達川洸坪氏・髙木達之氏・岩井博文氏
#le coq sportif (ルコックスポルティフ)

新たな働き方で「NEW NORMAL時代」を生きる3人に、現代のワークスタイル最前線を聞いた

現代社会のニーズを紐解き、思考をデザインするルコックスポルティフの新プロジェクト「Crafted Sneaker(クラフテッドスニーカー)」。

1stシーズンでは多様化するビジネスシーンの在り方を足元から再解釈し、オン・オフの境界を排した“NEW NORMAL時代”のスニーカーがリリースされました。

今回の記事では、「新しい働き方を実践する男性」を集めた座談会を企画。働き方改革、コロナ禍により様変わりしたビジネスシーンを紐解き、服装やシューズといった現代ワークスタイルの最前線について語っていただきます。

座談会参加者は、広告企画会社勤務の達川洸坪氏(写真左)、建築設計事務所代表の髙木達之氏(写真中央)、広告コミュニケーション制作会社代表の岩井博文氏(写真右)。異職種の3人に、働き方や生き方についてお話を聞きました。

働き方改革&withコロナでの仕事の変化

インタビューに答える達川氏・髙木氏・岩井氏

――まず初めに、主な仕事の内容を教えてください。

達川:広告企画会社に勤務しています。営業と制作の進行などがメインの仕事になっていて、デザインの受注、クライアントと制作の間に立ち進行をスムーズに行うような役割を担っています。基本的には、デスクワークがメインです。

髙木:建築設計事務所の代表を務めています。主な仕事は、建築の現場に行き進捗を視察、そしてクライアントとの打ち合わせなどがあります。具体的には、コロナ前はホテルやマンションの設計が多かったのですが、コロナ禍では病院の設計も増えています。

また、キャンプ場や都市作りなどを行っていますね。働き方は、1ヶ月のうち1週間は会社へ出社。そして、九州や関西など各地の建設現場を回っています。

岩井:広告コミュニケーション制作会社の代表です。広告からWEB、動画制作、各種プロモーションまでメディアを問わない制作事業を展開しています。現在は1週間に3日出社し、2日が在宅業務です。

――最近の「働き方」についてはいかがでしょうか。働き方改革によって効率化されていることやコロナ禍によって変わったことなどはありますか。

岩井博文氏

達川:小さい会社なので、個人の裁量に任されている部分が多いです。出社についても自己判断という形です。
以前は雑談も含めて、2~3時間打ち合わせするときがありましたが、働き方改革において、終業時間を厳守する必要が出てきたなかで、時間的なところで制約が出てきました。事前の準備、打ち合わせに対して臨む準備の時間が増えている感じはあります。

髙木:コロナ禍では、人と会う価値が上がりましたね。今までは「クライアントに会う」「現場に行く」と、別々に予定を入れていました。しかし、会える日が限定されてきているなかで、クライアントに会うことや現場に行くことが1日のスケジュールに集約されるケースが多くなりました。スケジュール管理においての変化が出てきていますね。

また、私がオランダ・イギリスで働いていたときは、きっちりと全員定時で帰宅するのが当然でした。その経験もあり世の中を賑わせていた以前から「働き方改革」を推奨し、実行していました。

図面を作るときにもスケッチからCGに変更し、若手従業員に作業を任せています。CGであればミスをしてもすぐに修正ができますし、それが形になるということが社員のモチベーションアップにも繋がっています。

岩井:今回のことで、人に会うことが減ってきてリモートに変化しているのは事実です。メリットとしては、比較的に全員のスケジュールを合わせるのが簡単になったことですかね。

また、無駄な時間を省くことができていると実感しているので、それは良かった点です。しかし、業種にもよるかもしれませんが、やはり広告のアイデア出しなどは、対面で2~3時間話し合いアイデアを煮詰めていくという作業が必要になってきます。

働き方改革については、知人の広告会社を見ても少しずつ変わってきていると思いますね。ただ、若手が早く帰り、上司が残っているという構図はまだあります。デザイン業界は、基本「自分で考えてやる」という人が多く、ほかの人にアウトプットしていくことが苦手です。

きちんと指示ができるような人材を作っていくことが必要ですし、それができれば効率は良くなるでしょうね。

――今後のwithコロナ/afterコロナにおける仕事への向き合い方についてはいかがでしょうか。

達川:周りで一緒に仕事をしているカメラマンやイベント運営関係者の仕事が減っている状況などを知り、「仕事があることが本当に有難い」と思いながら、仕事に取り組んでいます。

髙木:コロナ禍でも「面白いことができるのではないか?」「チャンスではないか?」と考えるようにしています。人類が一斉に新型コロナウイルスの問題に直面しており、それの解決策を各業種で見つけなければいけない。それを建築界のなかで、一番早く「最適解」を見つけたいというモチベーションはありますね。

