ついに夏本番。気温が高く汗をかきやすい季節は、シャツの「汗ジミ」で悩みがち……。なるべく汗ジミが目立たないようにするには、服の色と素材の選び方が大切です。
そこで今回は、特に気になる脇汗にフォーカスし、汗ジミが目立つ服・目立たない服を調査しました!ぜひ夏の脇汗対策の参考にしてみてください♪
汗ジミが目立ちやすい服の色はこれだ!
夏に着る機会が多い服と言えばTシャツです。今回はコットン100%の同じTシャツを10色用意して、脇部分に同量の水分をしみ込ませました。
その結果がこちら。写真を見れば一目瞭然ですね。あまり目立たないだろうと思っていた色が、意外と目立つこともあるので注意が必要です。
では、この結果をもとに、汗ジミが目立ちやすい色・目立ちにくい色について、それぞれ詳しくチェックしていきましょう。
濡れると色が濃くなるカラーは目立ちやすい
特に汗ジミが目立ちやすいのは、汗がしみ込んだ際に、元の服の色との濃淡差が大きい色の服です。
グレーは汗ジミが目立ちやすい色として知られていますが、これは汗で濡れると色が濃くなることが理由です。同様にベージュも汗ジミが目立ちやすいので気を付けたいところ。
また、パステルカラーも濡れると色が濃くなり、元の色との濃淡差が大きいため汗ジミが目立ってしまいます。
幅広いコーディネートに対応するライトグレーやベージュ、そして明るく爽やかなパステルカラーが、意外にも汗ジミが目立ちやすいことが分かりました。
薄い色味が夏にぴったりなカラーですが、着用する際は少し注意が必要なようです。
もともと色が濃いカラーは目立ちにくい
汗ジミが目立ちにくいのは、汗がしみ込んでも元の服の色との濃淡差があまりない色の服です。
黒やネイビーなどのダークカラーは、もともと色が濃いため、汗で濡れても色がほとんど変わりません。変化しないわけではありませんが、濡れた箇所がそこまで目立ちません。
夏の定番カラーである白も、汗ジミが目立たないので使い勝手抜群です!
白Tシャツは汗ジミは目立ちにくいが黄ばみに注意
先ほどの実験結果からも分かるように、白は汗ジミが目立たず、夏コーデにぴったりな色。しかしほかの色と比べて、黄ばみが目立ちやすいという弱点があります。
白Tシャツに限らず、脇汗をかいたまま放っておくと黄ばみができてしまいます。「昨年着た夏服を1年ぶりに引っ張り出したら、脇や首まわりが黄ばんでいた」なんてことも。
黄ばみを防ぐためにも、正しい方法で洗濯して清潔に保ちたいところ。着用中もシーズンの終わりも、しっかり洗濯することが大切です。
汗ジミは素材選びで解決!
汗ジミ対策は、まず服の色選びが重要。そして、素材選びでも汗ジミを目立ちにくくすることができるんです。
特におすすめなのが、速乾性の高いポリエステル素材の服。スポーツウェアなどに用いられる、光沢感のあるドライな質感を持つ素材です。
速乾性が高いポリエステルなどが◎
同じような色の服も、素材が違うと汗ジミの目立ちやすさが変わります。
写真左はコットン素材、右はポリエステル素材。汗ジミが目立やすいグレーでもこれだけ差がつきます(もちろん同量の水をしみ込ませました)。
多くのTシャツに使われるコットンですが、実は汗を吸収するとなかなか乾きにくいので、素材としては汗ジミが目立ちやすいと言えます。
一方、ポリエステルは速乾性が高く、汗で濡れても乾きやすいため汗ジミが目立ちにくい素材です。また、汗で濡れてもサラッとした肌触りをキープでき、1日中快適に着られるところも魅力です。
通気性が高いメッシュ生地もおすすめ
素材だけでなく、生地の加工や組織(織り方や編み方)によっても、汗ジミの目立ちやすさが異なります。
通気性の高いメッシュ生地などは、汗ジミが目立ちにくいのでおすすめです。メッシュ生地はポリエステル素材であることが多いので、素材と組織の両面で汗ジミ対策に最適な素材と言えます。
女性の場合、シアー素材のトップスなども選択肢の一つ。透け感と抜け感のあるトレンドアイテムで、通気性も高く快適に着られるのでぜひ取り入れてみてください。
脇の汗ジミ対策は色・素材選びが重要!
これまで紹介してきたように、脇の汗ジミを目立ちにくくするためには、色・素材選びが大事なことが分かりました。
速乾性の高いポリエステル素材やメッシュ生地のアイテムは、スポーティーなイメージが強いかもしれません。
しかし最近は、こういった機能素材を使用しながら、街で着られるシンプルなデザインの服も登場しているので、ぜひ取り入れてみてください。
また、デザインとしては腕や脇に余裕のある服が◎です。旬のビッグシルエットTシャツなど、脇に密着しないデザインの服は、汗をかいても服にしみ込みにくいのでおすすめ。
あとは制汗剤なども活用し、しっかり汗ジミ対策をして夏のおしゃれを楽しみましょう!
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