ゴルフの必須アイテムの一つであるゴルフマーカーには、キャップやサンバイザーに装着するキャップクリップタイプが一般的ですが、ほかにも種類があります。
今回は、その種類とゴルフマーカーを展開するおすすめのブランドを紹介します。また、ゴルフマーカーに関する疑問について解説していきます。
ゴルフマーカーとは
テレビ中継などでプロゴルファーの試合を見ていると、グリーン上でボールの後ろに何かを置き、そのあとボールをピックアップする光景を見かけたことがあるのではないでしょうか。
このときに使われている、ボールの代わりにグリーン上に置かれるアイテムをゴルフマーカーと言います。
自分のボールがほかのプレイヤーのパッティングの邪魔にならないよう、そのボール位置を覚えておくための目印として使います。
グリーン上で自分が打つ番が来たら、ゴルフマーカーを目安にしてボールを元あった場所に戻し、ゴルフマーカーを拾い上げてパッティングを行う、という流れが一連の手順です。
ゴルフマーカーにはどんな種類がある?
ゴルフマーカーには決まった形状があるわけではありませんが、大きく以下の6つの種類に分かれます。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
クリップマーカー
キャップやサンバイザーのツバ部分に取り付けて使用するクリップマーカーは、現在主流とも言えるタイプです。ゴルファーのほとんどが一度は使ったことがあるのではないでしょうか。
台座とマーカー部分がマグネットになっており、片手で付け外しができるため、使い勝手が良いという点で人気があります。
ネックレスマーカー
ペンダントトップの部分がマグネットになっており、そこにマーカーを付けた、ネックレスのように使用するタイプです。
アクセサリー感覚で身に着けることができ、かわいらしいデザインのものが多いため、特に女性に人気があります。お気に入りのゴルフウェアと合わせて、コーディネートも楽しめるでしょう。
刺し込み式マーカー
小さなコマのような形をした、軸をグリーンに刺すタイプのマーカーです。
ほとんどのゴルフ場のマスター室前などに置いてあり、そのゴルフ場のロゴなどが入った無料マーカーがこのタイプです。
このタイプのマーカーは厚みがなく、グリーンに埋め込むことができるため、ほかの人のライン上に自分のボールがあった場合でも転がりに影響を与えにくいです。
そのため、ほかのマーカーを使用する場合でも、このタイプをポケットに入れておくと良いでしょう。
よく、パターグリップのグリップエンド(※1)に空いている穴にこのマーカーを差し込んでいる人がいますが、こうすると雨天時などにグリップエンドからシャフト(※2)内部に水分が入って錆が発生する原因になるので、避けるようにしましょう。
※1 グリップエンド:グリップの末端
※2 シャフト:ゴルフクラブのグリップとヘッドをつなぐ棒
フリップアップマーカー
ロングパット※が残ってしまったときに役立つのが、フリップアップタイプのマーカーです。
※ロングパット:1打で入れるのが難しいパッティング(グリーン場のボールをカップに入れるためのスイング)
マーカーの表面を立ち上げて使うもので、遠くからラインを読むときにも自分のボールの位置を把握しやすくなっています。
アニメのキャラクターなど、遊び心のあるデザインのものが多いため、同伴者との間でちょっとした話題のきっかけにもなってくれそうです。
ポケット式マーカー
ポケット式のマーカーは、クリップ形状のマグネットになっている台座をパンツやスカートのポケットに挟み込んで装着し、その上からマーカーを付着させて使います。
キャップやサンバイザーを着用しない人にも便利なことから人気があり、ポケットだけでなく、ポロシャツの襟元などにも装着できます。
コンパクトで取り外しがしやすいため、クリップタイプと同じく気軽に使用できます。
カジノチップマーカー
カジノで使用されるチップ(コイン)のようなデザインが施されたマーカーです。
一般的なマーカーより一、二回りほど大きいことが特徴で、しっかりとした厚みがあるので、グリーン上で自分のボールの位置が分かりやすいでしょう。
小さすぎず手に収まりやすい大きさなので、ポケットなどに入れても使い勝手は良いでしょう。
ゴルフマーカーは人気ブランドをチェック
無料のものやオリジナルデザインが作れるものまで、いろいろと楽しめるゴルフマーカーですが、周りから見て「おっ」と思われるものを使いたいものです。
それには、人気ブランドのマーカーを選ぶこともおすすめです。きらりと光るワンポイントを探して身に着けてみましょう。
DESCENTE GOLF(デサントゴルフ)