今までであれば、10年以上先輩の方たちには追い付くことなんか到底できなかった。でも、そこに追いつけるチャンスがあると思っています。

岩井:広告制作は受注産業なので。コロナ禍でクライアントが事業の自粛や縮小、見直しで影響を受けています。変化を求められる今、受注だけではない仕事なども視野に入れて考えていく必要があります。

また、そのなかでも業務はリモートなどを活用し、今はやれることをやっていくしかないですね。

――新型コロナウイルスにより、ライフスタイルにも影響がありましたか。

達川:出勤を電車から自転車に変更しました。コロナ禍において、プライベートでジムなどにも行けなくなったので、自転車に乗るor歩くなど「運動する」ことを意識するようになりました。

一方で、新しい出会いは減りましたね。人に会う機会も少なくなり、出会ったとしても深く知り合っていく関係値にはならないです。コロナに対して、それぞれ価値観が違うので、食事を誘うなど交流を深めたいと思うときは、「誘ってよいのか」非常に悩みますね。

髙木:家族や近い人との交流は増えましたが、ちょっと離れた人との距離は広がりましたね。達川さんも話しているように、コロナに対しては見えない温度差が感じられます。私の兄弟のなかでもコロナに対して、意見の違いがあります。仕事関係の人なら当然ですが、気を使いますよね。

岩井:趣味はゴルフですが、緊急事態宣言が出てからは中々行けていなかったのですが、今は仲の良い仲間たちとだけはプレーをしています。ただ、コンペなど人が多く集まるようなときは、行かないようにしています。

仕事の服装はTPOに合わせて

達川氏と髙木氏

――服装に関して、会社での「ルール」はありますか。

達川:基本的にルールはありませんね。TPO(※時と所と場合に応じて服装などを選ぶこと)に合わせて「個人で考えてください」というスタンスです。ただ、自由だからといってもTシャツを着るなどラフな恰好ではなく、やはりジャケット・パンツは着て、仕事のスイッチを入れるというのは自分のなかで決めています。

髙木:TPOに合わせる服装というのが、ルールですね。現場・クライアントに会うときなど、シーンに合わせて服装を変えています。あと余談ですが、私は服が好きで「趣味・洋服」といっても過言ではないんですよね(笑)。服からもの作りのインスピレーションを得られることもあるので、重要なアイテムですね。

岩井:「汚い恰好はダメ」それが唯一のルールで、あとは自由ですね。私は人と会ったときに、自分の個性を服でアピールできるように心掛けています。私のような仕事だと「あれ、この人なんかやってくれそうかも」と、第一印象からインパクトを残すことって結構重要です。

――打ち合わせやテレワーク時など、仕事のシーンによって服装は変えますか。

髙木氏

達川:ほとんど変えていないですね。ただ、コロナ禍で4月にテレワークになったときには、割とパジャマで仕事をしていたこともありました(笑)。しかし、「仕事モード」にならないんです。今は、リモートのときでも出社する際の服装で働いています。

髙木:クライアントに会うときと、現場に行くときの服装は違いますね。現場は、汚れても良い恰好を選択しています。

また、クライアントに会うときも業種によって服装を変えます。例えば、病院の関係者と打ち合わせをするときには、奇抜な恰好はして行かないようにしています。そうしてしまうと、奇をてらったような建築を作られてしまうかもと思われてしまうので、シンプルな服装を選択します。

逆にキャンプ場とかの建築に携わるときには、飛び道具のような、インパクトを残せる服装で行ったほうが「面白いことをできるかも」と思われる。そういう変化はあります。

岩井:会社に出社するときは、一応TPOに合わせて服装を選んでいます。しかし、リモートのときであれば、パジャマとかで1日仕事をしていることが多いです。でも、さすがにWEB会議はまずいので、そのときは上半身だけTシャツなどに着替えたりするようにしています(笑)。

――普段から心掛けている、仕事の服を選ぶポイントは何でしょう。

達川:家から歩いて出社することもあるので、歩きやすい「靴」やストレッチ素材の「ジャケット」など動きやすい恰好かつ、仕事でも活用できる服を選んでいます。

髙木:一番のポイントは「靴」ですね。10~15足を保有しているのですが、まず行く場所や天気を見てその日に合う靴を選びます。そして、その後に着る洋服を決めるのがルーティンです。

岩井:古着屋が好きでよく行くのですが、“これ誰が着るの?”という服を選んで購入します。やはり、クライアントに「インパクト」を残したいということもありますし、「あえて」みなさんが選択しないような服を選ぶのが、楽しみでもあります。

オン・オフ気兼ねなく履けるのが「クラフテッドスニーカー」

白のクラフテッドスニーカー

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――クールビズや健康増進の流れからスニーカー通勤が推奨されるなど、男性のオフィスでのスタイルも変化しています。仕事ではどのような靴を履いていますか?

