【入門・サイクリング#2】ロードバイクorクロスバイク?専門店が薦める、初めてのスポーツバイク
#le coq sportif (ルコックスポルティフ)

【入門・サイクリング#2】ロードバイクorクロスバイク?専門店が薦める、初めてのスポーツバイク

ニューノーマルな暮らしや電動自転車の活況に背中を押され、今、自転車がアツい!

でも、どんな自転車に、どう乗れば良いの?そんな疑問を胸に、サイクルライフをスタートするためのヒントをさまざまな角度から探っていきます。

第2弾の今回は、スポーツバイクを専門に扱うワイズロード川崎店へ。

今まさに自転車を始めたいと思っている入門者代表である筆者が、ロードバイクとクロスバイクの違いから、最低限必要な周辺アイテム、そして安心・安全に乗るための秘訣まで、スポーツバイク購入にまつわるイロハをじっくり伺います!

 

こちらもCHECK!

関連記事
【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞く、始めたきっかけと続ける理由

通勤・通学用に毎日乗る。体を動かすために週末だけ乗る。趣味のカメラやサーフィンを、より楽しむために。仕事道具の1つとして…。自転車に乗る理由や目的は、10人いれば10通り。ニューノーマルな暮らしや電動自転車の活況にも背中を押され、自転車熱[…]

【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞いた、始めたきっかけと続ける理由

オンラインじゃダメ?スポーツバイクを店舗で買ったほうが良い理由

ワイズロード川崎店 店長 流石佳さん

【教えてくれた方】
ワイズロードを運営する株式会社ワイ・インターナショナルの営業部でスーパーバイザーを務めるかたわら、ワイズロード川崎店では店長として店頭に立つ流石佳(さすがけい)さん。スポーツバイクに乗り始めて30年のベテランで、競技自転車のレーサーだった時期もあるとか。
ワイズロード川崎店:http://ysroad.co.jp/kawasaki/

――このところ、テレビやウェブ、雑誌など、さまざまな場所でサイクリングや自転車通勤というキーワードを頻繁に目にします。身近な友人の間でも、自転車に乗り始める方が増えていたり。

実際のところ、今スポーツバイクは盛り上がりを見せていますか?

かなり盛り上がっていますね。初めて自転車を買いにくるお客様も多いですし、しまっていた自転車を引っ張り出して使おうとする方も多いので、修理の依頼もものすごく増えています。

実は、自転車の入荷が追いつかないくらいなんです。これにはコロナの影響で製造に必要な部品が手に入りづらくなっていることも関係していますが…。

店舗に用意できる自転車が限られるので、だからこそ今自転車を買うなら、店舗に足を運んで欲しいです!

ワイズロード川崎店 店内の様子

ワイズロード川崎店 店内の様子

――というと?

初めて買うお客様のなかには、オンラインでしっかりと下調べをしていらっしゃる方も多いんです。でも、狙いすまして来店しても、「実はそのモデルは入荷に2年かかる」、なんてことも最近は割と多いですから。

お客様に説明をする流石さん

――実際店舗に足を運んで、そこにある自転車から好みの1台を探すほうが確実ということですね。

自転車の世界はかなり奥が深くて複雑です。ネットでいろいろと調べすぎても終わりがないので、欲しくなったタイミングで、まずは相談してほしいですね。

どの自転車にどんなオプションパーツが搭載可能かなど、そうした細かい規格についてもまるっとご案内できますし。なにより、実物にまたがってみたときのフィーリングも大事。

店舗じゃないと体感できないことも、少なくありません。

マウンテンバイク、ロードバイク、クロスバイク…。その違いと、選び方とは?

ワイズロード川崎店 店内の様子

――自転車を買おうと思って店舗に行く際は、手ぶらでも良いのでしょうか?予算や欲しいモデルなど、ある程度決めておいたほうが良いですか?

もちろん、手ぶらで問題ありません!

このあと紹介しますが、おおよその予算と、「こんなふうに乗りたい」という要望。それだけ、なんとなく考えておいてください。

――ロードバイク、マウンテンバイク、クロスバイク…。スポーツバイクにもいくつか種類があることは知っていますが、イマイチ違いが分かりません。

通勤や通学、休日のお出かけやちょっとした運動に使うなら、何を選べば良いのでしょう?

