今回はウォーキングを始めた人に向けて、ウォーキングウェアの選び方や効果的な歩き方を紹介します。
ウォーキングウェアは何をそろえるのか、どれを選べば良いのか分からないというウォーキングを始めた人はぜひ、参考にしてみてください。
ウォーキングに必要なウェアの種類は?
まずは、ウォーキングに必要なウェアの種類を紹介します。
ウォーキングにはトップス、パンツ・ショートパンツのほかに、靴下とシューズ、インナーも重要です。ウォーキングを始めた人は、次に紹介する基本的なウェアからそろえましょう。
トップス
ウォーキング中は汗をかくため、トップスは通気性が良く、吸汗速乾性があるものがおすすめです。
通気性や吸汗速乾性の高いTシャツなどのトップスを選ぶことで、汗でウェアが体に張り付く不快感を軽減することができます。
トップスはTシャツやポロシャツなど、さまざまな形のものがありますが、できるだけ動きやすいものを選びましょう。季節に応じてトップスを替えるのも良いですね。
春や秋は肌寒くなっても良いようにウィンドブレーカーやパーカーを用意しておいたり、冬には薄いダウンを着込んだりすると温度調節できるようにしましょう。
パンツ・ショートパンツ
ウォーキング用のパンツには、ショートパンツやハーフパンツ、ロングパンツなどの種類があります。どの種類のパンツも、吸汗速乾性に優れたものを選ぶのがおすすめです。
また、ショートパンツと一緒にレギンスを合わせるのもおしゃれです。見た目が良いだけでなく、夏は紫外線対策に、冬は防寒対策になります。
靴下
初心者が見落としがちなのが、靴下です。ウォーキングウェアをきちんと選んだのに、靴下だけ普段履いているものと同じというのは、良くありません。
ウォーキングに適した靴下は、自分の足のサイズにぴったり合ったもの、そして耐久性のあるものがおすすめです。
歩いているうちにズレないよう、足裏に滑り止め加工が付いたり、靴の丈よりも靴下の丈のほうが長いものを選び、靴擦れ対策をしましょう。
シューズ
ウォーキングを始めた人が悩みがちなのが、ウォーキング用のシューズですよ。
普段歩き慣れているスニーカーも良いですが、初心者は特に足を痛めないようウォーキング用のシューズを履くことをおすすめします。
ウォーキングシューズを選ぶときは、シューズを履いたときにつま先や足の甲、かかとなどが痛くないかをチェックしましょう。
また、歩くときに足の指を曲げられるか、自由に動かせるかを確認しておくと、ウォーキング中にシューズで足が痛むのを防ぐことができるでしょう。
インナー
インナーを選ぶ場合、夏はクーリング機能、冬は保温性や防風性が高いものを選ぶと、快適にウォーキングを楽しむことができます。
汗を素早く吸収し、乾きやすくする素材のインナーは汗冷えの軽減にもなります。
また、スポーツインナーの中には筋肉を適度に締め付け、体の負担を軽減する機能があるものもあると言われています。動きやすいように、ストレッチ性があるインナーを選びましょう。
ウォーキングウェアの選び方
ウォーキングを始めた人の場合、いざウォーキングウェアを買おうと思っても実際に何を選べば良いのか分からず悩むことも多いでしょう。
ここからは、ウォーキングウエアの選び方について、そのポイントを紹介します。
機能性の高さで選ぶ
ウォーキングウェアを選ぶポイントとして、機能性の高さは外せないポイントでしょう。
ウォーキングウェアとして特に重要なのは、吸汗速乾性です。ウォーキングしていると汗をかきます。ウォーキングウェアが汗を素早く吸収したり、吸収した汗が早く乾いたりすることで、ウェアが肌に張り付く不快感や汗冷えが軽減されます。
また、夏には紫外線対策のためにUVケアできる素材を選び、冬には保温性や防風性に着目してウォーキングウェアを選ぶのがおすすめです。
ウォーキングウェアには小物を入れられるポケットがあると便利ですよ。
素材・フィット感で選ぶ
ウォーキングウェアを選ぶときは、素材やフィット感もチェックしましょう。
正しいやり方でウォーキングをすると、体が良く動きます。そのため、ウォーキングウェアは伸縮性のあるストレッチ素材がおすすめです。
また、靴下やインナーは体にフィットしたものを選ぶと良いでしょう。特に靴下は、サイズが合っていないとズレたりすることで不快感があるため、自分に合ったサイズを選びましょう。
ウォーキングしていて汗の臭いが気になるという人は、抗菌防臭性があるものが良いです。夏場はシューズが蒸れるため、メッシュ素材がおすすめです。底は滑りにくい素材のものを選びましょう。
デザイン性で選ぶ
ウォーキングウェアはデザイン性にも着目して選ぶと、毎日のウォーキングが楽しくなります。ウォーキングを始めた人は特に、見た目にもおしゃれなデザイン性の高いウォーキングウェアを選ぶのがおすすめです。
おしゃれなウォーキングウェアを着てモチベーションを上げることは、ウォーキングを長く続ける秘訣とも言えるでしょう。
ウォーキングで効果を出すために意識したいポイント
最後に、ウォーキングを始めた人に向けて歩き方のポイントを紹介します。
ウォーキングで効果を出すためには、どんなことを意識すれば良いのでしょうか。
歩き方を意識する
ウォーキングを始めた人が間違えがちなのは、歩き方です。ウォーキングはただ歩くだけで効果があるというわけではありません。
ウォーキング中は、背筋を伸ばし、顎は軽く引いた状態で目線を前に向けるのが正しい姿勢です。頭のてっぺんから糸で引っ張り上げられているのをイメージしましょう。このとき、腰が反りすぎないように注意してください。
姿勢を正したら、次は歩き方です。かかとから着地し、小指の付け根、親指の付け根と足の外側から地面につけていきます。最後に親指で踏み込み、反対の足を前に出しましょう。
この歩き方で、お腹に力を入れるのもポイントです。初心者の人はまず、足の重心の移動を意識した歩き方を覚えましょう。
20分以上歩く
一般的に、ウォーキングは1日20分以上することで、効果が感じられると言われています。
ただし、正しい歩き方をすることが大事です。運動にも質があり、体に負担をかけず、のんびり歩いている状態では、ウォーキングの効果は感じにくいでしょう。
しっかりとお腹に力を入れてウォーキングし、なんとか会話ができる程度の速さで20分続けるのがおすすめです。
こまめに水分補給をする
ウォーキング中はこまめに水分補給することも忘れないようにしましょう。
ウォーキングすると汗をかきます。初心者だと「運動といっても軽いウォーキングだし…」と、あまり水分補給をしない人もいます。
しかし、ウォーキングは予想以上に汗をかく運動です。脱水状態にならないためには、ウォーキング中だけでなく、ウォーキング前後や休憩時などに水分補給をするようにしてください。
水分を取らずにウォーキングを続けると、熱中症や体のけいれんなど健康障害を引き起こすことがあります。
夏場など暑い日には汗を大量にかくため、ミネラルが含まれたスポーツドリンクがおすすめです。
まずはウェアをそろえてウォーキングを楽しんでみよう
今回はウォーキングを始めた人に向けて、ウォーキングに必要なウェアの種類と選び方、正しいウォーキングの仕方を紹介しました。
ウォーキングは簡単に取り組むことができる運動です。まずはウォーキングしたくなるような、自分好みのウォーキングウェアをそろえていきましょう。