野球のスパイクの種類や人気デザイン、おすすめのブランドを紹介

野球のスパイクの種類や人気デザイン、おすすめのブランドを紹介

  • 2021/09/29 (水)
  • 2024/02/28 (水)

野球のスパイクを購入する際には、どんな種類のスパイクがあるのか、人気の種類はどれなのかを知っておくことでスムーズに選ぶことができます。

また、せっかくなら人気ブランドでスパイクを選びたいという人もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、野球のスパイクの種類やデザイン、スパイク選びにおすすめのブランドを紹介していきます。

野球のスパイクには種類がある

野球のスパイクには種類がある

野球のスパイクと言うと、野球をするときに履くシューズのことを指すのが一般的ですが、シューズの靴底にあるスタッド(突起した部分)を指す言葉としても使われています。

野球のスパイクには「金属金具スパイク」と「ポイントスパイク」の2種類があり、それぞれ特徴が異なるため、まずは野球のスパイクを選ぶときの基本知識として、それぞれの特徴を把握しておきましょう。

金属金具スパイク

野球のスパイクには、金属製や樹脂製、ゴム製などがありますが、靴底に金属製の金具スパイクが付いているタイプが一般的です。

金属製のスパイクは、樹脂製やゴム製よりもグリップ力に優れているというメリットがあります。

ただし、少年野球では樹脂製やゴム製のスパイクの使用が定められていることもあるので、事前に確認しておきましょう。

埋め込み式・取替え式

金属製のスパイクには、埋め込み式と取替え式という種類があります。

埋め込み式は、スタッドが靴底に埋め込まれたタイプのスパイクです。走りやすく足への負担が軽減されるといったメリットがありますが、すり減ってしまった場合交換できないので注意が必要です。

取替え式とは、スタッドの交換が可能なスパイクです。すり減った場合やグランドの状態に合わせて交換ができるというメリットがありますが、金属部が多く重たいなどのデメリットもあります。

金属製のスタッドは使えば使うほどすり減ってしまうので、取替え式のほうが良いと思われがちですが、必ずしもそうではありません。

埋め込み式のほうが耐久性に優れていると言われており、軽くてプレーに支障も出にくいので、現在は埋め込み式のスパイクが主流となっています。

革底・樹脂底(アウトソールの違い)

野球のスパイクの靴底(アウトソール)には、樹脂製と革製の2種類があり、埋め込み式のスパイクは樹脂底のものが一般的ですが、取替え式のものには革底のスパイクもあります。

革底のスパイクの場合、使えば使うほど足になじむというメリットがありますが、耐久性が低く、足に負担がかかりやすい場合があります。

樹脂底のスパイクは、足に負担がかかりにくく、耐久性に優れているのが特徴です。

天然皮革・人工皮革・合成皮革(アッパー素材の違い)

野球のスパイクで、足の甲を覆う部分の素材をアッパー素材と言い、アッパー素材の違いによって履き心地が変わってきます。

一般的な種類として、天然皮革・人工皮革・合成皮革の3種類があり、天然皮革は足になじみやすく軽いのがメリットですが、耐久性に劣ることや、悪天候には向いていないことなどがデメリットです。

人工皮革や合成皮革は、天然皮革のように足になじむことはありませんが、耐久性と耐水性に優れているというメリットがあります。

ポイントスパイク

ポイントスパイクとは、樹脂製のスタッドが付いたスパイクのことで、土・人工芝・天然芝など、野球で使用されるすべてのグラウンドに対応できるスパイクです。

ポイントスパイクの場合、金具スパイクと比較するとグリップ力は劣りますが、軽量でクッション性に優れているため、足への負担を軽減することができます。

そのため、小学生には基本的にポイントスパイクを使用することが定められています。

野球のスパイクで人気のデザインは?

野球のスパイクで人気のデザインは?

続いては、野球のスパイクで人気の高いデザインの種類について紹介します。

人気のカット

野球のスパイクには、ローカット・ミドルカット・ハイカットの3つの種類があります。それぞれの特徴は、以下の通りです。

ローカット

ローカットとは、スパイクの履き口がくるぶしよりも下にくるタイプで、レギュラーカットと呼ばれることもあります。

ローカットタイプの野球スパイクは、軽量で足の自由度が高く、走りやすいというメリットがありますが、砂が入りやすいのがデメリットです。

そのため、ローカットタイプの野球のスパイクは、特に投手に人気があります。

ミドルカット

ミドルカットとは、スパイクの履き口がくるぶしの上部まで覆うタイプで、ミッドカットとも呼ばれます。

くるぶしを保護することができるので、クロスプレー(走者と野手が接近して行われるプレー)による捻挫などのリスクを軽減する効果があります。少しホールド感が欲しいという人におすすめのスパイクです。

ハイカット

ハイカットとは、履き口がくるぶしをすべてを覆って、足首全体を固定するタイプのスパイクです。

アキレス腱を痛めていたり、捻挫の癖があるという人向きのスパイクで、砂がシューズ内に入り込みにくいというメリットもあります。

ただし、足首がしっかりホールドされてしまうので、足を動かしにくく感じてしまうことがあります。

人気の色

これまで高校野球などでは、黒1色のスパイクのみ着用可という規定がありました。そのため、野球のスパイクについては、黒が定番の色となっています。

しかし、現在は暑さ対策のため白のスパイクの使用も認められています。そのほかの色では、主に赤や青、紺などのカラー展開が多いようです。

野球のスパイクを展開するおすすめのブランド

野球のスパイクを展開するおすすめのブランド

ここからは、野球のスパイクを展開しているおすすめのブランドを紹介します。

DESCENTE(デサント)

デサント_ロゴ

デサントは、日本のスポーツブランドで野球やスキーなどさまざまなスポーツのウェアを展開しています。

デサントの野球スパイクには、ベルトで足の甲を締めることができるコウノエベルトが採用されており、コウノエベルトで甲を締めることでスパイクと足の一体感が向上するとともに、指先で地面を捉えやすくなり接地時のブレの軽減が期待できるという仕様になっています。

また、GAINA※をインソール靴底面に塗布しているものもあり、地面からの熱の侵入を軽減できます。

※GAINAとは、株式会社日進産業による断熱塗料の長年の研究・開発により生まれた特殊セラミック断熱塗料。ロケット打ち上げ時に大気との摩擦により生まれる熱から機体や機器を守るために使用される、JAXAが開発した断熱塗料技術を応用したもの。

スパイク以外にも練習用ウェアや、バッティンググローブやストッキングなども展開しているので、1つのブランドで野球アイテムをそろえたいという人はぜひチェックしてみてください。

野球のスパイクは機能性・履きやすさに注目して選ぼう

野球のスパイクは機能性・履きやすさに注目して選ぼう

今回は、野球のスパイクの種類や人気のデザインについて紹介しました。野球のスパイクを選ぶ際には、まず所属するチームや団体の規定を確認する必要があります。

スパイクの種類やカット、カラーなどに細かな規定がある場合もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。

今回紹介したおすすめブランドには、パフォーマンスを向上するために開発された野球のスパイクを展開しています。野球のスパイクを選ぶときは、ぜひチェックしてみてください。

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