冬になると1足は持っておきたいのがウィンターブーツ。しかし、レディースブーツは毎年トレンドが変わるため、旬デザインを押さえたブーツ選びが重要になります。
そこで今回、人気シューズショップ直営45店舗と自社ECサイトを展開している株式会社オギツに、レディースブーツのトレンドを聞いてきました。
今季のレディースブーツのトレンドは?
――レディースブーツのトレンドを教えてくれたのは、株式会社オギツが展開するシューズショップ「モード・エ・ジャコモ」の京王百貨店 新宿店で、店長を務める三品奈緒美さん。冬になると、やはりブーツは人気が高まるのでしょうか?
三品:そうですね。気温の変化によって、分かりやすくブーツ人気が高まります。寒くなってきた途端にブーツを探される方が増えました。
また、雨が降っている日などは雨雪ブーツを探される方も多く、購入して店頭で履き替えて帰られる方や、今後のことを考えて一応用意しておくという方もいらっしゃいます。
――今、雨雪ブーツとおっしゃっていましたが、ブーツを探されている方はどういう機能を求めている方が多いのですか?
三品:機能としては、防水性・軽量性・防寒性、あとは靴底のグリップ力や歩きやすさが求められています。ですが、私の担当のお店が百貨店なので、機能性だけではなく、やはり見た目も重視してブーツを選ぶ方が多いですね。
――見た目でいうと、どのようなデザインのブーツが人気ですか?
三品:今年もやはり低めのショートブーツが人気傾向にあります。店舗ではヒールの高いレザーブーツからカジュアルなブーツまで幅広く取り扱いがありますが、結局はシンプルなヒールが付いているものやウェッジヒールになっているもので、ショート丈のブーツが相変わらず人気が高いですね。
――なぜショートブーツが人気なのでしょうか?
三品:ファッショントレンドが、昨年に引き続きパンツスタイルということが一番大きな理由だと思います。パンツをショート丈のブーツにかぶせてはく、といったスタイルをされる方が相変わらず多い印象です。
パンツが流行っていると、どうしてもロングブーツはブーツインするしかありません。また、ワンピースやスカートにショート丈のブーツを合わせる方も多いので、やはりトレンドはショート丈のブーツと言えます。
機能ブーツに見えない細身のタイプが人気
――総合すると、ショート丈で機能性のあるブーツが求められていると。
三品:はい、まさにその通りで、ウィンターブーツには機能性と見た目の両方を求められる方が多いですね。その点からも、ルコックスポルティフのブーツは“全部入り”なので、私たちもおすすめしやすく、お客様も手に取りやすいんです。
ルコックスポルティフのブーツは機能ブーツに見えないので、普段着に合わせやすいことから好評です。特に細身のタイプは、きれいめな着こなしに合わせられるので非常に人気が高く、「アンジェ」は昨年ナンバーワンの売れ筋でした。
つま先が細く、足首まわりも細め、そして少しヒールがあるデザインで、機能ブーツに見えません。スカートやワンピースに合わせていただいても良いですし、もちろんパンツスタイルにも合わせられるので、手に取られる方が圧倒的に多かったですね。
――「アンジェ II」は防水設計で、防滑性を考慮したソールデザインを採用しています。インソールも発熱/蓄熱素材で防寒性も高いブーツです。
三品:それでいて、細身でエレガントなところが人気の理由。デザインも非常にシンプルなので、着こなしを選ばず履くことができます。
それこそ飾りもボアも付いていないタイプですが、その分長く履いていただけるデザインで、幅広い年齢層から支持されました。機能ブーツでありながら雨の日も晴れの日も履けるところも、多くの方に選ばれた理由だと思います。
――細身のタイプで言えば、新作の「LA セーヴル リフト ブーツ ショート」の印象はいかがですか?
三品:ヒールに柄がワンポイントで入っているところが目新しいですね。履き口にストレッチのニット素材を使っているところも◎です。普通の革のブーツでも、ファスナーよりサイドゴアのほうが人気があるんですよ。
――それは脱ぎ履きがしやすいからでしょうか?
