野球を快適にプレーするためには、適切なウェア選びが欠かせません。
そこで今回は、野球で着用するユニフォームパンツの種類や選び方、そのほか必要なウェアについて紹介します。パンツ選びのポイントやはき方など、ぜひ参考にしてください。
野球ユニフォームのパンツには練習用と試合用がある
野球ユニフォームのパンツには、練習用と試合用があります。
練習用は無地の白で、丈夫に作られているものを選ぶことが多いです。
一方、試合用のパンツはチームで合わせて購入するケースが多いため、 高校野球、軟式野球などの各連盟や協会によって定められたユニフォームの規定を確認し、購入しましょう。
野球ユニフォームのパンツの種類
野球ユニフォームのパンツにはさまざまな種類があります。
ショートスタイル
野球ユニフォームのショートスタイルは、裾がひざ下の位置にあるタイプです。
ストッキングを折り込まずに着用することができます。
レギュラースタイル
野球ユニフォームのレギュラースタイルは、裾がすねの位置にあるタイプです。
ストッキングは折り込んで着用する必要があります。
ロングスタイル
野球ユニフォームのロングスタイルは、くるぶし位置まで丈があり、裾部分はゴムで縛ってあるタイプです。
ストレートスタイル
野球ユニフォームのストレートスタイルは、パンツ丈がかかとの位置まであるタイプです。
裾にあるゴムをスパイクにかけて着用します。
脚が長く見えるタイプのパンツで、プロ野球選手にも人気があります。
足掛けストレートスタイル
野球ユニフォームの足掛けストレートスタイルは、パンツ丈がかかとの位置まであり、裾にゴムが付いていないスタイルです。そのため、すっきりとした印象になります。裾にかけて広がっているデザインが特徴で、ストレートタイプ同様に裾にあるゴムをスパイクにかけて着用します。
野球ユニフォームのパンツを選ぶポイント
続いては、野球ユニフォームのパンツを選ぶポイントについて紹介します。
耐久性をチェックする
野球ユニフォームのパンツは、試合中にスライディングしても破れることがないように、耐久性に優れたものを選びましょう。また、野球のユニフォームは泥汚れが付きやすいので、洗濯によるダメージを受けにくい素材のものが好ましいです。
サイズ感をチェックする
サイズが合わないパンツをはくと、動きにくくなり、プレーの妨げになることがあります。同じサイズ表記であっても、ブランドによってサイズ感が異なることもあるので、できるだけ試着をして、ウエストや股下の長さが合うか確認しましょう。
動きやすさをチェックする
快適なプレーのためには、動きやすさも欠かせません。
野球ユニフォームのパンツは、ストレッチ性のある素材が使われているものを選ぶとプレーしやすいでしょう。
軽量性をチェックする
重い素材が使われているパンツは、プレーの妨げになります。長時間のプレーにも耐えられるよう軽量性に優れたパンツを選ぶことを意識しましょう。
汚れの落ちやすさをチェックする
野球のユニフォームは泥汚れが付着しやすいため、洗濯で汚れが落ちやすい素材であるかも重要です。汚れが付着しにくいように防泥加工されているパンツも販売されているのでチェックしておきましょう。
野球ユニフォームのパンツのはき方と必要なアイテム
野球ユニフォームのパンツは、パンツの種類によってはき方が変わるため、個性を出しやすいポイントでもあります。また、ストッキングを見せるかどうかで、印象も変わってきます。
野球ユニフォームのパンツをはく際には、先にソックスとストッキングを履き、その後にパンツをはくのが一般的です。
ストッキングを折り込むかどうかは、パンツのスタイルによって異なります。ストッキングが外に来るように折り込みたい場合には、パンツを裏返しにしてからはくのがおすすめです。
以下でパンツをはく際に必要なアイテムについて紹介します。
ソックス
野球用のソックスには、夏用と冬用があります。暑さや素材感が異なるので、季節に合わせて着用しましょう。
