デサントジャパン株式会社は、独自の蓄冷材を開発するシャープ株式会社と、スポーツトレーニング分野で実績を持つ株式会社ウィンゲートと共同で、手のひらを冷やすことで暑熱対策につながるグローブ「CORE COOLER(コアクーラー)」を開発しました。
夏のトレーニングやランニング、ウォーキングなど屋外で行うアクティビティに役立つアイテムです。
CORE COOLER(コアクーラー)とは?
デサントが開発したコアクーラーは、手のひらに装着するストレッチタイプのグローブです。
あらかじめ冷却した蓄冷剤をセットし、手のひらを適温(※1)の12℃で冷やすことで、体の中心部の温度である深部体温の上昇を抑制します。
人間の手のひらには体温を調整する血管があるため、あらかじめ冷凍庫や氷水で体の冷却に適した温度=適温に冷やしたシャープ独自の「TEKION」蓄冷材(※2)を、グローブ型のアタッチメントで固定し手のひらを冷やすことで、体の深部体温の上昇を抑制し、暑熱対策に効果が見込めます。
また、「TEKION」蓄冷材を入れるアタッチメントをグローブ型にすることで、蓄冷材を握り続ける必要がないため、ドリンクを飲んだり物をつかんだりなど手の操作性が妨げられにくく、さまざまなシーンで使用できる点も大きな特徴です。
グローブ本体は、ランニングでの使用を想定しランナーの使いやすさを考え、メッシュ素材で蒸れにくく腕時計の操作や給水時の動作の妨げになりにくい形状です。
スポーツシーンにおける実績として、今後の国際的な大会で活躍が期待されるトヨタ自動車陸上長距離部選手など、国内トップランナーにもレース中やその前後で着用されています。
手のひらを冷やすことがなぜ効果的?
手のひらには、体温を調整するAVA血管という特殊な血管があります。この血管を通る血液を冷やすことで冷えた血液が体内を巡り、カラダの中心部の体温(深部体温)が下がるというメリットがあります。
環境温度の影響を受けにくい身体内部の温度である深部体温の上昇を抑制すると、身体の表面温度や汗の量が抑えられるなど、暑熱対策に効果があると言われています。
その深部体温を下げるには、手のひら・足の裏・頬などを冷やすと効果的とされており、手のひらを適切な温度で冷やすことで深部体温上昇を抑制するという実験結果も出ています。

しかし、冷やしすぎると血管が収縮し血液が体に巡らず、その効果が十分に発揮されないと言われています。
コアクーラーは、シャープが開発した冷たすぎず快適な温度と言われる12℃を保つ蓄冷材をグローブ内に装着することで、手のひらを冷やしすぎることなく適正な温度で維持することが可能です。
CORE COOLER(コアクーラー)の購入方法
デサントが開発したコアクーラーは、オンラインショップで販売されています。
商品詳細情報
品 名:「デサント CORE COOLER」
品 番:DAT-9000
価 格:¥3,960(税込)(本体価格¥3,600)
※グローブ2個(両手用)・蓄冷材2個入り
サイズ:フリー
カラー:ブルー・レッド・ブラック・ブラック×ブラック・グレー
品 名:「デサント 適温クーリングフェイスガード」
品 番: DX-C0739
価 格:¥4,400(税込)(本体価格¥4,000)
サイズ:フリー
カラー:ブラック・ネイビー・ホワイト
(※1)氷や保冷材だと温度が低すぎることで血管が収縮し、冷却効果が充分に発揮されないため、12℃が適温だとされています。(検証機関:独立行政法人 労働安全衛生総合研究所とシャープ)
(※2)シャープ独自開発の「TEKION」蓄冷材とは、液晶材料研究で培った技術を応用したものであり、「-24℃~+28℃で融け始める氷の状態(※3)で蓄冷(※4)できる」特徴を持ち、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB(テキオン ラボ)」を中心に、商品・サービスの提供を行っています。
(※3)開発中の温度帯のものを含みます。
(※4)本蓄冷材は特定の温度で融け、個体から液体に変化します。このとき、周囲の熱を吸収することにより、材料そのものだけでなく、その周囲の空気や触れている対象物を特定の温度で保持する機能を有します。保持できる温度や時間は、蓄冷材の使用量や使用条件によって異なります。
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