三品:はい、サイドゴアは脱ぎ履きが圧倒的にラクですから。スニーカーでもシューレースがゴムのほうが売れるくらい、お客様は脱ぎ履きのしやすさを気にされている方が多いんです。特に冬は服を着込んでいるので、その手間がラクなほうが好まれます。
ルコックスポルティフのブーツでは、この短さは今までなかったと思います。なので脱ぎ履きがよりラクで、短めの丈だからお洋服にも合わせやすいですし、ヒールにアクセントがあってかわいいですね。
あと、ソールが厚底で、雪対応になっているんですね。これもおすすめポイントです。雨雪用としても履けるし、スエード調なので普段使いもできます。
三品:多分売れるだろうなと思うのが、この履き口がニットタイプのブーツです。ニットブーツは一昨年あたりから徐々に人気が高まっていて、昨年はニットタイプのレザーブーツも人気でした。それがルコックスポルティフの機能ブーツからついに登場!という感じです。
――新作の「LA セーヴル リフト ブーツ」ですね。なぜニットタイプが人気なのですか?
三品:やはり一番は脱ぎ履きのしやすさですね。あとは履き口がフィットするので、すき間ができなくて暖かいのもメリットです。
さらに、フィット感があると足首がもたつかないので、ブーツから脚が出たときにきれいに見えるので、スタイルアップ効果も期待できます。個人的にはアッパーとソールで濃淡のあるグレーの色味もかわいくてお気に入りです。
ショート丈ブーツの着こなしポイント
――先ほどスタイルアップのお話が出てきましたが、ショート丈のブーツは脚が短く見えてしまうことを気にされる方も多いと思います。コーディネートで気を付けたほうが良いことなどを教えてください。
三品:最初にお話ししたように、ミニスカートや膝丈スカートをはかれる方が減ったことから、ショート丈のブーツが人気になりました。そのため、ロングスカートやワイドパンツなどに合わせて、ブーツの筒に少しかぶせるぐらいの長さで着こなす方が多い印象です。
それくらいの長さのボトムスを合わせて、脚が見えないように履くと、スタイルも良く見えるのでおすすめですね。特にルコックスポルティフのブーツは履き口が細いので、パンツの裾をかぶせてもモコッとなりにくいと思います。
――なるほど。ショート丈のブーツはワンピースにもスカートにもパンツにも合わせられるんですね。
三品:履き口の近くに飾りが付いているほうが良いという方もいれば、合わせる服によっては飾りが少し気になるという方もいらっしゃいます。また、履き口が面ファスナーになっているブーツやボアタイプのブーツは、ボトムスの裾に引っかかるので苦手という方も。
このあたりは好みの問題になりますが、今回私が注目した「アンジェ II」「LA セーヴル リフト ブーツ ショート」「LA セーヴル リフト ブーツ」の3足は、履き口がすっきりしていて、細身なうえにデザインもシンプル。さまざまなボトムスに合わせられますし、カジュアルにもきれいめな着こなしにも対応できると思います。
いろいろなお洋服に合わせやすく、脱ぎ履きもラクというのは人気につながります。しかも、それが機能ブーツであればなおさらです。ルコックスポルティフのウィンターブーツは、今の時代にフィットする“全部入り”ブーツ。ぜひ一度店舗に足を運んでいただき、実際に履いてみることをおすすめします。
株式会社オギツ
モード・エ・ジャコモ 京王百貨店新宿店
店長 三品奈緒美
株式会社オギツが展開するシューズショップ「モード・エ・ジャコモ」の京王百貨店 新宿店で、店長を務める。同店は百貨店内のショップということもあり、エレガントさを意識した幅広いラインナップが魅力。自身の接客は「お客様に一番合う靴を探して差し上げる」をモットーに、ユーザーの足の形や服装の好みに合わせて最も似合う靴を提案。満足度の高い顧客対応を行う。
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