まずはそれぞれの違いについて、少しだけ説明しますね。

一番分かりやすいのはマウンテンバイクだと思います。その名の通り、オフロードなどでの走行に特化した自転車ですね。

ロードバイクですが、特徴の1つはハンドルです。長いハンドルが、カーブしていますよね。これは手で掴む位置を変えることで、さまざまな体勢を取れるようにするため。

例えば100kmもの距離を走ろうと思うと、4~5時間はかかります。その間、状況に合わせて細かくポジションを変えることができれば、より効率的に走れるわけです。簡単に言うと、運動そのものが目的の場合に選ぶ自転車。

そしてクロスバイクを選ぶのは、自転車に乗ることはあくまで手段で、移動が目的のとき。駅まで、会社まで、学校まで、そして週末はちょっとサイクリングでもしようかな。そうした用途の気軽なスポーツバイクです。

タイヤの説明をする流石さん

――クロスバイクは、マウンテンバイクやロードバイクほど本気度は高くないけど、スポーツバイクらしさもある、良いとこどりな自転車ということですね!

僕も基本的には街乗りしたいと思っているので、クロスバイクを選びたいです。でも、クロスバイクと一口に言っても、そのなかにも種類はありますよね?

その通りです。

なかでも設計者の意図が最も表れるのはタイヤですね。細いものは走行感が軽い。太いものはクッション性が高くて乗り心地が良い。溝が深いものは耐久性が高く、砂利道もものともしない。

もちろん、それぞれに短所もあります。

スポーツバイクのタイヤ

――まずはタイヤを見る。街で軽快に走るなら、どちらかというと細めのタイヤが良さそうですね。

あとは、ブレーキと変速ギア周りですね。これらは、値段を左右する部分でもあります。

まずブレーキですが、車輪の金属面を直接こすって減速する従来型の「リムブレーキ」のほかに、最近は「ディスクブレーキ」も一般的になってきました。

車輪の代わりにローターという円盤を挟んで減速します。車輪が削られないので汚く見えませんし、そのぶんメンテナンスなどの手間も掛からない。

目新しく見えますが、実はマウンテンバイクでは20年以上前から採用されてきた、信頼性が高く、完成されたシステム。タイヤ周りがシンプルになって、見た目にもかっこいいというのも大事なポイントですね。

「リムブレーキ」と「ディスクブレーキ」

――良いこと尽くめですね!

ただ、価格はディスクブレーキのほうが平均1万円弱ほど高い。また、リムブレーキにもメリットはあって、それは軽いこと。

混み合った駐輪場に出し入れしたり、持ち上げて階段を上がったりすることもときにありますから、軽いに越したことはない。そうした意味で、女性やお子さんに扱いやすいのはリムブレーキを搭載した自転車かもしれません。

――やはり一長一短あるのですね。変速ギアについても教えてください。

変速ギアは前後(ペダル側と後輪)に付いていますが、前方ギアは街中のライトユースなら、1枚のタイプ(フロントシングル)でも良いでしょう。

一方、後方のギアは枚数が多ければ多いほど良い。枚数が多いと、ギアを変えられる幅が広がることで調整も広がり、より快適に自転車に乗ることができます。もちろん、それだけ値段も高くなるわけですが…。

5~6万円のクロスバイクだと8枚、その上が9枚、10万円クラスになると10枚。ちなみにロードバイクやマウンテンバイクの上位モデルには、最大12枚のギアが付いたモデルもあります。長く乗り続けるなら、9枚を選んでおくのが良いでしょう。

スポーツバイクに最低限必要な周辺アイテムは、この2つ!

スポーツバイクの説明をする流石さん

――つまり、日常生活での移動が目的の僕が選ぶと良いのは、細めのタイヤのクロスバイクで、ディスクブレーキと9枚ギアが搭載されたモデル。だいぶ固まってきました!

予算は、7~8万円くらいを考えておけば良いでしょうか?

ただ、スポーツバイクのなかには、ペダルやスタンドが別売りのものもあるんです。

例えば予算を5万円として自転車本体を選んでも、必要な周辺アイテムや盗難補償などを付けていくと最終的に10万円を超えている、なんてことも珍しくない。

とはいえ、例えばコーダーブルーム(KhodaaBloom)というブランドのように、最初からほとんどのパーツが込みになった自転車もあります。

そうした自転車を選べば、必要な周辺アイテムはかなり絞られてくる。

――なるほど。では、自転車本体と併せて最低限持っておくべき周辺アイテムというと?

ライトと鍵、この2つで良いでしょう。

CATEYEのSYNC CORE+SYNC KINETICセット

――なかでもおすすめはありますか?

