野球では、ソックスの上にストッキングを重ねて着用するのが一般的です。
この記事では、野球用ソックス・ストッキングの種類や履き方、人気ブランドのおすすめ商品を紹介します。
野球用ソックスの種類
アンダーソックスとも呼ばれている野球用のソックスには、次のような種類があります。
種類によって特徴や履き心地が異なるため、選ぶ際の参考にしてみてください。
膝上タイプ
膝上タイプの野球用ソックスは、丈が長くてズレにくいので、快適にプレーすることができます。
足をしっかりとカバーすることができるため、小学生や中学生が履いていることが多いタイプです。
膝丈タイプ
膝丈タイプのソックスは、膝上タイプと比べるとプレー中にズレやすいため、野球用ストッキングを併用して履くのが一般的です。
膝まわりがすっきりするのがメリットで、草野球をプレーする大人たちに人気があります。
ショートタイプ
ショートタイプは、くるぶしよりも少し上くらいの丈が短めのソックスです。
蒸れにくく締め付け感が少ないため、軽めのトレーニングや練習時に適しています。
5本指タイプ
5本指タイプのソックスは、足の指先に均等に力が入り踏ん張りやすくなるため、グリップ力が高まるというメリットがあると言われています。
野球チームによっては、5本指ソックスを推奨する監督もいるほど、注目を集めているタイプです。
野球用ストッキングの種類
ソックスの上から着用する野球用ストッキングには、つま先部分とかかと部分が大きくくり抜かれた形状でかかとに引っ掛けて履くタイプと、つま先部分がカットされているL字型のものがあります。
さらに、足に引っ掛けて履くタイプは、ハイカット・ローカット・レギュラーカットの3つに分けられます。
ここでは、それぞれのストッキングの特徴について紹介します。
ハイカット
ハイカットタイプのストッキングは、くるぶしより上部分からくり抜かれており、アンダーソックスが見える面積が一番大きいタイプです。
穴が大きく空いている分、足の可動域が広く動きやすいため、内野手や1番バッターに人気があります。
ローカット
ローカットは足に掛ける部分の長さが短く、アンダーソックスがほとんど見えなくなるほど穴が小さいタイプです。
足首までしっかりと覆う作りになっているため、スライディングする機会が多い選手やキャッチャーにおすすめです。
レギュラーカット
レギュラーカットは、ハイカットとローカットの中間くらいの大きさでカットされていて、野球用ストッキングのなかでも標準的なタイプとなっています。
そのため、野球初心者の場合は、まずレギュラーカットの着用感を基準にするのがおすすめです。
また、幅広い用途に対応できることから、練習用や複数のポジションを担う選手に人気が高い傾向にあります。
L字型
つま先のみカットされていて、かかとや足首をすっぽりと覆うタイプのL字型ストッキングも人気があります。
上で紹介している3タイプとは異なり、足首やアキレス腱をサポートしてくれる機能が付いているものもあるため、足をカバーしながらパフォーマンスを向上させたい選手におすすめです。
野球のストッキングは何のために着用するの?
野球用ソックスとストッキングにはいくつか種類があることが分かりましたが、そもそもソックスだけでなくストッキングも着用するのはなぜなのか、疑問に思う人もいるかもしれません。
野球用ストッキングには、次のような役割があります。
足を保護する
金属製のスパイクを履いてプレーすることが多い野球では、相手選手との交錯プレーやスライディングによって、足を負傷してしまうケースも少なくありません。
ユニフォームの下に厚手のストッキングを着用しておくことで、足を保護することにつながります。
足の動きをサポートする
野球用ストッキングには、ストレッチ性に優れた素材が採用されているものが多くあります。
ストッキングを履くことで足の動きをサポートすることが期待できるため、プレーの質を高めやすくなります。
野球用ソックス・ストッキングの履き方
野球初心者だと、ソックスとストッキングをどうやって履けば良いのか迷ってしまうという人もいるのではないでしょうか。
続いては、野球用ソックスとストッキングの正しい履き方を説明します。
2枚重ねて履く
冒頭で紹介しているように、野球用ソックスとストッキングは、どちらか1枚だけを履くのではなく、2枚重ねて履くのが正しい履き方です。
最初に汗を吸収するソックスを履いて、その上から足を保護するストッキングを重ねます。
「ソックスを2枚重ねて履けば良いのでは?」と思うかもしれませんが、ソックスを2枚履くことで足や足の指先が動かしにくくなったり、スパイクやトレーニングシューズの中が窮屈になってしまうことがあります。
そのため、つま先部分やかかと部分に穴が空いたストッキングを重ねるのです。
前後ろの見分け方
野球用ストッキングは、2つ開いている穴のうち、小さいほうがつま先側です。
前後を逆に履いてしまうと、アキレス腱周辺の可動域が狭くなってしまい、足首が動かしにくくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
クラシックスタイル
ユニフォームパンツの裾を膝下まで上げ、ストッキングをユニフォームパンツの裾に折り込んで固定し、ストッキングを見せるようにする着用方法をクラシックスタイルと呼びます。
ストッキングがズレにくく、足まわりがすっきりするため、動きやすいのがメリットです。
ストレートスタイル
ストッキングが隠れるようにユニフォームパンツの裾を下ろして着用することを、ストレートスタイルと呼びます。
ストッキングの上からさらにユニフォームパンツが重なるため、ソックス、ストッキング、ユニフォームの3層構造で足を保護できるのがメリットです。
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野球用ソックス・ストッキングのおすすめ商品を紹介
野球用ソックスやストッキングは、素材や機能性、滑りにくさに注目して、足をしっかりとサポートできるものを選びましょう。
また、野球グッズを豊富に扱い、プロ野球界でも愛用している選手が多いブランドの一つに、デサントがあります。
そのようなスポーツブランドから選んでみるのもおすすめです。
ここからは、デサントが展開するおすすめの野球用ソックスとストッキングを紹介します。
ソックス
定番の「カラーソックス」は、前足部へのサポート機能が搭載されているほか、つま先部分はアップ仕様となっており、踏ん張りやすさと破れにくさが優れていると人気があります。
カラー展開も豊富で、ユニフォームと合わせたコーディネートが楽しめるのもポイントです。
さらに、滑り止め糸を使用し、踏ん張りやすさと破れにくさに優れた「5本指カラーソックス」も販売されています。
指の形に合わせた3D設計の5本指タイプには、実践練習以外のトレーニングなどでも使いやすいショートソックスもあるので、併せてチェックしてみてはいかがでしょうか。
ストッキング
デサントでは、ローカットとL字型のストッキングを主に取り扱っています。
「ローカットカラーストッキング」は、足を掛ける部分が少し前に作られており、脱げにくくなっているのがうれしいポイントです。
また「L字型カラーストッキング」は、アキレス腱のサポート機能が搭載されているうえ、かかとにフィットする仕様になっているので、動きやすく快適なプレーが期待できます。
それぞれカラー展開が豊富なので、ユニフォームやソックスの色に合うものを選んでみましょう。
野球用ソックス・ストッキングは人気ブランドで選ぼう
野球用ソックスやストッキングには、足を保護しながら動きをサポートする重要な役割があります。
今回紹介した人気ブランドの商品も参考に、機能性に優れた履きやすいソックスを見つけて、快適に野球のプレーを楽しみましょう。