ゴルフをする際に、帽子をかぶらなければならないというルールが定められているわけではありませんが、多くのゴルフ場では、打球から頭を守るためや暑さ・寒さ対策などの観点から、帽子の着用を推奨しています。
せっかく帽子をかぶるのであれば、その種類や特徴、それぞれの帽子のかぶり方を知って、よりゴルフを楽しみましょう。
ゴルフ用の帽子にはどんな種類がある?特徴を紹介
帽子と言うと、キャップを思い浮かべる人も多いと思いますが、ゴルフ用の帽子にはキャップ以外にもさまざまな種類があります。
まずは、ゴルフ用の帽子の種類とそれぞれの特徴を見ていきましょう。
キャップ
まずはゴルフ用の帽子の定番、キャップです。季節や気温を問わず使いやすいため、1つ持っておくと便利なアイテムです。
キャップはゴルフ用以外にも、ほかのスポーツやアウトドア用としても販売されているので、すでに持っているものをゴルフに使用することも可能です。
また、色やデザインのバリエーションも豊富なため、たくさんあるなかから選ぶことができるでしょう。
サンバイザー
頭頂部が覆われていないサンバイザーは、汗をかく時期でも蒸れにくく快適にプレーできることが特徴です。
サンバイザーには、ツバの部分にUVカット加工が施されていることで眩しさや目の負担を軽減してくれるものや、メッシュ素材を重ねた構造で風の抵抗を受けにくく、飛ばされにくい軽い素材で作られたもの、顔の紫外線対策におすすめのツバが広いものなど、さまざまなタイプがあります。
自分の求める機能が搭載されているかチェックしましょう。
ハット
ハットとは、ツバの付いた帽子のことを指します。キャップにもツバが付いていますが、キャップとハットの違いは、ツバの面積と形状です。
キャップは前方にのみツバが付いているのに対し、ハットは帽子の周囲をぐるりと囲うようにツバが付いています。ツバが長いものであれば、頭だけではなく、首元や首の後ろの部分の紫外線対策にもなります。
ニット帽
冬のゴルフ場では、足先や手先だけでなく、耳など顔まわりも寒さにさらされ、外にいること自体がつらくなってしまうこともあります。
そのようなときは、耳元まで覆うことができるニット帽をかぶって、寒さを緩和させましょう。
ノーマルなニット帽から、最近はツバの付いたニット帽まで、ファッションアイテムとして取り入れられそうなものが多くのブランドから販売されています。
レインキャップ・ハット
雨の日に適したレインキャップ・ハットは、はっ水性はもちろん、汗による蒸れを軽減する透湿性も搭載されているという点がほかの帽子との違いと言えるでしょう。
キャップ型のものもあればハット型のものもあり、ハット型であれば、顔の横が濡れたり、耳に雨が入り込んだりするのを軽減してくれます。
また、パッティング時に雨滴が顔の正面から垂れにくいように形状が工夫されているものもあります。
ゴルフ用の帽子を選ぶポイント
ここまでゴルフ用の帽子の種類と特徴を紹介しましたが、ここからは、それぞれの帽子を選ぶポイントを紹介します。
キャップの場合
キャップは1年中使用できる便利な帽子ですが、せっかく選ぶのであれば機能性に注目し、季節ごとに使い分けることがおすすめです。
夏であれば、後頭部にメッシュ素材が使われている通気性・吸汗速乾性のあるものや、水に濡らすことでひんやりと感じる気化熱クーリング機能などが備わったものを選び、汗による不快感を軽減させましょう。
冬であれば、フリースやウール素材など、厚手の素材が使われているものを選ぶと防寒対策に役立ちます。
サンバイザーの場合
サンバイザーをする目的は、頭頂部の蒸れや髪が潰れるのを軽減することや、太陽光が目に入らないようにすることなどがあります。
また、ツバ自体にUVカット機能があり、偏光機能を持ったものもあります。ツバの裏に100%遮光生地を使っているサンバイザーであれば紫外線対策につながり、見た目も通常と変わらないものもあるため、ゴルフウェアコーデにも取り入れやすいでしょう。
ハットの場合
男女問わず、着用することでおしゃれ度が上がるのがハットです。
ぐるりと頭を囲むツバが大きいものを選べば、暑さや紫外線対策に役立ちますが、あまりにもツバが大きいものは、スイングの邪魔になるので注意が必要です。
頭部にフィットするサイズで、通気性の高いものを選んで蒸れを軽減しましょう。
ニット帽の場合
ニット帽は、秋から冬にかけての寒い時期に着用するため、保温性に着目して選びましょう。厚手のニット帽はより保温性に優れており、汗に反応して発熱する素材を使用したニット帽も販売されています。
ツバ付きのニット帽であれば、日差しを軽減できたり、スポーティーな印象を与えたりといったメリットがあります。
レインキャップ・ハットの場合
レインキャップ・ハットは、基本的に降雨時に着用するものです。頭にしっかりとフィットするサイズのものを選ぶことと、耐水圧と透湿性が選ぶポイントになります。
耐水圧は、生地に浸み込もうとする水をどれくらい抑えられるかの目安で、透湿性は蒸気状態の汗をどれくらい生地の外に発散できるかの目安です。
水がしみ込みにくく、蒸れにくいレインキャップ・ハットがあれば、雨の日でも快適にゴルフを楽しむことができるでしょう。
ゴルフ用の帽子選びは人気ブランドをチェックしよう
ゴルフ用の帽子を購入しようと思ったときは、人気ブランドから選ぶのもおすすめです。
ここで紹介するブランドは、ゴルフ用の帽子以外にもゴルフウェアやゴルフシューズ、グローブなど、さまざまなアイテムを取り扱っています。
それらも含めてトータルコーディネートを楽しんでみましょう。
DESCENTE GOLF(デサントゴルフ)

