水泳を始めようと思ったときに、準備するうえで欠かせないのがスイムウェア(水着)です。
競泳用、フィットネス用のスイムウェアは、海などで着る水着とは違い、水泳やウォーキング、アクアビクスなど水中でも運動がしやすい作りになっています。
今回はスイムウェアの種類と、それぞれの形や生地、機能の特徴などを紹介します。スイムウェア選びに迷ったら、ぜひ参考にしてください。
レディース用スイムウェア(水着)のタイプは?
競泳用、フィットネス用のスイムウェアといっても、さまざまなタイプがあります。
まずはレディース用スイムウェアのタイプについて、形や機能などの特徴を紹介します。
ワンピースタイプ
ワンピースタイプのスイムウェアは、スクール水着と同じスタンダードな形をしたスイムウェアです。
体にぴったりフィットして水着の中に水が入らず、水の抵抗を受けにくいのが特徴です。脚が動かしやすいため、使用している水泳選手も多く、本格的に泳ぎたいという人におすすめです。
体にフィットするということは水が入りにくいというメリットもありますが、体のラインが出やすいというデメリットもあります。さらに、ハイレグカットで露出が気になるという方もいるかもしれません。
ワンピースタイプは、本格的に泳ぎたい、動きやすいスイムウェアが良い、体のラインが出ても気にならないという女性におすすめのスイムウェアです。
セパレートタイプ
セパレートタイプのスイムウェアは、トップスとボトムスが分かれているのが特徴です。
トップスにはタンクトップや半袖、長袖のタイプがあり種類が豊富です。肩や二の腕などなるべく露出を控えたい人や、プールで体が冷えやすい人におすすめです。
また、デザインも豊富なため、体型を隠したいけどおしゃれにもこだわりたいという願いもかなえてくれます。
ただし、セパレートタイプは上下で分かれているため、ワンピースタイプよりも水の抵抗を受けて泳ぎにくいというデメリットがあります。
セパレートタイプのスイムウェアは、本格的な水泳ではなく、ジムのプールで水中ウォーキングやアクアビクスを行う場合に特に適しているスイムウェアです。
オールインワンタイプ
オールインワンタイプのスイムウェアは、ワンピースタイプと同じ上下一体のスイムウェアです。
ワンピースタイプとの違いは、下半身部分がスパッツのような形をしているところにあります。体にフィットするため、水の抵抗を受けにくく、泳ぎやすいのが特徴です。
また、オールインワンタイプのなかには、上半身が袖付きというタイプもあります。
フィット感があるため、脱ぎ着しにくいと感じる場合には、ファスナー付きのオールインワンタイプを選ぶと良いでしょう。
本格的に泳ぎたいけれどワンピースタイプが苦手という人は、露出を抑えて泳ぎやすいオールインワンタイプがおすすめです。
メンズ用スイムウェア(水着)のタイプは?
続いてはメンズ用スイムウェアのタイプについて紹介します。
ハーフスパッツタイプ
ハーフスパッツタイプのスイムウェアは、膝の上まで丈の長さがあるスイムウェアです。ほかのスイムウェアと比べて、体を覆う面積が広く筋肉をサポートしてくれます。
また、体にぴったりフィットして水の抵抗を受けにくくしてくれるため、本格的に泳ぎたいという人におすすめのスイムウェアです。
膝の上まで長さがあるハーフスパッツタイプは、ダイエット目的でやせるまではなるべく体形を隠したいという男性や、長時間水中にいてもなるべく体を冷やしたくないという男性から人気のあるスイムウェアです。
ボックスタイプ
ハーフスパッツタイプよりも丈が短いボックスタイプも、筋肉をサポートしながら水の抵抗を受けにくくしてくれるスイムウェアです。
動きやすくフィット感のあるタイプのため、本格的に泳ぎたい人や、水中トレーニングをしたい人など、さまざまな用途で使えます。種類も豊富なため、デザイン性に優れたおしゃれなものがそろっています。
ブーメランパンツ
競泳・フィットネス水着の中でも体を覆う面積が少なく、締めつけられている感覚が薄いのがブーメランパンツです。肌を覆っている面積が少なくて動きやすく、脱ぎ着しやすいのが特徴です。
露出度が高く、ジムのプールで着用すると周囲から浮いてしまうこともあるため、注意が必要です。
ルーズタイプ
ルーズタイプのスイムウェアは、ゆとりのあるスイムウェアです。体形が気になる人にとって体のラインが出ないので人気となっています。
泳ぎやすいのはハーフスパッツタイプですが、水中ウォーキングや軽いトレーニングでしたら問題はありません。
スイムウェア(水着)選びで注目したいポイントは?
ここまではレディース、メンズ、各スイムウェアの種類を紹介してきましたが、スイムウェアを選ぶときには、タイプ別に選ぶ以外にも注目したいポイントがあります。
動きやすさと快適さ
まず注目したいのが動きやすさと快適さです。泳ぐときは手も足も大きく動かすため、伸縮性が低いスイムウェアだと動きづらく快適に泳げません。
また、女性のセパレートタイプのスイムウェアは泳いでいるとトップスがめくれあがることがあります。
男性でもゆとりのあるタイプのスイムウェアを選んでしまうと、水着の中に水が入り込んで脱げそうになることがあります。
快適に泳ぐためには、女性の場合、セパレートタイプでもトップスとボトムスをつなぎとめるスナップボタンが付いたものを選ぶのがおすすめです。
男性ならフィット感があるスイムウェアを着用するか、ゆとりのあるスイムウェアならウエストにひもが付いたものを選びましょう。
サイズ感
次に注目したいポイントはサイズ感です。スイムウェアを選ぶ場合、サイズはとても重要です。
サイズが大きすぎる場合、隙間から水が入り込んで水の抵抗を受けやすくなるだけでなく、脱げてしまう可能性もあります。
サイズを選ぶときのポイントは、体に適合したサイズもしくは、少し小さめのサイズを選ぶということ。フィット感が強いほうが脱げにくくなります。試着したときに少し小さいと感じるくらいがちょうど良いでしょう。
特に女性の場合はバスト・ウエスト・ヒップすべてのサイズを測って、自分に合う水着を探しましょう。ブランドごとにサイズの基準が違うため、公式サイトなどでチェックしてください。
バストはLなのに、ヒップはMに該当するなど、バスト・ウエスト・ヒップの各サイズが公式サイトのサイズ基準と合わない場合は、大きいサイズのほうに合わせるのがおすすめです。
ただし、バストがLLでヒップはMに該当するなど、2サイズ以上違いがあるときは中間サイズを選ぶようにしましょう。
ブランド
スイムウェアは種類が豊富で、何を基準に選ぶべきか分からなくなってしまいます。そういったときは、ブランドやデザインから選ぶのも良いでしょう。
フィットネス用のスイムウェアを販売しているブランドならば、動きやすさや快適さを追求したスイムウェアを研究・開発しているため、まずはブランドを絞ってそのなかから選ぶと自分に合ったものを見つけやすくなります。
スポーツブランドのスイムウェアは、機能性だけでなくデザインもこだわったものが多くそろっています。好みのスイムウェアが見つかれば、プールでもおしゃれを楽しみながら自分らしさを出すことができます。
目的や用途に応じたスイムウェア(水着)を選ぼう
スイムウェアには種類がたくさんあり、自分の目的に合わせて選ぶ必要があります。
本格的に泳ぎたい人なら、より機能性が高いもの選ぶ、健康やダイエットのためならモチベーションアップのためにデザイン重視で選ぶなど、重要視するポイントを決めて選んでくださいね。