ソックスには膝上タイプと膝丈タイプの2種類があります。
膝丈タイプは、夏の暑い時期におすすめですが、ストッキングバンドの着用が必要です。
ストッキングバンド
ソックスがズレ落ちないようにストッキングバンドを装着することもあります。さまざまなスポーツブランドから販売されているので、ソックスと合わせてシンプルなデザインのものを選ぶと良いでしょう。
ストッキング
野球用のストッキングには、足の前後に空いている穴が小さいローカットタイプと足の前後に空いている穴が大きいレギュラーカットタイプの2種類があります。
試合では、アンダーシャツと同様にチームカラーでそろえることが多くなっています。
スライディングパンツ
スライディングパンツとは、野球ユニフォームのパンツの下にはく、けがの予防や筋肉サポートの効果があるアイテムです。膝上丈のスパッツのような形状で、密着度が高いという特徴があります。
また、ファウルカップが収納できるタイプとそうでないタイプがあります。プレーの妨げにならないように、サイズ感を重視して選びましょう。
ベルト
ユニフォームを着用する際には、ベルトも必要です。
ユニフォームと合わせてベルトについてもチームでデザインを統一するケースがあります。
スライディングをしても破れない、耐久性に優れたものを選びましょう。
パンツ以外に必要な野球ユニフォーム・ウェア
パンツをはく際に必要なアイテムを紹介しましたが、そのほかに必要な野球ウェアについても紹介します。
試合用ユニフォームシャツ
試合では、チームで同じユニフォームシャツを着用します。チームで統一されたデザインを着用することになるため、まとめて発注することが多いでしょう。
かっこいいデザインのユニフォームを作ってチームのモチベーションを上げていきましょう。
練習用ユニフォームシャツ
練習用のユニフォームシャツは、白色のデザインが多くなっています。
吸汗速乾性に優れた動きやすいものを選びましょう。
野球のユニフォームは泥汚れが付着しやすいため、繰り返し洗濯することを想定して、耐久性に優れたものを選ぶのもポイントです。
アンダーシャツ
野球ユニフォームの下に着るアンダーシャツは、冬は長袖、夏は半袖のものを着用して、温度調節をします。
練習のときは普通のTシャツでも可能ですが、試合のときはユニフォームに合わせたカラーで無地のものを着用するようになります。
肌にフィットするコンプレッションタイプやゆったりしたタイプなど、さまざまな種類があるので、着用する目的や着心地を考えて選びましょう。
グラウンドコート
野球は屋外でするスポーツなので、寒い時期にはグラウンドコートがあると便利です。
グラウンドコートは裏起毛タイプのものが一般的で、移動時やグラウンドでの待機時などに着用します。
また、しっかりとしたグラウンドコートだけでなく、アップのときにも使用できるプルオーバータイプのコートや、ピステという薄手のウィンドブレーカーも防寒具として持っておくと重宝するでしょう。
スパイク
野球用スパイクには、ゴムや樹脂の突起が付いている「ポイント」と金属の突起が付いている「金具」という2つのタイプがあります。練習時にはポイント、試合時には金具というように使い分けましょう。
また、カットにもローカット、ミドルカット、ハイカットの3種類があります。
帽子
野球は基本的に屋外でのプレーとなるため、練習時にも試合時にも帽子が必要です。
練習用の帽子は白のキャップを着用するケースが多いでしょう。
試合用の帽子は、ユニフォームと同じくチームで統一されたデザインのものを着用します。
野球ユニフォームのパンツは機能性の高いものを選ぼう!
今回は、野球ユニフォームのパンツの種類や選び方、そのほかの必要な野球ウェアについて紹介しました。
パンツだけでもさまざまな種類があり、野球のユニフォームのなかでは特に個性を出しやすいアイテムでもあります。
動きやすく耐久性に優れたパンツを着用して、快適に野球を楽しみましょう。