プロゴルファーの豆知識!飛距離や獲得賞金、もぐもぐタイムまで、4人の女子プロゴルファーを徹底解説

  • 2020/09/17 (木)
  • 2023/06/26 (月)

国内ゴルフツアーも、無観客ながら開催され始めた今シーズン。

特に女子ゴルフは、彼女たちのプレーもさることながら、ファッションや“もぐもぐタイム”など違った一面にも注目が集まります。

JLPGAでは、今年6試合目となる「第51回デサントレディース東海クラシック」が9月18日(金)~20日(日)に開催されます。

この大会に出場予定選手のうち、4名の選手にスポットを当て、プレー面や賞金についてなど分かりやすく解説します。

エントリーナンバー①:渡邉 彩香プロ

静岡県熱海市出身の渡邉 彩香プロ。長身を活かしたショットはツアー屈指の飛距離を誇ると言われています。では、その飛距離について皆さんはご存知でしょうか。

ゴルフにおいて飛距離を計る単位は「ヤード(Y)」を使って計算します。1ヤードとは何mになるでしょうか。

ヤードはmと違って、アメリカなど特定の国で使われる単位となります。日本ではm表記のほうがなじみありますよね。1ヤードは0.914m=91.44cmです。おおよそ90cm程度と覚えておくと良いでしょう。

渡邉 彩香プロの写真

渡邉 彩香プロの飛距離は?

2017年に251.10ヤード(約230m)を記録しています。なんとこれは、首都圏の在来線が1両約20mなので「11.5両」分です。

参考までに、東京都内で走る電車のなかには11両編成(約220m)のものもありますので、それよりも長い距離になります。1打で飛ばせる距離のすごさが分かりますね!

飛距離11.5車両分・約230mを表したイラスト

エントリーナンバー②:鈴木 愛プロ

徳島県三好郡出身の鈴木 愛プロ。2013年にプロテスト合格後、着実に実力をつけ、2019年時点でのツアー通算16勝、米ツアーでも1勝を挙げ、国内女子賞金ランキング2017年度・2019年度で見事1位を獲得しています。

鈴木愛プロの写真

鈴木 愛プロの2019年度獲得賞金は?

鈴木プロは、賞金女王となった2019年度に160,189,665円(国内ツアー7勝)の賞金を獲得しています。

これは、「ハーゲンダッツアイス(ミニカップ)※」に換算すると、なんと54万3千個も買えることになります。1日1個食べても1,487年以上も食べ続けることができます。想像の域を超えますね。

※ハーゲンダッツアイス(ミニカップ)=1個295円(消費税別)の場合

鈴木プロの2019年度獲得賞金をハーゲンダッツに換算したイラスト

エントリーナンバー③:小祝 さくらプロ

北海道北広島市出身の小祝 さくらプロ。8歳からゴルフを始め、アマチュア時代から活躍し、中学・高校時代は道内の大会では敵なしと言われるほど有名な選手でした。

2017年にプロテストに合格した後、努力家の彼女は、JLPGAツアーで2018年は38試合、2019年は39試合と2年連続で1試合も欠場せず、全試合に出場したという実績を持っています。

小祝 さくらプロの写真

小祝 さくらプロの2019年出場試合のラウンド数は?

小祝プロの2019年JLPGAツアーでの出場試合数39試合=119.5ラウンド。

日本のゴルフコースの平均距離(※)は真っ直ぐ歩いた場合、約6,200ヤード(約5,669m)と言われています。

※ゴルフ豆辞典参照

単純計算ですと、小祝プロは39試合×6,200ヤードと換算した場合、241,800ヤード(221,100m=221.1km)もの距離を歩いたことになります。

分かりやすいように東京を環状に走る山手線と比較してみましょう。山手線は全部で29駅(1周約34.5km)あります。ですので、なんと小祝プロは1年間で山手線を「6.4周完歩」したことになります。

ゴルフは技術もさることながら、体力的にも相当ハードなスポーツということが分かりますね。

JLPGツアー総歩行距離(221.1km・山手線6.5周分)を表したイラスト

エントリーナンバー④:新垣 比菜プロ

沖縄県具志川市(現:うるま市)出身の新垣 比菜プロ。

ゴルフを始めたきっかけは、同郷の宮里 藍さんへの憧れと父親の影響と言われています。20歳のときに出場した「ヨコハマタイヤPRGRレディス」にて、人生で初めてのホールインワンを達成しています。

新垣 比菜プロの写真

新垣 比菜プロの「もぐもぐタイム」は?

ゴルファーにとって、何日も続くラウンドのなかで精神面だけでなく体力維持も必要不可欠です。そんななかで注目されるのが「もぐもぐタイム」。

人前では食べなかったり、飴やゼリー系の飲み物で済ませたりする選手もいますが、新垣プロの場合はどうでしょうか。

かつて、インタビューで「ポークたまごのおにぎりが好きで、ハーフターンの折り返しのときにおにぎりを食べることが多いですね。」と答えていたことがあります。

スポーツをする際には多くのエネルギーが必要となり、筋肉に蓄積されたグリコーゲン(糖質のエネルギー)の量が、特に持久力に影響を与えると言われています。そういう観点からも、アスリートにとってお米は重要な栄養補給となりそうですね。

例えば、9月18日より開催されるデサントレディース東海クラシックの際も、選手たちが何を食べているか「もぐもぐタイム」に注目してみてはいかがでしょうか。

新垣プロがもぐもぐタイムで食べるポークたまごのおにぎりのイメージイラスト

以上、4人の女子プロゴルファーに注目し、豆知識情報をお届けしました。

皆さんもゴルフの大会を観戦する際は、プロフィールや過去の戦歴など事前にチェックして見てみると面白いですよ。

「第51回デサントレディース東海クラシック」でも、彼女たちの活躍が期待できるかもしれません。ぜひ、TV越しに応援してみてください。

 

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