空調服というと、みなさんはどういうイメージを持つでしょうか。工事現場で着る作業着のような印象がある方も多いのではないでしょうか。
実は、デサントブランドで発売している「空流JAC(クウルジャック)」は、暑さをしのぐだけでなく、おしゃれに着こなす1枚として持っているとさまざまなコーディネートが楽しめるかもしれません。
今回は、ファッションフォトグラファーとして活動している松林さんに「空流JAC(クウルジャック)」を試してもらい、お話を伺いました。
――フォトグラファー(カメラマン)にとって、仕事をするうえで大変だと感じる場面はどういったときでしょうか?
僕は普段ファッションフォトグラファーとして、雑誌のモデル撮影であったり商品撮影を行っています。撮影場所は屋内・屋外問わずいろいろあるのですが、スタジオ撮影ですと空調がきいているので快適に仕事ができます。一方で、屋外の撮影ですと天候によって左右されるので大変ですね。
雨・風はもちろんのこと、気温の変化も意外と体力を奪われる原因になります。暑さ・寒さに関してはモデルさんもつらいですが、私たちフォトグラファーも機材の持ち運びなど荷物が多いので重労働です。
気温が高く暑い日は、熱中症にならないように気を付けなければいけません。特に、今のご時世ですと新型コロナウイルス感染症予防のため、撮影時の人数制限があることも多いです。そんなときはアシスタントなしで撮影をするので1人で対応しなければならず、汗だくになりますね。
汗をかくことは良いのですが、商品の物撮りのときは気を付ける必要があります。撮影商品に汗(水滴)が落ちてしまうと商品が濡れて撮影をし直さないといけないので、小まめに拭き取るようにしています。
僕自身ファッションフォトグラファーとして活動しているため、服にもこだわっていきたいので、タオルを首に巻くのもスタイル的に良くないと思っています。
アパレル関係の職種ですと、PR担当の方など基本的にみなさん洋服が好きでやっている方ばかりなので、おしゃれな方が多いですね。なので、撮影する側もおしゃれでいたいと思っています。
見た目の印象と着用感を体験レビュー
――「空流JAC(クウルジャック)」の見た目の印象はいかがでしょうか?
空調服があることは知っていましたが、「空流JAC(クウルジャック)」のことは知りませんでした。
まず、見た目で他社の商品と違うなと思ったのは、街中で見かける作業着として工事現場の方が着ている空調服は、薄い緑やベージュ色のものが多く、見た目からも「作業服」といったイメージを持っていました。
ですが、この商品は全部がブラックですし、ファン(空調)の部分も同系色なので目立たなくて良いなと思いました。普段着に溶け込むと言いますか、良い意味で作業服っぽさがないので着やすそうだと感じましたね。
希望を言うなら、ほかの色展開があればカーキやネイビー、濃いブラウン系統の色味が今後登場するとおしゃれに見える気がします。また、ビビッドなカラー展開などあれば、ストリートファッションスタイルの女の子にも合うかもしれないですね。
そのほかは、バッテリーが株式会社マキタ(敬称略:マキタ)製品という点でも僕自身知っているので安心感がありました。バッテリーに印字している「makita」のロゴもポップでかわいいですし、さりげなくバッテリーを取り出したときにおしゃれに見えますよね。
左:バッテリーと充電器、右:標準装備のファン
――実際に着用してみていかがでしたか?
襟元がファスナーを締めたときに窮屈にならなかったので、首が詰まらない感じが僕好みでした。
バッテリーの電源を入れてファンを回したときに、表地と裏地の間がチューブ構造になっていてパーツごとに風が通る感じがするので、全体的にダボッと膨らまずポイントごとに空気が送られ、見た目的にもすっきり着られる印象を持ちました。
また、ターボボタンを押して強力な風量にしても風の威力はアップするのに膨らみすぎず、他社商品と違う感じがして良かったですね。
重量的にはバッテリーの重さはあるものの、フロントファスナーを開けて着用したときに片方のポケットにバッテリー、もう片方にはスマホを入れるとバランスが取れるので丁度良いなと感じました!
汗をかいていても、その水分が送られる風によって涼しくなりましたし、着心地も良く、全体的に爽やかな感じで過ごせましたね。
――ファンバッテリーなど操作方法は難しかったですか?
最初に電源を入れるときは説明書を見なければ分かりませんでしたが、あまり簡単すぎると誤作動でファンが動いてしまう可能性があるので、簡単すぎるのも良くないですよね(笑)。
「空流JAC(クウルジャック)」の操作方法は1回覚えれば慣れるので、誰でも使いこなせると思います。
空調服でコーディネートを楽しむ!?
――どういうコーディネートに合うと思いますか?
今回、2つのコーディネートを試してみたのですが、1つ目はセットアップを意識しました。実際は上下別の商品なのですが、同じような質感の黒の短パンと「空流JAC(クウルジャック)」合わせて着ることで統一感を出しました。
ポイントにチェックのシャツを取り入れることでアメカジ系のファッションをイメージしました。空調服というよりはベストを羽織るような感覚で着ることができましたね。
2つ目は、シンプルにTシャツとジーンズとのコーディネートです。アクセントにニット帽とメガネもかけて、このまま買い物に行けるようなスタイルを意識しました。Tシャツは同系色だけど、素材を変えて質感の違いを表現しました。
ベストはカジュアルコーデに合うので、ジーンズとの組み合わせも相性が良いですね。ファンを回した状態で着ていても見た目の違和感なく涼しい状態をキープできました。
――ほかにどんなシーンで着用するのがおすすめですか?
工事現場などの作業員が「空流JAC(クウルジャック)」を着ておしゃれにイケてる服装で作業をしても良いな。と思いました(笑)。
アウトドアシーンでも活用できそうですし、ゴルフや釣りなど走る動作のないようなスポーツシーンにも相性が良さそうですね。
それから、野球のベンチで休憩がてらに着るなどすると身体的にも少しは楽に感じるのでは!?と思いました。いろいろと使い道がありそうですよね!
気になった方は、お試しあれ!
今回はフォトグラファーの方に体験いただきましたが、「空流JAC(クウルジャック)」は、作業服というよりファッションの一部として「涼」を楽しむことができるかもしれません。
秋になっても暑い日が多いので、屋外での活動が多い方にはおすすめの商品です。気になった方は、一度お試ししてはいかがでしょうか?
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