中わたジャケットは、軽量でスリムなシルエットが特徴で、アウターとしてだけではなく、インナージャケットとして取り入れる人も多いアイテムです。
この記事では、そんな中わたジャケットの特徴やメリット、人気のブランドを紹介します。ぜひ中わたジャケットの特徴を知って、さまざまなシーンで活用してみましょう。
中わたジャケットの特徴
中わたとは、布団などに入れる保温効果の高い素材です。まずは、中わたを使ったジャケットにはどのような特徴があるのか、ダウンやコートとの違いを交えながら紹介していきます。
中わたジャケットとダウンの違い
中わたはポリエステルなどの化学繊維で人工的に作られた“わた”のことで、ダウンは水鳥から採れる羽毛のことを指します。
化学繊維と天然繊維ということから、主に耐水性や保温性、希少価値、価格に違いがあります。
中わたジャケットとコートの違い
中わたジャケットと中わたコートは丈の長さに違いがあり、腰が隠れる程度の丈のジャケットとお尻がすっぽりと隠れる丈のコートでは、コーディネートの印象や着心地が変わるため、適した着用シーンが異なります。
例えば、丈が短い中わたジャケットはカジュアル感が強くなるのに対し、中わたコートは大人っぽい印象のコーディネートにも合わせやすい傾向にあります。
また、丈の短い中わたジャケットはスポーツ時のウォーミングアップなどでも活躍するアウターです。
中わたジャケットのメリット
続いては、中わたジャケットのメリットについて紹介します。
水濡れに強く洗濯しやすい
ダウンは水に弱く、自宅で洗濯することが難しい商品が多いです。しかし、中わたは水濡れに強く、洗濯がしやすいというメリットがあります。
さらに、中わたジャケットは生地にはっ水加工が施されているものも多いため、雨や雪に濡れても中わたが乾きやすく、安定して防寒性を得やすいです。
ダウンに比べて値段が安い
中わたジャケットは、ダウンに比べて値段が安いこともメリットの一つです。
ダウンは水鳥の羽根と羽根の間に生えている丸い球状になった綿毛(ダウンボール)を使用しており、1羽から得られる量は少なく、貴重なものです。
さらに、ダウンをジャケットやコートに使用する際、特殊な機械を用いて作る必要があるため、コストがかかり、値段が高くなる傾向にあります。
しかし、人工的に作られた中わたを使ったジャケットは、生地と同じように裁断・縫製することができるため、ダウンと比べて縫製の手間が省け、コストを抑えられるため、比較的安価で手に入れることが可能です。
着膨れしにくい
中わたはダウンのようなかさ高が出ず、ボリュームが乏しくなってしまう傾向にありますが、一方で、着膨れしにくいというメリットがあります。
すっきりとしたシルエットになるため、さまざまなスタイルに合わせやすく、コーディネートの幅を広げることができるでしょう。
中わたジャケットは人気ブランドで選ぼう
ここからは、中わたジャケットを展開するおすすめのブランドを紹介します。
ぜひ、人気ブランドで自分に合った中わたジャケットを探してみてはいかがでしょうか。
DESCENTE(デサント)
デサントは、日本のスポーツブランドです。スキーウェアの開発も手掛けているデサントは、機能性が高く、着心地の良いダウンジャケットや中わたジャケットなどを展開しています。
デサントが展開している中わたジャケット「AIR THERMOTION」シリーズは、裏地素材に中わたの機能を持たせており、中わたがくっついたように起毛させていることから、キルティングステッチが入っていません。
また、裏地の糸は真ん中が空洞になっていることから、通常の糸を使うよりも軽くなります。
さらに、軽さをキープしながらも構造や素材によって、含んだ空気が断熱材のような役割になり、暖かさを感じやすいでしょう。
中わたジャケットが活躍するシーン
中わたジャケットを手に入れたら、さまざまなシーンで着回ししたくなるものです。
そこで続いては、中わたジャケットが活躍するおすすめのシーンを紹介します。着用シーンに合わせてコーディネートを変えながら、秋冬のおしゃれを楽しみましょう。
普段使いに
中わたジャケットは軽量で温かいうえにボリュームが抑えられていて、スリムな印象があるアウターです。防寒着でありながらもすっきりとしたその見た目は、カジュアルシーンをはじめとした普段使いにも適しています。
また、キルティングジャケットのような中わたジャケットもあれば、ステッチが前面に出ないシンプルなデザインのものもあるため、きれいめコーデやオフィスコーデにも取り入れることができるでしょう。
キャンプなどのアウトドア
軽量かつ薄手の中わたジャケットは、コンパクトにたたみやすく場所を取らないため、持ち運びしやすいという特徴があります。
暖かい時期にキャンプをする場合でも、山や森などは昼夜の寒暖差が出やすいため、夜は肌寒く感じることも少なくありません。中わたジャケットは、そんなキャンプなどのアウトドアにも役立つアウターです。
インナージャケットとして
薄手の中わたジャケットの場合、いくら保温性があると言っても、真冬のアウターとしては心許ないという人もいるでしょう。中わたジャケットはその薄さを活かして、インナージャケットとして着ることで、真冬のコーディネートにも活躍します。
軽量でストレッチ性のある中わたジャケットなら、インナージャケットとして着ても着心地が良く、シンプルでスタイリッシュなデザインのものであれば、アウターを選ばず着回せるでしょう。
人気ブランドの中わたジャケットは機能性が高くておすすめ!
ボリューム感のあるダウンジャケットとは違い、細身のシルエットの中わたジャケットは、アウターとしてだけではなくインナージャケットとしても使えるため、幅広いコーディネートに活用することができます。
今回紹介した人気ブランドには、スポーツウェアの開発技術を活かした機能性の高い中わたジャケットが販売されているので、ぜひチェックしてみてください。