デサントブランドのなかでも、長年のスポーツウェア開発により培われたノウハウを活かした機能性とデザイン性の高さを誇る「DESCENTE ALLTERRAIN」。
なかでも、高機能国産ジャケットと称される「水沢ダウン」は、誕生以来、デサントの代表的なアイテムとして世界中で愛されてきました。
そんな水沢ダウンを自分サイズにカスタマイズできるうれしいサービス「水沢ダウンMADE TO MEASURE(メイドトゥーメジャー)」がスタート。
直営店として2015年にオープンした「DESCENTE BLANC 代官山」「DESCENTE BLANC 福岡」の開店5周年を記念した、期間限定のプロジェクトです。
今回は、水沢ダウンの特徴や気になるカスタマイズのプロセスについて解説。さらに、デサントの開発担当者が語る「MADE TO MEASURE」プロジェクトの背景やカスタマイズのコツを紹介します。
こちらのプロジェクトはご好評につき、終了いたしました。
DESCENTE ALLTERRAINの筆頭「水沢ダウン」の魅力とは?
2008年に誕生した「水沢ダウン」は、岩手県にあるデサントアパレル水沢工場で、職人の手によって一つひとつ製造されています。
その特徴は「はっ水性」と「保温性」の高さ。ダウンジャケットが持つ「雨や雪などの悪天候下に弱く、保温性を保ちにくい」「ステッチ部分の隙間から羽毛が出てきてしまう」といった、従来の弱点に着目し開発されました。
これまでにないアプローチからダウンジャケットの新たな価値を提唱し、確かな技術とノウハウが詰まった、デサントブランド指折りのアイテムです。
水沢ダウンにはハイスペックモデルの「マウンテニア」や軽量モデルの「シャトル」、初期モデルの「アンカー」をはじめとする計8シリーズがラインアップ。
なかでも、今回紹介する「水沢ダウンMADE TO MEASURE」では、「マウンテニア」を自分仕様にカスタマイズできます。
ハイスペックな「マウンテニア」が自分サイズへカスタム可能に
マウンテニアは、「水沢ダウン」のなかでも特にハイスペックな定番モデル。ダウンパックのステッチをなくし、縫製部に熱接着ノンキルト加工とシームテープ加工を施すことで、高い耐水性と保温性を実現させています。
フードにはパラジップ(トップオープンジッパー)を採用し、フードを使わないときにはジッパーを閉じて、水や雪がたまらないようにする「パラフード」システムを搭載。
さらに、裏地には保温素材HEAT NAVI®を使用しており、保温性を保ちながらも衣服内は快適な温度がキープされています。
世界最大級のスポーツ見本市「ISPO MUNICH 2018」では、パフォーマンスセグメント・マウンテンパフォーマンスカテゴリー・アワードを受賞。
日本を飛び出して世界を舞台に、機能性だけでなく、高いデザイン性も評価されています。
「水沢ダウンMADE TO MEASURE」がスタート。開発者に聞く「今、水沢ダウンが“カスタムオーダー”を打ち出す理由」
誕生以来、世界中で愛されてきた「水沢ダウン」。今回、カスタマイズサービスの実施に踏み切った理由は何なのでしょうか。
デサントの研究開発拠点「DISC」の開発担当者にインタビューし、「水沢ダウンMADE TO MEASURE」構想の背景やカスタマイズのコツを教えてもらいました。
コロナ禍による消費環境の変化から生み出した、カスタムという新たな試み
――「水沢ダウンMADE TO MEASURE」サービスが立ち上がったきっかけとは?
