靴下は、シューズとは違いサイズ表記が大まかなので、買ったもののかかとの位置がズレたりつま先が余ったりと選び方が難しいものです。
この記事では、メンズ・レディース・子ども・赤ちゃんそれぞれの靴下のサイズの正しい選び方について解説します。
靴下のサイズの基本的な選び方
靴下のサイズは、「S・M・L」や「25.0~27.0cm」など、表記されている数字が大まかだったり、幅が広かったりするのが一般的です。
そのため、0.5cm単位で刻まれているシューズとは違い、ジャストサイズを選ぶのが難しい傾向にあります。
まずは、そんな靴下のサイズの基本的な選び方について紹介します。
足のサイズを測る
ジャストサイズの靴下を見つけるためには、自分の足のサイズを知ることが大切です。
「いつも履く靴のサイズと同じなのでは?」と思う人もいるかもしれませんが、シューズのサイズ=足のサイズではありません。
シューズは、素足のサイズよりも0.5〜1.0cmほど大きく作られていることが多いため、シューズと同じサイズの靴下を選ぶと大きすぎる場合があるのです。
ジャストサイズの靴下を選ぶためにも、まずは足のサイズの測り方を覚えておきましょう。
- 足長計測シート※または30cm定規を床に置いて、0cmの部分にかかとを合わせる
- かかとから足の一番長い指先までの長さを測る
- 左右差があることが多いため、もう一方も同じ手順で測る
※足長計測シート:目盛りや測定手順などが記載されたシート。さまざまなメーカーの公式サイトからダウンロード可能。
左右差がある場合は大きいほうを基準に、そのサイズが含まれる表記の靴下を選ぶとぴったり合うものを見つけやすくなります。
つま先とかかと位置をチェック
足のサイズに合う靴下を見つけたら、実際に履いてつま先とかかとの位置を確認しましょう。
靴下のサイズは、足の長さだけでなく幅や厚みにも影響されやすく、ジャストサイズでも、つま先が余ったりかかとの位置が内側に入りすぎたりする場合があります。
つま先が余る場合はワンサイズ小さいものを、かかとが内側に入るときはワンサイズ大きいものを選びましょう。
フィット感を重視する
スポーツやアウトドアのときに履く靴下のサイズは、大きめよりもジャストサイズかやや小さめでフィット感のあるものを選ぶのがおすすめです。
特に、アーチサポートや滑り止めなどの機能性に優れたスポーツソックスは、足にフィットしていないと効果が減少してしまうこともあります。
また、靴下のサイズが大きいと、シューズ内で生地がよれて靴擦れを起こしてしまうこともあるので注意が必要です。
生地のストレッチ性に注目
靴下に使用されている素材はストレッチ性が備わっているものが多いため、小さめのサイズを選んだとしても、窮屈に感じたり、脱ぎ履きしにくいということは少ないでしょう。
しかし、なかにはストレッチ性が少ないタイプもあります。
特に、最近のトレンドでもあるシースルー素材やレース素材など、ファッション性に優れた靴下は、伸び縮みしにくいことも考慮したうえでサイズ選びが必要です。
【メンズ向け】靴下のサイズの選び方
メンズ向けの靴下のサイズは、一般的に多い25.0~27.0cm以外にも、足が小さめの男性向けの24.0~26.0cmや、足が大きめの男性向けの27.0~29.0cmが販売されている場合もあります。
しかし、ブランドによってサイズ表記や履き心地が異なることがあるため、公式サイトでサイズの目安を確認すると良いでしょう。
また、普段履くシューズのサイズが25.0cm以下の男性の場合は、メンズ向けではなく、レディース向けの靴下のほうがフィットすることも多いです。
ただし、メンズ向けとレディース向けではデザインが異なる場合があるので、ユニセックスのものや無地などのシンプルなものを選ぶことをおすすめします。
【レディース向け】靴下サイズの選び方
レディース向けの靴下のサイズは、22.0~24.0cmのものが多いです。
22.0cm以下の小さめサイズや、24.0cm以上の大きめサイズを扱うブランドもありますが、22.0~24.0cmのソックスに比べると数が少ない傾向にあります。
そのため、足のサイズが22.0cmよりも小さい場合は、子ども向けの靴下から探してみると、足にしっくりくるものを選びやすいでしょう。
足のサイズが24.0cmよりも大きい場合は、ユニセックスタイプのソックスを選ぶのがおすすめです。
また、靴下にパンプスを合わせるフットカバーは大きいと脱げやすいので、いつもより小さめのものを選ぶとよりフィットします。
【子ども向け】靴下サイズの選び方
子どもは足の成長が早いからと、大きい靴下を履かせている人もいるのではないでしょうか。
大きすぎる靴下はシューズの中でよれて歩きにくくなり、無理をして履かせると足が変形してしまうことがあるので注意が必要です。
そのため、半年に1回くらいの頻度で足のサイズを測り、靴下と合わせてシューズのサイズも見直すことをおすすめします。
以下は、一般的な子ども向けの靴下のサイズを表にまとめたものです。ブランドによって異なるため、目安として靴下を選ぶときの参考にしてみてください。
年齢 | 靴下サイズ |
---|---|
1~3歳 | 13.0~15.0cm |
4~7歳 | 16.0~18.0cm |
7~10歳 | 19.0~21.0cm |
また、子どもの靴下はサイズ以外にも、丈やストレッチ性に注目しましょう。子どもが1人で歩き回る年齢以上になったら、少し長めの丈の靴下を選ぶと脱げにくくなります。
ストレッチ性に優れた着脱のしやすい靴下であれば、子ども1人でも履いたり脱いだりができるようになるでしょう。
【赤ちゃん向け】靴下サイズの選び方
赤ちゃん向けの靴下のサイズは、ジャストサイズや小さめサイズだと脱げやすくなるため、足のサイズよりもプラス1.0cmくらいがちょうど良いといわれています。
以下は、赤ちゃんの月齢別に目安となる靴下のサイズを表にまとめたものです。
月齢 | 靴下サイズ |
---|---|
0~6ヶ月(新生児) | 7.0~10.0cm |
6~12ヶ月 | 10.0~12.0cm |
大人向けや子ども向けと同じく、赤ちゃん向けの靴下のサイズもブランドによって異なる場合があります。
しかし、歩き始める前であれば多少大きくても問題はないため、プレゼントとして靴下を選ぶときなどにも参考にしてみてください。
靴下のサイズはジャストサイズか小さめ!機能性も重視しよう
今回は、メンズ・レディース・子ども・赤ちゃんそれぞれの靴下のサイズの基本的な選び方について紹介しました。
靴下のサイズ選びは難しいといわれていますが、自分の足のサイズを知ることでフィットするものが見つけやすくなるでしょう。
足のサイズが小さい人や大きい人は、メンズ向け・レディース向けのもの、ユニセックスのものをチェックするのもおすすめです。
また、快適に履くためには機能性も欠かせません。サイズはもちろん機能性も重視して、快適に履ける1足を探してみてください。