達川:基本的には、ジャケットスタイルにも合うシンプルなスニーカーを選ぶことが多いです。

髙木:現在、15足程度保有しているのですが、普段使いのものは5足です。スニーカー2足、革靴2足、ブーツ1足を服やTPOに合わせて選んでいます。現場に行くときにはスニーカーが多いですね。週でいうと、スニーカーと革靴半々で履いています。

岩井:スニーカーとブーツ、デッキシューズ系と革靴を持っています。ただ、革靴はほとんど履いていませんね(笑)。あとは満遍なくTPOに合わせながら選んでいます。一番履いているのはスニーカー。最近だとローテックなスニーカーが好きですね。

――「履きやすさ・デザイン・機能性」など、仕事用の靴を選ぶポイントを教えてください。

クラフテッドスニーカーを手に持って話す達川氏・髙木氏・岩井氏

達川:仕事のシーンで浮かないような靴のデザインを選択しています。あとは歩く機会を増やそうと心掛けているので、歩きやすさも重要なポイントですね。

また、スポーツブランドの仕事をしているので、ブランドのロゴが大きく出ているような靴は選択しないように心掛けています。

髙木:フォルム(形状)を大切にしています。見た目がすごく大事だと考えていて、特に靴のアッパー(甲)部分がスマートなものが好きです。そういうタイプのものを好んで購入します。

岩井:基本は、会社で仕事をしていることが多いので、アクティブに歩くということが少ないんです。だから、履きやすさで靴を選ぶことはないですね。スニーカーであれば歩きにくいことはないので、そうなると、やはり見た目を重視して選択しています。

――クラフテッドスニーカーを着用した感想をお話しください。「気に入ったポイント」「こんな使い方ができそう」「こんな人におすすめしたい」などを教えてください。

黒のクラフテッドスニーカー

LCS RC PROMENADE>>詳細はこちら

達川:割とホールド感がありながら、足先やかかとの部分に自由度があります。スニーカーは、自由があるとホールド感が無くなるという印象がありましたが、ホールド感もあり自由度も損なわれていないですね。

今回初めて厚底のスニーカーを履いたのですが、「歩きやすくて疲れない」ということにも気が付きましたね。「8割・ビジネス」×「2割・プライベート」みたいな感覚で、オン・オフ気兼ねなく使えると思います。

髙木:建築現場にも履いて行ったのですが、すごく楽でしたね。“とても履きやすい”という印象です。普通のスニーカーよりもソール部分が柔らかく、クッショニングも非常に良いです。それに加えて、フォルムもスマートなのでクライアントに会うときにも使えるアイテムとして、重宝しています。

私がおすすめしたいのは40代以上の方。ものの良し悪しがきちんと分かっていて、靴のバリエーションが一通りそろってきている人が、「スニーカーでもない・革靴でもない、そんな靴があったら良いよね」というのを具現化しているアイテムだと思いました。

岩井:やはりスマートなフォルムのデザインが良いですね。「LCS RC PASSAGE」のブラックを週に2~3回ほど履いていますが、上が黒、下の部分が白というデザインなので、よりシャープに見えます。

現在は、クライアントさんと打ち合わせをするときにも履いていますが、相手にも嫌な印象を与えません。

あとは、つま先の部分が少し上がっているんです。だから1歩を踏み出すとき、ポンっと靴底の部分が跳ねる感じで、足が軽快に動くようになった気がします。実際に、「歩くスピード速くなったね」と知人から言われたので、そうなのかなと思いました。

おすすめしたいのは、普段スーツを着ないで仕事をしている方。ジャケットにジーンズという恰好にも合います。

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<プロフィール>

達川洸坪(広告企画会社勤務)(写真左)

大学卒業後、広告制作会社で営業として商品プロモーションやイベント企画・運営などを行い、転職を機にスポーツブランドの制作業務を中心に、現在は様々なブランドの多岐にわたる案件の統括管理を担当している。

髙木達之(建築設計事務所代表)(写真中央)

大学卒業後ヨーロッパに渡り、建築設計事務所に勤務し2003年に帰国。大手組織設計事務所を経て(株)髙木達之建築設計事務所を開設。住宅の設計を200件以上の実績。近年は、公共建築や建築設計を通しての企業ブランディングを行う。

岩井博文(広告コミュニケーション制作会社代表)(写真右)

21歳のときに長崎県から上京後、いくつかの著名広告制作会社に勤務。2001年某広告制作会社役員を経て、2020年4月より実弟とともに(株)バッドデザインカンパニーを設立。メディアの垣根なく常識にとらわれない新しい提案のできる広告クリエイターとして活動中。

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