夏のマストアイテムでもある半袖シャツは、長袖シャツと比べて肌の露出が多い分カジュアル度は高くなるものの、選び方によってはプライベートでもビジネスシーンでも活躍します。
この記事では、半袖シャツの選び方や素材、コーディネート方法などを紹介します。半袖シャツのコーディネートに悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてください。
半袖シャツは1年中使える便利なアイテム
半袖シャツは、爽やかな見た目と着心地の良さから夏の定番アイテムと言えますが、夏に限らず1年中使える便利なアイテムでもあります。
そこでまずは、半袖シャツがおすすめの理由を紹介していきます。
インナーとしても使える
夏は1枚で着ることの多い半袖シャツですが、冬はインナーとしても活躍するアイテムです。寒い冬の時期でも、暖房の効いた室内では暑さを感じることもあります。
そんなとき、半袖シャツをインナーとして着ておけば、暑くなったらジャケットやカーディガン、パーカーなどを脱いで調節をすることができるため、暖房が効いた室内でも快適に過ごすことができるでしょう。
さまざまなファッションになじむ
半袖シャツは襟のあるものから、襟のないものまでさまざまな種類があるため、休日のリラックスしたカジュアルファッションから、フォーマルファッション、ビジネスシーンでも活用することができ、素材の種類によって印象を変えることも可能です。
どんなファッションにもなじむおしゃれな半袖シャツがあれば、コーディネートの主役として着るのはもちろん、重ね着コーデを楽しむこともできるため、コーディネートの幅を広げたい人はぜひ取り入れていきたいアイテムと言えるでしょう。
半袖シャツの選び方
半袖シャツと言っても、さまざまな種類が展開されています。続いては、半袖シャツのおすすめの選び方を紹介します。
襟のタイプで選ぶ
半袖シャツを選ぶときは、襟のタイプに注目しましょう。
カジュアルファッションで半袖シャツを取り入れるときは、襟の丸くなったラウンドカラーシャツや襟のないノーカラーシャツなどを取り入れると、ひと味違ったおしゃれな着こなしを楽しめます。
また、半袖シャツをビジネスシーンで活用する際は、ネクタイを締めていなくても見た目の印象が良いボタンダウンシャツを選ぶのがおすすめです。
また、第一ボタンを外したときに襟がはだけてしまうとだらしない印象になるため、第一ボタンを外してもシルエットが崩れないかはチェックしておきたいポイントです。
機能性をチェックする
半袖シャツを選ぶときは、機能性も重視することが大切です。特に夏の暑い時期は汗をかきやすいため、吸汗速乾性のある半袖シャツがおすすめです。
また、半袖シャツにはインナーが透けてしまうものもあるので、ビジネスシーンなどでインナーが透けるのを避けたい人は、透けにくい半袖シャツを選ぶと良いでしょう。
シワになりにくいものを選ぶ
普段から半袖シャツを取り入れたファッションをするなら、なるべくシワになりにくいものを選ぶのがおすすめです。
半袖シャツは素材によってはシワになりやすく、アイロンをかける手間がかかります。形態安定シャツやポロシャツのような素材など、シワになりにくいものを選びましょう。
デザインにもこだわる
半袖シャツには、襟の形はもちろん、シルエットや素材、カラーにも種類があり、さまざまなデザインのものが展開されています。
夏には半袖シャツがコーディネートの主役となることもあるため、デザインにもこだわって選びましょう。普段からシンプルな服装が多いという人は、柄ものの半袖シャツを選ぶとコーディネートのアクセントとなります。
反対に、普段から柄ものが多いという人は、無地でシンプルな半袖シャツを1枚持っておくと、ほかのアイテムの邪魔をせず、コーディネートに取り入れやすくなります。
また、個性的なポケットの付いたものや、オーバーサイズのものなどのデザイン性が高い半袖シャツや流行を押さえた半袖シャツを選ぶのもおすすめです。
重ね着のしやすさで選ぶ
半袖シャツは1枚で着るのはもちろん、重ね着コーデにも活躍するアイテムです。幅広いコーディネートを楽しみたい人は、重ね着しやすい半袖シャツを選ぶようにしましょう。
オーソドックスに裾を見せた重ね着をしたい場合は、トップスとの丈の長さの差が指3本分ほどあるとバランス良くシャツが見えるため、こなれ感を演出することができます。
丈の長さで選ぶ
半袖シャツはボタンを留めて着るだけではなく、羽織りとして着ることもできます。
羽織りとして半袖シャツを着る場合は、丈の長さによって印象が変わってくるため、ボトムスと合わせてアンバランスにならないように丈を選びましょう。