デサントゴルフからは、クリップマーカーが多く販売されています。
デサントのロゴマークである、スキーの「直滑降」「斜滑降」「横滑り」を表す3本の矢印がそのままマーカーになったものもあり、丸型が多いゴルフマーカーのなか、グリーン上で目立つ存在になれるでしょう。
また、なかでもスワロフスキークリスタルを使用した、遠目にもきらきらと光るクリスタルコレクションは特に人気があり、ちょっとしたプレゼントにもおすすめです。
le coq sportif golf(ルコックスポルティフ ゴルフ)

ルコックスポルティフ ゴルフのゴルフマーカーは、クリップタイプをはじめ、ニワトリマークが起き上がるフリップアップタイプ、グリーンフォーク※一体型など、多くの種類が展開されています。
※グリーンフォーク:グリーンにできたへこみを修復するための道具
フランス発祥のブランドらしい、赤青白のトリコロールカラーで彩られたデザインのマーカーから、ショッキングピンクやイエロー、オレンジが使われたポップでカラフルな印象を与えるマーカーまで、デザイン性に優れたラインアップとなっています。
Munsingwear(マンシングウェア)

マンシングウェアは、モチーフのペンギンマーク「リトルピート」を使ったゴルフマーカーを多く販売しています。
同じクリップタイプでも、ペンギン型やハート型など、かわいらしいデザインが豊富です。
半立体のマーカーは通常のマーカーより厚みがあるため、手になじみやすい大きさ、重さとなっています。
リトルピートと一緒にゴルフを楽しみたいという人は、ぜひチェックしてみてください。
ゴルフマーカーに関するよくある疑問
ここからは、ゴルフマーカーに関するよくある疑問と回答をまとめて紹介します。
ゴルフマーカーを持ってくるのを忘れた場合どうする?
先に紹介したように、ほとんどのゴルフ場で独自のロゴなどがデザインされた、刺すタイプのゴルフマーカーが無料配布されています。
ゴルフマーカーとして販売されているものしか使ってはいけないというわけではないので、ゴルフマーカーを持ってくるのを忘れた場合はそれを使用しましょう。
また、自分のボールの位置が自分や同伴者に分かればマーカーとしての役割を果たすため、グリーンフォークやティー、手持ちのコインなどをマーカーとして使用することも可能です。
ゴルフマーカーを使う際のルールやマナーはある?
ゴルフマーカーを使用する際、ボールの後ろにマーカーを置き、ピックアップをする人が多いですが、マークはボールの横や前でもルール違反になりません。
ただし、後ろにマークしてボールを拾い上げたのに、置くときにはマークの横にボールを置いたりすることはルール違反となります。
ちなみに、ゴルフマーカーを使うこと自体はルールで定められている義務ではありません。
ただし、他人のパッティングラインに自分のボールが重なっている場合など、邪魔にならないよう必ずボールをマークして拾い上げることは、マナーと言えるでしょう。
大きさや色に規定はない?
ゴルフ規則には、ゴルフマーカーの大きさや色について、具体的に規定はありません。
マナーの面から、ほかの人が見て不快と思うようなデザインだったり、非常識なほど大きかったりするものでなければ、基本的にはどのようなものでも使用可能です。
ゴルフがより楽しくなるゴルフマーカーを探してみよう
ゴルフマーカーは、デザインや種類が豊富です。もしマーカー選びに迷ったら、今回紹介した人気ブランドのなかから、ウェアやキャップなどと合わせてみてはいかがでしょうか。
お気に入りのゴルフマーカーを手にして、ゴルフライフを楽しみましょう。