ソーシャルディスタンス◎な趣味として、ゴルフを楽しむ女性が増えています。ゴルフはプレー自体のおもしろさはさることながら、普段のコーディネートとはひと味違うファッションを楽しめるのも魅力の一つ。
そこで今回は、数々のゴルフメディアで活躍する実力派スタイリスト・高橋裕美さんが、コースで映える最強ゴルフファッションを紹介！
今年のトレンドを押さえた注目アイテム＆コーディネートは、ゴルフ女子はもちろん、これからゴルフを始めるビギナーも必見です！
ゴルフファッションの秋トレンドはこの3アイテム！
スタイリスト・高橋さんは自身もゴルフ好きということもあって、ゴルフファッションの流行に敏感。特に今シーズンは、そのトレンドに大きな変化が見られるそうです。
「ここ数年、ゴルフファッションはスポーティーなアスリートスタイルが定番でしたが、最近は特にカジュアル傾向にあります。
なかでも注目したいアイテムが、“秋色アイテム・地味かわボトムス・進化形フーディー”の3つ。
トレンドアイテムを1つ取り入れるだけで、手持ちの服で着回せるし、逆にほかのアイテムはそんなに考えなくても、トレンド感のある着こなしができるんですよ。」（高橋さん）
今シーズンのトレンドは、「秋色アイテム」「地味かわボトムス」「進化形フーディー」の3アイテム。それぞれのおすすめポイント＆着こなしテクを、人気ファッションモデル・伊藤ニーナさんのコーディネートと併せて見ていきましょう！
取り入れるだけで気分がアガる！「秋色アイテム」
秋になるとどうしてもダークカラーの服を選びがち。でも、ダークカラーをうまく着こなすのは意外と難しいと高橋さんは言います。そこで投入したいのが、鮮やかな秋色アイテムです！
「秋だからといって、深みのあるこっくりとしたカラーを選ぶのではなく、ワントーン明るめの色ものを取り入れると◎。例えば、オレンジを秋に着ることでコーディネートが新鮮に見えるんですよ。」（高橋さん）
夏のイメージが強いオレンジですが、実は1年を通して着られる万能カラー。もちろん秋コーデにもぴったり。白のボトムスと合わせて爽やかさを強調すると、より新鮮な印象を与えられます。
半袖ではなく長袖に変わるだけで、同じオレンジでも夏とは違った表情に。秋らしさのある華やかなコーディネートが楽しめます！
オレンジ以外にも、秋はパープルやグリーン、レッドといった鮮やかなカラーがおすすめ。
鮮やかな秋色は、それだけでコーディネートが華やかになるので、長袖やフルレングスパンツなどアイテムにボリュームが出てきても、色のおかげですっきりと見えるのだとか。さらにスタイルアップにも効果的！
「肌寒くなるこの季節は、少し地厚な素材のアイテムを取り入れるので、どうしてもコーディネートのシルエットがもったりとしてきます。鮮やかなカラーを取り入れることは、そういったバランスをすっきり見せる効果もあるんです！」（高橋さん）
シックカラーの総柄が旬！「地味かわボトムス」
今年の秋は総柄ボトムスも気分です♪柄アイテムは、選び方を気を付けないと子どもっぽく見えてしまうことも。そこを回避するためにも、今シーズンはダークトーンのシックカラーを選ぶのが正解。
これがスタイリスト・高橋さんおすすめの「地味かわボトムス」です！
「派手色の総柄だと、やっぱり合わせるアイテムのハードルが上がってしまいます。その点、ダークカラーの総柄はコーディネートしやすいのでおすすめ。
遠目から見ると“何の柄だろう？”っていうくらい地味な色使いが◎。思い切った総柄を選んでも、そんなに大げさな感じにならないので取り入れやすいんです。」（高橋さん）
「今までのゴルフファッションでは、スポーティーでアクティブなものが主流でしたが、今年はまたトラッドテイストが戻ってきている印象です。今のトラッド感には、少しビンテージ要素を取り入れていくと目新しく見えます。」（高橋さん）
チェックパンツは総柄ボトムスの定番。トラッドに回帰した今旬チェックパンツを取り入れる場合は、ビンテージ感やカジュアルエッセンスを意識してコーディネートするのがポイントなのだとか。
このほか高橋さんの注目は、落ち着きのあるグレンチェック、モノトーンのゼブラ柄、地味カラーのカモフラ柄のボトムス。どれもトレンド感があり、コーディネートしやすいのでおすすめだと話します。
「グレンチェックはもともとマニッシュな印象を持つため、プリーツなどデザインで甘さを加えるとコーディネートに華やかさが生まれます。ゼブラ柄はそれだけで派手さがあるので、白黒アイテムを合わせて全体をモノトーンでまとめると◎。
そして人気が復活気味のカモフラも、カーキではなく少し地味めな色を選ぶことでシックでかっこよく着こなせます。」（高橋さん）
街でも着られるデザインが魅力的！「進化形フーディー」
最後に紹介するのは「進化形フーディー」です。これまでのフーディーは素材使いもデザインもスポーティーでしたが、今シーズンは普段使いもできるほどシーンレスなフーディーに注目が集まっています。
「最近、ゴルフファッションのドレスコードが緩和されてきています。今までトップスは襟付きがマストでしたが、モックネックの浸透によりずいぶんと緩和され、カジュアルなコースではTシャツでも上にフーディーを着ていれば襟と見なされるくらい。
こういう背景もあって、ユーティリティデザインのフーディーが増えています。」（高橋さん）
ベーシックアイテムとして殿堂入りのフーディーをゴルフファッションに取り入れるなら、デザインにひとクセあるものが◎。例えば、この薄グレーのフーディー。遠くから見ると無地ですが、総柄デザインになっていて、近くで見るとニュアンスがあります。
「生地に光沢感があって、襟も高くてスポーティー。でもドロップショルダーになっていて、シルエットバランスが絶妙なので普段のファッションにも取り入れやすいはず。
ゴルフコースに出るだけではなく、練習に行くときにもそのまま着られるフーディーです。」（高橋さん）
さらにユーティリティなフーディーを高橋さんがピックアップ。「これゴルフウェアなの！？」と驚くほどデザイン性が高く、街でも問題なく着られます！
写真左のワンピースもれっきとしたゴルフウェア。1枚でラウンドにも対応し、ワンマイルウェアとして普段使いもOKです。
中央のニットフーディーは落ち感が出るので、女性らしい華奢見せを実現。ゴルフウェアには見えない万能デザインも魅力です。
右のフーディーはスウェットですが、光沢とハリ感のある素材で新鮮な印象に。ネオンカラーのコードも効いています。
「進化形フーディーに合わせるボトムスは、ショートパンツやタイトめミニスカート、あとはスキニーパンツなどがおすすめです。コンパクトなボトムスを合わせたほうが、フーディーのかわいさが引き立ちますよ。」（高橋さん）
トレンド感のある秋のゴルフコーデを楽しもう！
ゴルフファッションに詳しい、スタイリスト・高橋さんの推しアイテム＆コーディネートはいかがでしたか？ちょっとクセのあるアイテムを1点投入するだけで、コース映えするスタイリングがかないます。
秋だからといって地味なアイテムで全身を固めるのではなく、おしゃれプロのおすすめを取り入れて、ぜひトレンド感のある秋コーデを楽しんでください。
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