「運動」「環境」「コロナ禍」という3つのキーワードがポイントとなり、現代社会において注目度が増している自転車の活用。
今回は、都内の広告企画会社で働き、自転車通勤をしている達川洸坪氏にルコックスポルティフのジテツウパンツとジャケットを1日試着していただき、レビューをしていただきました。
達川さんは自転車歴15年以上。コロナ禍で運動不足を解消するために、自転車通勤を開始。通勤には、小径車Birdyを愛用しています。
朝通勤時&オフィス業務時にはパンツの機能性に注目
自転車通勤時
朝9時前に自宅を出発し、通勤時間は30分程度。スピードは出さずに1日の仕事の段取りを想像しながら走ることで、ちょうど良いアイドリングの時間となって、会社に到着後スムーズに業務に取り掛かっています。
達川さんのレビュー
パンツの機能性が印象的でした。ストレッチ性が非常に高く、ペダリングの際にストレスを感じることがなかったです。また、裾止めのバンドもパンツ自体に付いているので助かります。
アウターは、ライディング姿勢の際に背中部分に突っ張りを感じることがなく、後ろの裾がずり上がってきにくかったのが良かったポイントです。薄手のアウターなので、インナーを調整すれば幅広いシーズンで使用できると感じました。
上下ともに、着用感はサラッとした印象で、汗などで不快に思うことはなさそうです。
オフィス業務中&社内会議
オフィス到着後、業務開始。業務は、広告物やプロモーションのディレクションに従事しており、撮影やイベントの現場稼働がない場合は、社内でのデスクワークがメイン。
社内規定や業界的にも自由度はあるほうですが、客先での打ち合わせなども多いため、ジャケット&パンツスタイルが基本です。社内ではジャケットを脱ぎ、シャツとパンツスタイルで業務を行っています。
達川さんのレビュー
自転車通勤をすると、お尻部分や膝裏にシワが付きやすいのが難点だと感じていました。
しかし、ルコックスポルティフのジテツウパンツはシワが目立ちにくいので、オフィス内での作業&会議がある場合でも着替える必要がないと思います。
また、座って作業をしているときにも、ウエストや膝部分などにストレッチが効いているため、長時間のデスクワークでもストレスにならなかったのが良いポイントでした。
打ち合わせ時
現在はオンラインミーティングなども増えていますが、客先へ来訪することもあります。打ち合わせや会議時には、ジャケットを着用するので常にオフィスに置いています。
達川さんのレビュー
スポーツタイプのパンツによくあるのが、ロゴが目立ったりベルトループがなかったりと、ジャケットスタイルに合わせにくい場合が多いのですが、このパンツはデザインがシンプルでジャケットに合わせやすいです。
右裾にある裾止めバンドも折り返し部分にあるため、普段仕事で着用するパンツと同じようにはけます。
小雨が降ったときにも安心。防水機能に優れたジャケット
自転車退勤時
20~22時頃に帰社。新型コロナウイルスの影響により会食や友人との食事も減り、会社と自宅の往復がメインになっています。
達川さんのレビュー
出社の時点で雨が降っているようであれば公共交通機関を利用しますが、退社時に小雨程度なら自転車で帰宅しています。
このジャケットは「生地に防水加工が施してあるので小雨程度であれば問題なし」「フードが活用できる(※フードはヘルメットを着用した場合の設計ではありません)」という2つが本当に良いですね。
また、パンツの裾止めバンド部分には再帰反射があり、夜道でも光に反射して“キラッ”と光るので、交通事故などの防止になります。こういった、細かい部分に気遣いがあるのが心憎いです。
自転車を取り巻く環境は大きく変化。利用の追い風に!
自転車は「気軽にどこへでも行けたり」「運動不足の解消になったり」と良い印象を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。それに加えて、最近では「環境面」においても注目を浴びています。
2015年9月、国連サミットで採択されたSDGs(Sustainable Development Goals・持続可能な開発目標)。これは、国連に加盟している193ヶ国が、2016年から2030年の15年間で世界が達成すべきゴールを表したもの。
そのなかに「すべての人に健康と福祉を」「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」という目標があり、ガソリンを使用せず健康増進につながるという観点から自転車での通勤を推奨する企業も増え、利用する環境にも変化が生じてきています。
東京都心部の商業ビルなどには、駐輪場が設けられているケースが出てきています。2017年には、銀座に「GINZA SIX」がオープン。そこには、区立銀座六丁目地下駐輪場が隣接しており、収容台数は400台と大容量の駐輪スペースがあります。
そのほかにも新たに都心に開業する商業施設などには、サイクルカフェや大型の駐輪場が設けられており、自転車利用がしやすい環境となっています。
また、新型コロナウイルス感染防止のため、電車やバスといった公共交通機関での移動手段を避け、自転車通勤に切り替えている人が増えています。
au損保※が2020年6月に、東京都在住で週1回以上自転車通勤をしており、かつ勤務先から自転車通勤を認められている会社員の男女500人を対象に行った調査によれば、23%が「新型コロナウイルスの流行が始まった後」に自転車通勤を始めたことが分かりました。
その理由として、95.7%が「公共交通機関での通勤を避けるため」と、3密(密閉・密集・密接)を避けたいと思っている人が多くいました。
そして、自転車通勤者の88%が「公共交通機関での通勤よりも自転車通勤のほうが新型コロナウイルスの感染リスクが下がっていると感じる」と答えており、感染防止対策として有効だと感じています。
加えて、「新型コロナウイルスの流行が始まった後、周りで以前よりも自転車通勤への関心が高まっていると感じる」と72%の人が回答しています。
環境面での配慮や施設の充実、そして近年の状況を鑑みると、自転車利用者は今後もさらに増加することが予想されます。
これから、春になり暖かくなる時期。自転車通勤に快適なジャケット&会社でも違和感なくはけるジテツウパンツを着て、快適なサイクリングライフを始めてはいかがでしょうか。
なお自転車は、道路交通法上「軽車両」になります。このため自転車を運転するときには、飲酒運転、二人乗りの禁止、夜間ライトの点灯、車道は左側を通行などの交通ルールがありますので、必ず守りましょう。
また通勤時には、時間にゆとりもって家を出ることで、事故やトラブルのリスク軽減にもつながります。
加えて、ヘルメットを着用する、万が一のときに備えて自転車保険に加入するなど、安全な「ジテツウ」を心掛けましょう。
※出典:au損害保険株式会社(対象地域:東京/回答者数:500人/実施時期:2020年6月19日~6月22日)
「ジテツウ」におすすめの機能性を完備するウェア
ジャケットは、生地に2.5層のレイヤーを採用したことで中央部分に水を通さないシートがあり、蒸れを軽減します。
耐水圧は10,000mmで、止水ファスナーを採用していることで隙間からの浸水を防ぎ、急な雨にも耐えられるジャケットになっています。
加えて、右ポケットを裏返すと折り畳んでコンパクトにしまうことができ、バッグなどに入れることも可能です。
パンツは、耐久性に優れているコーデュラ素材、またはっ水加工を施していることで、水はねによる汚れを軽減できます。
裾の裏にはベルクロが配置されていて、裾がバタバタしない仕様になっていることでパンツ裾止めバンドが不要になっています。
通勤・通学用に毎日乗る。体を動かすために週末だけ乗る。趣味のカメラやサーフィンを、より楽しむために。仕事道具の1つとして…。自転車に乗る理由や目的は、10人いれば10通り。ニューノーマルな暮らしや電動自転車の活況にも背中を押され、自転車熱[…]