キャットアイ(CATEYE)のSYNC CORE+SYNC KINETICセットは、おすすめですよ。

前後のライト同士が連動していて、点灯・点滅・消灯などもスマホで一括管理できる。ブレーキによる減速を感知して強めに光る「ストップランプ機能」も搭載されています。

鍵について説明する流石さん

――鍵は、やはり頑丈であるに越したことはないのでしょうか?盗難被害には遭いたくないですが、あまり大げさな鍵を携帯するのも、それはそれで大変そうです…。

鍵を選ぶのが、一番難しいかもしれません。確かに、強度を求めるとそれだけ大きく、重くなる。せっかく軽い車体を選んでも、フレームよりも鍵が重いなんて本末転倒ですよね。

でも、携帯性を優先すると安心できない。クロスバイクはロードバイクと違って、外出先に駐輪してそばを離れる機会も多いですからね。

さらに、そこに値段の問題も乗っかってきます…。そこで最近は、盗難保険に入っているかいないかで、選ぶ鍵を変える方が多いですね。保険に入っていないなら「お見舞金」が付いている鍵を選ぶ、とか。

5秒でできるスポーツバイク乗車前点検で、安心・安全に

スポーツバイクの説明をする流石さん

――乗り方に関しても、ちょっと不安です。何かスポーツバイク初心者が気を付けるべきことはありますか?

やはり、交通法規をしっかりと知ったうえで走行すること。歩道や横断歩道は基本的には走行禁止。必ず車道の左側を走る。

そういった法律面の理解が、街ではまだまだ低いように感じます。

陳列されているスマホホルダー

――最近はスマートフォンをハンドルに取り付けて走っている方も多く見かけます。あれもNGですか?

注視しなければ、OKです。カーナビと同じですね。ちなみにワイズロード川崎店ではスマホホルダーもおすすめしています。

最近では、アプリと連動するセンサーが最初から搭載された自転車もあります。

必須装備ではないですが、走行距離や消費カロリーが数値化されると普段の移動や運動のモチベーションは上がりますし、ただ自転車に乗るだけのことが、ちょっとしたエンターテイメントになる。

サイクリングをより楽しむという意味では、すごくポジティブなアイテムだと思いますよ!

そうそう、安全に乗るためには、日頃のメンテナンスも重要です。

店の外で乗車前点検をする流石さん

――そこも気になっていました!「メンテナンス」と聞くと、なんとなく大変そうで…。

5秒でできる乗車前点検を普段からやっていれば、大げさなメンテナンスは不要です!

やり方は、後輪を5cmくらい持ち上げて落とす。前輪も同じように持ち上げて落とす。そして、左右のブレーキのかかり具合をそれぞれ確認する。それだけです。

ポイントは、音と振動。いつもやっていると、微妙な変化に嫌でも気付きます。気付くのが早ければ、修理に出しても、より短い期間で、安く直るというわけです。

あと、タイヤの空気は1~2週間に1回入れるようにすること。パンクのリスクも半減します。

スポーツバイクを始めるなら、とにかくお店にGO!

スポーツバイクを挟んで談笑する流石さんと筆者

サイクリング初心者が普段乗りとして選ぶなら、まずはクロスバイクが良いようです。

もちろんライフスタイルや好みによって、機能や性能の選択肢はいくつかありますが、難しく考えず、とりあえず店舗に足を運んでみるのが吉!

専門店に行けば、安心・安全に乗るための秘訣や、ちょっと楽しく乗るためのアイデアまで、自転車のプロが懇切丁寧に教えてくれるはずです。

スポーツバイクに最適なウェアを見る

 

関連記事
【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞く、始めたきっかけと続ける理由

通勤・通学用に毎日乗る。体を動かすために週末だけ乗る。趣味のカメラやサーフィンを、より楽しむために。仕事道具の1つとして…。自転車に乗る理由や目的は、10人いれば10通り。ニューノーマルな暮らしや電動自転車の活況にも背中を押され、自転車熱[…]

【入門・サイクリング#1】自転車を愛する7人に聞いた、始めたきっかけと続ける理由

関連記事
伸縮性やばっ…!スポーツブランドの「自転車用パンツ」がクセになるはきやすさ

ここ2年ほどで、移動手段はもっぱら自転車になりました。短距離の移動が手軽なうえに、運動不足の解消にもなる。都内なら車や電車より早く移動できることもあります。自転車にのめり込むと、おしゃれな周辺グッズも集めたくなります。そこで試してみたのが[…]

伸縮性やばっ…!スポーツブランドの「自転車用パンツ」がクセになるはきやすさ

関連記事
サイクリング初心者向け 必要な装備はこの7つ!

普段はなかなか行けない遠くの場所へも気軽に足を運ぶことができ、目的地までの道のりも楽しめる「サイクリング」。自転車やウェアなど一式アイテムをそろえないと始められないなど、敷居が高いと感じる方も多いのでは。しかし、実は始めやすいスポーツとい[…]

WRITER
この記事を書いた人
ABOUT ULLR MAG.
ULLR MAG.とは?

ULLR MAG.は、「カラダから心をデザインする、ライフスタイルマガジン」です。
身体を動かすと気分が良い、夢中になれる趣味やスポーツがある、おしゃれをすると心が弾む。
暮らしの中で大切にしたい瞬間は誰にでもあります。

私たちはそんな日々のちょっとした喜びを、
一人でも多くの人へ届けたいと考えています。