デサントゴルフは、今やおしゃれゴルファー御用達となっている人気ブランドで、美しい色使いや、ロゴをさりげなく配したデザインは、帽子にも活かされています。
アスリートゴルファーに選ばれていることから、その機能性にも妥協はなく、きっと満足する帽子を手に入れることができるでしょう。
le coq sportif golf(ルコックスポルティフ ゴルフ)

長い歴史を持つフランス生まれのスポーツブランド、ルコックスポルティフのゴルフカテゴリーが、ルコックスポルティフ ゴルフです。
そのデザインセンスに引かれる人も多く、誰もが見覚えのあるニワトリのマークやブランドロゴが入っているデザインから、総柄、シンプルなものまで、豊富に取りそろえています。
機能面においても、さすが総合スポーツブランドと思わせるもので、多くの人に選ばれています。
Munsingwear(マンシングウェア)

世界初のゴルフウェアブランドとして誕生したマンシングウェアは、常にゴルファーのために最新の機能とデザインを追求したアイテムを作り続けており、世代を超えて多くのゴルファーから支持されている人気ブランドです。
カラフルな色使いのアイテムが多く、どれを選んでも、ゴルファー自身も周りの人も元気になれるようなデザインの帽子を販売しています。
ゴルフ用の帽子のかぶり方
さまざまなゴルフ用の帽子を紹介しましたが、ここでは帽子のかぶり方について解説します。
帽子をかぶるのに自信がないという人は、いろいろなかぶり方を試してみて、理想のかぶり方を見つけてみましょう。
メンズにおすすめの帽子のかぶり方
メンズの場合、帽子は深くかぶることできちんとした印象になります。浅くかぶるとだらしない印象を与えることもあるため、ゴルフでは避けたほうが良いかもしれません。
ツバ付きの帽子の場合、アーチを曲げることで、サイズ感を小さく見せられるでしょう。
ここ数年流行っているフラットキャップは、若々しい印象を与えることができます。ただし、同時にカジュアルな印象になるため、ウェアとのコーディネートにも注意が必要です。
前髪を帽子の中に入れるかどうかは悩むところですが、中に入れた場合はすっきりとした印象を与えられるでしょう。サンバイザーの場合でも、前髪を中に入れると爽やかな印象になります。
レディースにおすすめの帽子のかぶり方
レディースの場合は、帽子を浅くかぶると明るくかわいい印象になります。
キャップやサンバイザーの場合、ツバの向きはストレートにかぶることをおすすめします。斜めにかぶると、ストリートでかっこいい印象もありますが、ゴルフ場では少しカジュアルな印象が強くなってしまいます。
顔の輪郭を見ながら、どの程度のツバの大きさにするとバランスが良いのか、いろいろな帽子をかぶって確認してみましょう。
レディースの場合は、サンバイザーでお団子ヘアにしたり、キャップの後ろの穴から出した髪をさまざまにアレンジしたりと、帽子に合わせて髪型を工夫して変化を付けることも楽しめます。
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ゴルフ用の帽子は機能性とデザイン性に注目して選ぼう
ゴルフ用の帽子は、キャップからサンバイザー、ニット帽など、いろいろな種類があり、どれを選んでも違った印象を与えてくれます。
何種類か用意しておくことで、その日のウェアや気分に合わせてコーディネートも楽しむことができます。機能性とデザイン性に注目して、ゴルフのプレーに適した帽子を選んでみましょう。