【テニス初心者必見!】まず身に付けたい「打ち方の基本」。自宅でのおすすめトレーニングも伝授!

【テニス初心者必見!】まず身に付けたい「打ち方の基本」。自宅でのおすすめトレーニングも伝授!

  • 2022/02/10 (木)
  • 2024/03/13 (水)

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そこで、テニスを始めたい・最近始めたというビギナーのために、まず習得すべき「打ち方の基本」を紹介。今回はスポーツトレーナーの武井敦彦さんに、その基本的なテクニックを教えてもらいました。

テニス初心者はもちろん、久しぶりにテニスを再開しようと思っている経験者も必見です!

撮影協力/楠クラブ

テニスでまず覚えるのは6つの基本ストローク

テニスでまず覚えるのは6つの基本ストローク

国内外のプロ野球チームでトレーナーとして活躍し、現在も日本代表のプロからジュニアアスリートのパーソナルトレーニングを行う武井敦彦さん。

ご自身も高校からテニスを楽しみ、ジュニアテニスアカデミーでも指導を行っているそうです。

今回、そんな武井さんに、ボールの打ち方の基本や正しいフォーム、テニス上達につながるトレーニング方法などを伺いました。

まずは、テニスの6種類の基本ストローク(コートに1回バウンドしてからボールを打ち返すこと)について、打ち方のポイントと合わせて教えてもらいました。

フォアハンドストローク

フォアハンドストロークについて解説する武井さん

ラケットを持っている利き手側でボールを打つ動作で、基本は片手によるスイングを行います。ラリーの中心はこの打ち方で、フォアハンドストロークでゲームを組み立て、チャンスがあればポイントを取りにいきます。

フォアハンドストロークの際の動き方を解説する武井さん

ボールに対して半身になり、重心を落として打点近くまでフットワークを使い動きます。

その際にラケットを引く(上肢をひねる)動作を行い、スイング開始と同時に上肢をひねり戻し、ボールを打ちます。フォロースルー(ボールを打った後の振り抜きのこと)は身体に巻き付くように行います。

バックハンドストローク

バックハンドストロークを解説する武井さん

非利き手側でボールを打つ動作で、両手を使う「ダブルハンド」と片手のみを使う「シングルハンド」があります。

シングルハンドは慣れるまで時間がかかるので、テニス初心者の方はまずはダブルハンドから始めると良いかと思います。

バックハンドストロークの体の動かし方を教える武井さん

フォアハンドと同様に、ボールに対して半身になり、重心を落として打点近くまでフットワークを使って動きます。

その際に左手主導(右利きの場合)でラケットを握り、ラケットを引く(上肢をひねる)動作を行い、スイング開始と同時に上肢をひねり戻し、ボールを打ちます。フォロースルーは身体に巻き付くように行います。

フォアボレー/バックボレー

ゲーム中にネット近くまで出て、ノーバウンドで返球するのが「ボレー」です。このボレーを利き手側で行うのが「フォアボレー」、非利き手側で行うのが「バックボレー」です。

ストロークのようにラケットを引かず、身体の前でボールをコンパクトに捉えることが重要になります。

そのため身体の正面でラケットを構え、ボールに対して身体ごと押し込むようにし、ラケットを引かずにボールの力を利用して打球します。また、打球方向にきちんとラケットの面を向けることも大事。

サーブ

ポイントを始めるにあたり、ベースライン上から対角線上のサービスボックスに入れるショットのこと。基本は非利き手でボールを頭上に上げ、利き手でボールを打ちます。

サーブの打ち方は、身体を半身にし、ボールを頭上少し前にトスを上げ、ノーバウンドで打球します。サーブを打つ際に、腕だけの力を利用せず、両脚からのパワーを上手に活用しながら打つことが重要になります。

関連記事:テニスのサーブをうまく打つには?初心者向け上達のコツを解説

スマッシュ

ゲーム中にネット近くまで出ることができ、相手から軌道の高いボールが返球されたとき、ボールをノーバウンドまたはワンバウンドさせてから、サーブの動作と同じように頭上でボールを捉えてポイントを取りにいくショットです。

身体を半身にし、非利き手で落ちてくるボールを捉えるようにし、利き手側でボールを捉えます。打球の際はボールを地面に打ち付けるように、ラケットヘッドの角度をやや下に向けるように行います。

打ち方の正しいフォームを身に付ける

打ち方の正しいフォームを身に付ける

打ち方の基本にして極意とも言えるのが、ストロークです。

ストロークとは、コートに1回バウンドしてからボールを打ち返すことを言います。テニスビギナーがまず覚える打ち方で、ストロークが上手に打てるようになればラリーも楽しめます。

そこで、フォアハンドストロークとバックハンドストロークについて、構えや正しいフォームなど、打ち方のポイントをさらに掘り下げて、武井さんに解説してもらいました。

スクエアスタンスで体重移動を意識しよう!

スクエアスタンスの体重移動について解説する武井さん

打球する直前の足の構えを「スタンス」と言います。

スタンスは、ボールに対して開いて構える「オープンスタンス」、斜め45度ぐらいに開く「セミオープンスタンス」、ボールに対して半身になる「スクエアスタンス」、スクエアスタンスの後ろ足を背中側に引いた「クローズスタンス」の4つが基本になります。

フォアハンドもバックハンドも、最初はスクエアスタンスでボールを打つのが基本。ラケットは後ろから前に向かってスイングするので、半身に構える「スクエアスタンス」は体重移動がしやすく、ボールを打ちやすいんです。

テニスはしっかり踏み込んで打つことが大事!

踏み込む大切さを伝える武井さん

特にストロークは、フットワークを使ってボールを打ちやすい位置に入り、しっかり踏み込んで打つことが大事です。

しっかり踏み込むことで、スクエアスタンスで構えている状態からスムーズに体重移動が可能。その結果、上半身をしっかりひねることができるので、力強いボールを打つことができます。

テニス初心者にありがちなのが、腕の振りだけでボールを打つ「手打ち」。

これは体重移動や上半身の回転がないことが原因です。しっかり踏み込めば自然と全身運動になるので、手打ちになることもありません。

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