スイムウェアを選ぶとき、機能性やデザイン性をチェックする人は多いかもしれませんが、素材にまで注目している人は少ないのではないでしょうか。実は、スイムウェアの素材はいくつか種類があります。
そこで今回は、スイムウェアの選び方の一つとして、使われている素材に注目し、その特徴や違いなどを紹介していきます。
最後に人気スイムウェアブランド、アリーナが販売するスイムウェアの素材についても紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
スイムウェア(水着)の素材は主に2種類ある!
まず、スイムウェアの素材に使われている繊維の一般的な特徴について紹介します。
多くのスイムウェアには、ポリエステルとポリウレタンの2種類の繊維で編まれた素材が使われていますが、ナイロンとポリウレタンの2種類の繊維を組み合わせて編まれた素材のスイムウェアもあります。
ポリエステル
ポリエステルは、コシや張りのある手触りが特徴です。また、水を吸いにくいため乾きが早く、変形しにくいという特徴もあります。
ナイロン
ナイロンは、引っ張ったときの強度の高さや摩擦への強さ、柔らかい肌触りが特徴です。低温でも硬くなりにくい素材です。
ポリウレタン
ポリウレタンは、引っ張ると5~7倍ほど伸びる繊維です。このポリウレタンをポリエステルやナイロンと編み、スイムウェアに使用することで、ストレッチ性の高いスイムウェアになります。
スイムウェアの素材には欠かせない繊維ですが、プールの消毒に使われる塩素に弱いという特徴があります。
また、ポリウレタンは熱にも弱く、プール以外にもサウナや温泉、乾燥機やドライヤーなどによっても劣化しやすいです。
スイムウェア(水着)に使われる「ニット素材」と「布帛(ふはく)素材」の違い
続いては、スイムウェアの素材によく使われている「ニット」と「布帛」について、違いを見ていきましょう。
ニット素材とは
ニットとは、1本の糸で編む「編物」の総称です。
一般的な水着の多くはニット素材で作られています。通気性が高く縦横方向にストレッチ性があるため、脱ぎ着しやすく体に柔軟にフィットします。
ジムで泳ぎたい人や練習で泳ぐ用のスイムウェアを探している人には、ニット素材がおすすめです。
布帛(ふはく)素材とは
布帛とは、縦と横の糸を使って織る「織物」の総称です。
大会や記録会などで着る競技用水着には、布帛素材を使用したものが多くあります。
締め付け感が強く、素材の特性により水の抵抗を軽減してくれるため、タイムを縮めたいと考えている本格的なスイマーにおすすめです。
スイムウェア(水着)を展開するブランドと使われている素材
次に、人気スイムウェアブランドである、アリーナで販売されているスイムウェアの素材について紹介します。
arena(アリーナ)

アリーナは、トップスイマーたちにも愛用されているスイムウェアブランドです。
アリーナには、スイムウェア選びのポイントでもある機能性やデザイン性を兼ね備えたものが豊富にそろっています。
ぜひ素材に注目して、自分に合ったスイムウェアを選んでみましょう。
arena(アリーナ)のスイムウェアに使われている素材
アリーナのスイムウェアに使われている素材には、次のようなものがあります。
AQUAFORCE FUSION-Ⅱシリーズ
AQUAFORCEFUSION-Ⅱは、表地にポリエステルとポリウレタンの布帛素材を使用しています。
レディーススイムウェアは、肩掛け部分が布帛素材だと締め付け感が強く、肩に負担がかかりやすいという特徴がありますが、AQUAFORCE FUSION-Ⅱの肩掛け部分はストレッチ性の高いニット素材のため、肩の負担を軽減してくれます。
薄くて軽いうえに、筋肉をブレにくくし、泳ぎをサポートするコンプレッション機能も付いているため、布帛素材のスイムウェアを初めて着用するという人にもおすすめです。
X-PYTHON2シリーズ
X-PYTHON2は、ポリエステルとポリウレタンを使用したニット素材で、ストレッチ性の高いポリウレタンを横方向に配置しています。
ニット素材で体にフィットし、適度な締め付け感があります。スムーズな泳ぎをサポートしてくれるため、レースに出場する中級スイマーにおすすめです。
AQUA RACINGシリーズ
AQUA RACINGは、ポリエステルとポリウレタンを使用した、ストレッチ性や耐塩素性、はっ水加工などが特徴のUROKOSKIN生地を使用しています。
レディーススイムウェアの肩ひもには着脱が楽で、ズレにくい「着やストラップ」が使われています。
着やすさを重視したスイムウェアで、レースに出場する初級スイマーにおすすめです。
TOUGHSUITシリーズ
TOUGHSUITは、ポリエステル100%の素材で作られたスイムウェアです。ポリウレタンを使用していないため耐久性が高く、プールで泳ぐ時間が長い、練習頻度が多いという人におすすめです。
素材以外に注目したいスイムウェア(水着)の選び方のポイント
まずはスイムウェアの選び方について、選ぶときにチェックすべきポイントを紹介します。
サイズをチェックする
スイムウェアのサイズを選ぶときは、体にぴったりフィットするものを選びましょう。
試着したときに少しきついと感じるかもしれませんが、フィット感が強いほうが脱げにくく、水の抵抗を受けにくいという特徴があります。
機能性をチェックする
本格的に泳ぐのか、水中ウォーキングなど軽い運動をするのかなど、目的によっても必要な機能性は多少異なりますが、基本的な機能性はどんな目的でも同じです。以下の機能性をチェックしましょう。
ストレッチ性
ストレッチ性の高いスイムウェアは、体の動きに合わせて大きく伸び縮みするため、腕や脚などが動かしやすくなります。また、着替えるときにストレッチ性の高いスイムウェアだと、脱ぎ着がしやすくなります。
はっ水性
はっ水性が高いスイムウェアを選べば、スイムウェアが水を吸って重くなりにくく、水中でも軽い着心地で泳ぐことができます。
保温性
長時間水中にいたり、休憩中にプールサイドにあがったときに体が冷えてしまうこともあります。保温性のあるスイムウェアであれば、体が冷えにくいためおすすめです。
速乾性
速乾性が高いスイムウェアは水が乾きやすいため、プールからあがったときなど体が冷えにくくなります。
耐塩素性
練習頻度が高い人やなるべくスイムウェアを長持ちさせたい人は、生地が薄くなったりストレッチ性が低くなるなどの劣化が起こりにくいスイムウェアがおすすめです。
スイムウェアはプールの消毒剤に使われる塩素で劣化しやすいため、耐塩素性をチェックしましょう。
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スイムウェア(水着)の選び方は素材や機能性に注目するのがおすすめ!
スイムウェアは、素材や機能性に注目して選ぶことが大切です。
運動不足解消のために軽く泳ぎたい人は脱ぎ着のしやすい素材のスイムウェア、早く泳ぐための練習がしたい人は耐久性が高く適度なフィット感のある素材のスイムウェア、大会に出場するときは布帛素材などの締め付け感のあるスイムウェアなど、自分の泳ぎ方や泳ぐ場面に合わせて選んでみましょう。