また、ビジネスシーンで半袖シャツを着用するのであれば、長い丈のシャツでは動いているうちに摩擦によって裾がパンツから出やすくなり、だらしない印象になってしまいます。
タックインしやすく、丈幅が長すぎない適度のサイズを選ぶようにしましょう。
半袖シャツの素材の種類や特徴とは？
半袖シャツは素材や形状によってさまざまな種類があり、それぞれ見た目の印象、適したシーンなどが変わってきます。
ここでは、半袖シャツの選び方と合わせて知っておきたい、半袖シャツの種類や特徴を紹介します。
ポロシャツ
ポロシャツとは、ニット生地で作られた襟の付いた半袖シャツを指します。綿（コットン）やポリエステル、混紡繊維などさまざまな素材のものがあり、鹿の子や天竺など、生地の種類も豊富です。
ゴルフやテニスなどのスポーツウェアとしても活躍するポロシャツは、通気性や吸汗速乾性に優れたものが多く、汗をかいても蒸れにくくサラサラとした肌触りが特徴です。
ワイシャツ
ワイシャツとは、ビジネススーツの下に着るようなシャツの総称です。
ワイシャツと言えば長袖が定番でしたが、クールビズが流行した2011年頃からビジネスシーンで半袖ワイシャツを着る人が増え、半袖のワイシャツはノーネクタイで第一ボタンを外し、タックインして着用するのがスタンダードになっています。
ワイシャツの素材は、綿（コットン）100％のタイプが最もポピュラーですが、ポリエステルや混紡繊維で作られたシワになりにくいワイシャツもあります。
ボタンダウンシャツ
ボタンダウンシャツとは、襟の先が開かないよう襟先の小さなボタンで留められたシャツのことです。襟がきれいに立つため見た目の印象が良く、ビジネスからカジュアルまで幅広い着こなしができます。
ボタンダウンシャツの素材としては、オックスフォード素材やブロード素材などの織り方に特徴があり、オックスフォードは若干カジュアルな印象、ブロード素材はドレスライクな印象を与えます。
オックスフォードシャツ
ボタンダウンシャツの素材として説明したオックスフォードは、オックスフォードシャツと呼ばれることもあります。
オックスフォードシャツは、比較的太い糸を使うため厚みや硬さがあり、シワが付きにくいのが特徴です。通気性にも優れるため、半袖のオックスフォードシャツはスポーツウェアに用いられることもあります。
リネンシャツ
リネンシャツとは、麻素材を用いて作られたシャツのことで、通気性や吸水性に優れ、サラッとした肌触りが特徴です。汗をかきやすい夏でも着心地が良く、見た目も夏らしい爽やかな印象を与えてくれます。
ただし、白のリネンシャツにはインナーが透けやすいという特徴があるため、1枚での着用は避けたほうが無難です。リネンは素材自体に清涼感があるため、ブラウンやネイビーなど濃い色の半袖シャツを着ても重い印象になりにくいでしょう。
無地のリネンシャツをはじめ、ストライプやドットなど柄もののリネンシャツも販売されているため、夏のコーディネートの幅を広げるアイテムとしてもおすすめです。
デニムシャツ
デニムシャツとは、厚手で耐久性が高く、縦糸にブルー系の染料糸、横糸には白糸が使用されたデニム素材のシャツを指します。
定番のインディゴブルーだけではなく、ウォッシュ加工によってさまざまな濃さのデニムシャツが販売されています。
また、半袖のデニムシャツは一般的なデニムよりは薄手に作られていて、Tシャツやタンクトップの上に着る羽織りとしても人気です。
ブロッキングシャツ
ブロッキングシャツとは、1枚のシャツに複数の色の生地が組み合わさったシャツのことです。
半袖のブロッキングシャツはデザイン性が高く、左右対称のものから無作為なデザインまでさまざまな種類が展開されています。
見た目の印象が強く、シンプルなボトムスと合わせるだけでコーディネートの主役となるため、周りと差をつける個性的なおしゃれを楽しみたい人におすすめです。
ワークシャツ
ワークシャツとは、元々は作業を行うために作られたシャツのことで、汚れが目立ちにくいカラーや、丈夫な作りが特徴のシャツです。
半袖のワークシャツは左右に胸ポケットが付いていて、シルエットも少しルーズになるため、ストリートコーデに活躍します。
半袖シャツはオン・オフ使える！おすすめのコーディネート方法は？
半袖シャツの選び方や種類について紹介してきましたが、ここからはオン・オフどちらでも活躍する半袖シャツのおすすめコーディネート方法を紹介していきます。
おでかけシーンでの着こなし方