2015年にオープンしたDESCENTE BLANC 代官山・福岡が今年の9月で5周年を迎える記念に、当初はイベントなどを開催したいと思っていたんです。しかし、その矢先に新型コロナウイルス感染症の影響で、店が営業できない状況になってしまいました。
消費そのものが減っていくなかで、私たちに何ができるのか…と考えたときに、本当に必要とされているのは「お客様一人ひとりに合ったモノづくり」ではないか、という思いにたどり着いたわけです。
そこで、「水沢ダウン」というデサントブランドの象徴的なアイテムを起用して、カスタマイズのサービスを始めてみることになりました。
カラーリングは6色展開。表地と裏地の組み合わせは、計36通りも
――既存の水沢ダウンは表地と裏地のカラーが同じですが、今回のカスタマイズではカラーリングの自由度が高まりますね。
そうなんです。表地と裏地をそれぞれ6色のなかから選び、好きな組み合わせでカスタマイズしていただけます。
定番のブラック・ネイビーに加えて、今回の「水沢ダウンMADE TO MEASURE」のために新たに限定の4色を追加しました。計36通りあるので、きっと自分好みのカスタマイズができるのではないでしょうか。
重要なのは「着こなし」のシミュレーション。カウンセリングで個々に合わせたサイジングを
――「水沢ダウンMADE TO MEASURE」では、どういったカウンセリングを行うのでしょうか?
「水沢ダウンMADE TO MEASURE」は、お客様一人ひとりに合わせた水沢ダウンを作るサービスです。店頭でのカウンセリングでは、着用シーンや用途のヒアリングからサイズ計測、そしてシミュレーションまでを一括して行います。
3Dシミュレーターを使い、まずは採寸データをもとに身体にフィットするサイズを提示。そのうえで、実際に着たときの見え方を確認しながら、着丈や袖丈を調整していきます。
好みの着心地や着用するシーンに合わせて、サイズ感やカラーリングを決めていただけますよ。その場で直接ヒアリングしながらシミュレーションすることで、実際に届く商品を具体的にイメージしやすいのではないかと思います。
「水沢ダウンMADE TO MEASURE」を使って、自分だけのカスタムダウンが完成するまで
最後に、「水沢ダウンMADE TO MEASURE」で自分だけの水沢ダウンができるまでの流れを見ていきましょう。
まずは「水沢ダウンMADE TO MEASURE」のサイトにアクセス。ネット上でカラー・サイズをセレクト
まずは、「DESCENTE ALLTERRAIN」のホームページへアクセスしましょう。
「START」ボタンを押して、予約をスタート。表地と裏地のカラー選択したら、来店したい店舗と日時を決めます。お客様情報の記入欄には「お好みのサイズ感」もあるので、現時点での希望を選択しておきましょう。
サイズ計測は店頭だけでなく、「1Measure」というAI採寸アプリを使えば、事前に自宅で計測したデータを持っていくこともできます。
店頭でカウンセリング。ヒアリングを通してイメージを具現化
店頭に訪れたら、いよいよスタッフとのカウンセリングが始まります。
3Dシミュレーターの画面を確認しながら、着用したときのサイズ感やカラーをイメージ。
「着丈を短くしてフィットさせたい」「袖丈を長くゆったりとさせたい」など、さまざまなタイプの着こなしをシミュレーションできます。
実際にサイズサンプルを着用することも可能です。スタッフも一緒にサイズを確かめながら、着丈や袖丈などの調整をしていきます。
注文したカスタムダウンは、水沢工場で職人が一つひとつ丁寧に裁断・縫製。12月上旬には、カウンセリングした店舗にて受け取りができる予定です。
代官山はご好評につき受付終了、福岡は9月29日(火)まで!この機会を逃さず、世界に一着だけの“My水沢ダウン”を手に入れよう
ロングユースでサステナブルなモノづくりを実現する、デサントならではのカスタマイズサービス「水沢ダウンMADE TO MEASURE」は、DESCENTE BLANC 代官山・福岡にて合計70着限定で実施。
こちらのプロジェクトはご好評につき、終了いたしました。
機能性だけでなくデザイン性にも優れた自分だけのダウンジャケットをゲットできる貴重な機会。長く長く愛用したくなるような、素敵な“My水沢ダウン”を手に入れてくださいね。
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