目に見えて分かるので、お互いがお互いで楽しむためにそういった気遣いは大事だなと。
なので、こういった運動に適したマスクは非常にうれしいですね。従来のマスクだと息苦しくなってしまうんですが、このマスクは通気口がしっかりと設けられているのでとても楽。オールシーズン使えるので、これから重宝したいです。」(嶋田)
まだまだ新型コロナウイルス感染の終息が見えないですが、エチケットを守りながら生きていく。嶋田さんも距離や時間など気にせずに楽しむ気持ちが大事とおっしゃっていました。
「ランニングを継続して楽しむために、コウノエベルトとコンプレッションウェアを購入するのはおすすめしたいです。やはり、この2つがあることによって、疲れが全然変わってくるんですよ。
せっかくランニングを始めたのに、しんどいとかつらいという気持ちが強いと続かないので、ぜひこの2つは取り入れてほしいです。それと在宅勤務で姿勢が悪くなってしまうことが多いので、コウノエベルトは個人的にリモートワーク中でも併用して使っています。」(嶋田)
サポートアイテムの重要性が継続への鍵。そして在宅勤務でも活躍するというアイデア。嶋田さんの柔軟な考えから、いかにランニングを楽しんでいるのかが伝わってきました。
ぜひデサントのランニングギアを手に取って、その一歩を踏み出してみてください。
撮影/松川 忍
文/マイヒーロー
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