街歩きやレジャーなどのおでかけシーンで半袖シャツを着こなすなら、Tシャツやタンクトップと合わせた重ね着コーデがおすすめです。
例えば、グレーの半袖シャツの下に白のＴシャツやタンクトップをタックインし、ベージュのチノパンツをはくことで、休日のリラックス感があり、かつおしゃれな半袖シャツコーデに仕上がります。
また、ワイドパンツを取り入れれば、抜け感もプラスすることができるでしょう。
ほかにも、せっかく半袖シャツを着るなら、アロハシャツやドットのような柄ものシャツに挑戦してみるのもおすすめです。
ポップなイメージの強い柄ものの半袖シャツも、重ね着するインナーを白にすれば、爽やかさをプラスすることができ、チノパンツやデニムパンツと合わせるだけでおしゃれに決まります。
ビジネスシーンでの着こなし方
ビジネスシーンで半袖シャツを着る場合は、白や青の半袖ワイシャツかボタンダウンシャツが基本となります。
白の半袖ワイシャツは学生のような印象になりがちのため、スラックスではなくフェード感のあるネイビーパンツと合わせて、清潔感とこなれ感をプラスするのがおすすめです。
また、ボタンダウンシャツなら、ノーネクタイで第一ボタンを外しても襟がしっかりと立つため、1枚でタックインして着るだけできちんと感のある着こなしができます。
アウトドアの着こなし方
アウトドアシーンで着用する半袖シャツは、デニムシャツやワークシャツがおすすめです。
ワークシャツであれば、シャツ自体にポケットが付いているため、アウトドアを楽しんでいる最中にスマホや小銭など、ちょっとしたものを入れることができます。
また、紫外線対策や虫対策で肌を出したくないという人は、長袖のTシャツの上からワークシャツなどの半袖シャツを重ね着してみるのも良いでしょう。
また、デニムシャツを羽織りとして着ると、アウトドアシーンに合ったコーディネートに仕上がります。
半袖シャツはプライベートでもビジネスシーンでも活用できるアイテムです。しかし、せっかくお気に入りの半袖シャツを買ってもおしゃれに着こなすことができず、タンスの肥やしになっているという人もいるのではないでしょうか。この記事では、半袖シャツ[…]
半袖シャツを展開するおすすめブランド
次に、半袖シャツを展開するおすすめブランドを紹介します。機能性が高く、おしゃれな半袖シャツがそろっているためぜひチェックしてみてください。
DESCENTE（デサント）
デサントはさまざまなスポーツウェアを展開する日本のブランドで、デザイン性かつ機能性の高い洗練されたアイテム展開が特徴的です。
ウォーキングやランニングなどの運動時はもちろん、ビジネスシーンにも取り入れやすい半袖シャツも多く、オン・オフどちらにも活用できるものを見つけることができるでしょう。
le coq sportif（ルコックスポルティフ）
ルコックスポルティフはフランス発祥の人気スポーツブランドで、鮮やかな色使いを取り入れた高いデザイン性が魅力的です。
ルコックスポルティフの半袖シャツは、スポーツブランドのウェアとは思えないほど日常使いがしやすいアイテムがそろっているため、老若男女問わず人気があります。
多彩な色を取り入れたデザイン性の高い半袖シャツを探している人は、チェックしてみましょう。
umbro（アンブロ）
アンブロはスポーツ要素を残しながらも、モダンなアパレルファッションをサッカーアイテムに取り入れている人気のスポーツブランドです。
アンブロの半袖シャツは、アンブロ独自開発の立体組織によって、汗をかいても肌に張り付きにくい機能性の高さが特徴的です。
また、シンプルかつスタイリッシュなデザインだけではなく、遊び心のあるかわいらしいシャツまで展開されているので、半袖シャツ選びが楽しくなるでしょう。
Munsingwear（マンシングウェア）
マンシングウェアはアメリカで誕生した世界初のゴルフウェアブランドで、ペンギンマークが印象的です。
スポーツウェアだけではなく、リゾートウェアなど多岐にわたるゴルフウェアを展開しており、普段使いできる半袖シャツも豊富に取りそろえられています。
特にマンシングウェアの半袖シャツは、きっちりとしたシーンで着ても違和感がなく、スポーツアイテムと合わせラフに着用してもおしゃれに決まります。
半袖シャツは素材・機能性・形などをチェック！
半袖シャツは夏の定番アイテムの一つですが、着こなし方によっては1年を通して着ることもできるため、素材や機能性、形などをチェックして、着回ししやすいものを選ぶのがおすすめです。
素材や機能性に優れ、着回ししやすい半袖シャツを探しているという人は、今回紹介したおすすめブランドの半袖シャツをぜひチェックしてみてください。
